はじめに #

5ボイスのアナログ・シンセシスを、ポリティンバーでコントロールし、モジュレーションする。私たちは10年にわたるモジュラー探求から得たアイデアをもとに、ポリフォニーへの新しいアプローチを再構築しました。
各ボイスは、その倍音のenergyによって形作られ、3つの基本的なtimbreモードによって、さらに豊かな領域へと踏み込んでいきます。シンプルなサブオクターブやノイズなどの波形から、フリーケンシー・モジュレーション、そしてフォルマント・シンセシスへ。すべてはローパス・ゲートを通過して、サウンドにバランスを与え、ときには強いアクセントを生み出します。
本機にはデジタルのマルチエフェクトはありません。あるのは、マシンの中に潜むspectresだけです。3つのフィルター、2つのディレイ、そしてフィードバックによる唯一無二の独自構成。そして前面に配置されたこのレゾナント・ボディは、演奏するために存在しています。シーケンスやモジュレーションも可能であり、さらにフィードバックされるのはサウンドだけではありません。その見た目でもすべてが滑らかに循環し、展開し続けるサイバネティクスを生み出しています。
そして、モジュレーション!あらゆるものを、あらゆるものへマッピングできます。触覚的な入力をその場で拡張し、マッピングそのものをひとつのパフォーマンスへと変えていくことを可能にしています。ソースは各ボイスに対して動的な位相を提供して、相対的な時間軸の中でストレッチされます。Gesturesでは、5つのレコーダーに変化を記録し、演奏を上書きするのではなく、その可能性を拡張します。そして、そのすべてを思いのままに時間軸上でねじ曲げることができます。
Atriumは正に「深く学び続けることのできる楽器」です。そして素早く変化させたい瞬間には、いつでも即座に呼び戻すことができます。USB、MIDI、CV入力による拡張にも対応しています。
プレイヤーズ・マニュアル #
私たちは、単なる技術的な説明だけではなく、あなた自身の発見へと飛び込んでいくためのきっかけも含んだマニュアルを作りたいと考えました。Atriumは非常に奥深い楽器です。最初からすべてが完全に理解できるとは思わないでください。ある程度の慣れが必要な要素もあるため、ときどきこのマニュアルに戻ってくることで、新しい発見があるはずです。
同時に、最初から順番にすべて読む必要もありません。ただし、私たちはこの順番で読むと分かりやすいと思っています。Atriumを実際に演奏することが、いつでも最高の先生です。手元にAtriumがあるなら、このマニュアルの説明や例を読みながら、ぜひ実機でも試してみてください。言葉や写真だけでは説明しきれないこともあります。
最後に、このマニュアルは今後も成長していくドキュメントです。プロジェクトの発展に合わせて、内容を追加・更新していきます。現在の内容は最新ファームウェア、バージョン1.1.0に基づいています(変更履歴はこちら)。
表記について #
このマニュアルでは、文章を読みやすくするために、いくつかの書式を使い分けています。
このようなコールアウトでは、プレイヤーズ・マニュアル内でさらに詳しく読むための関連項目を案内します。
Features:囲みテキストが表示されている場合、Atriumの中心的なコンセプトや機能について説明しています。これらは色別で分けられています。
ハードウェア操作とfeature:紫色の囲みテキストは、Atrium本体を実際に操作するための指示を表しています。
黄色の囲みテキストでは、説明している内容について、より広い背景情報や技術的な情報を提供します。
オレンジ色の囲みテキストでは、さらに試してみるための操作方法を案内します。