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(本記事の情報は2023/11/13時点のものです。)
アンブレラカンパニーのペダルを試せるお店と、信頼のおけるスタッフ様方をご紹介するTonal Hometown。今回は宮地楽器ららぽーと立川立飛店をご紹介。EAEを製品をご自分の活動でも使っていらっしゃる、エフェクター担当浅井さんのインタビューも必見です。
立川駅から多摩モノレールで3分ほどの「立飛駅」を出てすぐ、ららぽーと立川立飛3階にある宮地楽器立川立飛店。 店内には軽音楽器をはじめ、管楽器、ピアノまで幅広く取り揃えるほか、リペアブースも併設。
ギターのラインナップは国産から輸入のハイエンドまで、興味をそそるギターが並んでいます。 中でもStrandbargが並ぶ棚は圧巻。
そんな店内で一際目を引くのが、個性的なペダルが大きなショーケースいっぱいに並ぶエフェクターコーナー。 国内外のメーカーから取り揃えられた色とりどりのペダルはどれも興味深く、目移りしてしまうほどのラインナップです。
今回はこのエフェクターコーナーを担当する、宮地楽器ららぽーと立川立飛店 浅井さんにお話を伺いました。
宮地楽器ららぽーと立川立飛店でエフェクターの担当をしております、浅井と申します。よろしくお願いします。
普段はバンド活動も行いながらこの仕事をしています。野外フェスや大きなライブ会場、小さなライブハウス、レコーディングなど様々な環境での演奏経験があります。現役で現場で演奏をしているからこその目線でお話ができるかと思います。
高校生の頃からバンドをやっていたので、そこからエフェクターのことを勉強していくうちに好きになった気がします。高校生のときにZOOMのG3を購入し、そこでエフェクターの基本的な機能を知りました。
そこから様々なエフェクターを買っては売りを繰り返し、自分なりのボードを組むのが楽しみで仕方なかった覚えがあります。小さい頃からブロックで自分が作りたいものを作ったり、ミニカーを集めたりするのが好きだったので、その延長線のような気がします。本質的には好きなものを集めて、自分が理想としているものを作り出すという行為が好きなんだと思います。エフェクターで好きな音を出してライブをしたり曲作りしたりするのと何も変わってない気がします。
Fuzzが好きな理由は、いろいろな音が出せるところです。単純な理由なんですが、それに尽きます。
一括りにFuzzといっても、Octaviaのようなオクターブファズ、BIG MUFFのような音の壁を感じる轟音系、手元のボリュームコントロールでカラッとしたクリーン〜クランチにできるところまで、奥が深いし、弾いていて面白いところが好きです。
自分より一枚上手(うわて)な感じというか、「これを弾きこなせるようになりたい!」という気持ちにさせてくれる、「ギター上手くなりたい!」と思わせてくれるFuzzを求めてしまいます。音楽的なインスピレーションや成長の機会を与えてくれるじゃじゃ馬さを求めます。
とにかくマニアックな店であることです。。良い意味で「変なラインナップ」と思っていただけるように日々情報を収集しています。
アンブレラカンパニー取り扱い製品の中でもDeath By Audio(以下DBA)、Electronic Audio Experiments(以下EAE)、Chase Blissなど強烈な個性があるものをチョイスしています。また、マニアックなものでいうとWorld Trade Gearという名目で、宮地楽器で独自的に輸入をしている製品もあります。World Trade Gearは基本的に当店とMIYAJI GUITARS KANDAにしか置いていないので、ご来店の際はぜひ試していただきたいです!
なかなかお店で試せないペダルだからでしょうか。ぜひ試して魅力を知っていただきたいという気持ちが大きいです。どちらも個人的に非常に気になっていたブランドというのも理由です。
EAEは純粋に見た目が好きなのと、0xEAE Fuzzを初めて弾いたときに虜になってしまったのが導入の理由です。DBAはずっと気になっていたんですが、よくイベントで一緒になるバンドのギターヴォーカルの方がINTERSTELLAR OVERDRIVERを使用していて、本当にいい音だったのでいつかお店に置きたいなと思ったのが理由です。音は大きいんですけどうるさくなくて、一段階サウンドの腰が低くなる感じがたまりません。
どちらのブランドも、真っ当で使いやすいペダルを容易に作ることができる技術力もあるであろうブランドなのに、あえてそれをやらない漢気を感じます。 それが両ブランドの強烈な個性の要因なのかなと思います。あらゆる「いい音」を知った上でこのサウンドを狙ったんだろうなという、一周回りきった感じが好きです。
EAEの新作、Eldritch Blastです!!ぶちぶちしているのにどこかシルキーで滑らかな感じ、ヘビーなリフをかき鳴らしたくなるようなアイコニックなサウンドなのが好みです。
Chaosスイッチでグリッチ系のサウンドになるのも面白いなと思います。Devi Everを意識したサウンドなのもポイントが高くて、自分自身、AENIMAを購入して使用しているので、胸が熱くなります。
愛用しています!!0xEAE Fuzzらしい鋭利なサウンドが必要なフレーズで使用しています。デジタルアンプ(Kemper)でVOX AC30のリグを立ち上げてRECしたのですが、IRをオフにし、キャビネットを通さない音で録りました。そこに0xEAE Fuzzをかけるという非常に挑戦的なことをしてみました。キャビネットを通さないと、ただでさえもトレブルが目立つのですが、0xEAE FuzzのWEIGHTつまみでいい塩梅にサウンドの腰を低くしつつ、TEXTUREツマミで0xEAE Fuzzらしい鋭利なオクターブをバランス良く足しました。
曲調的にはテンポも早く、カオティックな印象な曲なので、思い切ったことをしてみました。0xEAE Fuzzに背中を押してもらった気がします。
(0xEAE FuzzとDevi Ever FX AENIMA使用の新曲はこちらから→https://linkco.re/dgFtqZT4)
非常にマニアックなもの、他のお店さんでは見かけないものも多いので、ぜひ試すだけでも、お気軽にいらしていただければと思います。 お待ちしております。
(2023/11/13時点)
宮地楽器ららぽーと立川立飛店のエフェクターコーナーには、国内外問わず個性的なエフェクターが集結しています。 なかなか実機をお目にかかれない製品もチラホラ。
アンブレラカンパニー取り扱い製品は先述のDeath By AudioやEAE製品のみならず、Chase BlissやBeetronics、29 Pedalsなどもお取り扱い頂いています。Umbrella CompanyブランドのMayonaise Fuzzの姿も。
仕事帰りや学校帰りに宮地楽器ららぽーと立川立飛店にぜひお立ち寄りください。
夕暮れ時の帰り道、馴染みのホームタウン。あなたの日常のすぐ近くで、クリエイティブなペダルが輝いています。