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WesAudioは、2010年に創立されたプロオーディオメーカーです。

WesAudioは2つの部門に分かれており、1つは「ng500」シリーズを代表とするデジタルリコールを備えたアナログプロセッサ、2つ目はクラシックのピュアなアナログ機器を担当しています。

それぞれの部門は同じ目標を共有し、優れた最新機能を備えた美しいサウンドのアナログ機器を作成し、そのすべてを手頃な価格で提供しています。

今回は「_HYPERION」の魅力を纏めてご紹介いたします。

_HYPERIONは、ミックス時のトータルEQやマスタリングEQとして、またはDUALモードでギターやベースなどの素材に、目的に応じて細かいところまで作り込むことができる、API500モジュール互換「NG500」の規格に対応した4バンド・2チャンネルのパラメトリックEQです。

API500モジュールの2スロット分のコンパクトなサイズに、ミックスからマスタリングまで対応できる柔軟な機能と高品質なサウンドを収めています。

https://umbrella-company.jp/wesaudio_hyperion.html


プラグイン・コントロール+アナログ・サウンド】

_HYPERIONの一番の売りは、アナログ回路のイコライザーでありながら、全てのパラメーターのコントロールをDAWシステムからプラグイン(AAX/VST2/VST3/AU)上で行えることです。

全てのパラメーターの「リコール」機能はもちろん、オートメーションまで使い慣れたプラグインと全く同じように行うことができます。ロータリーノブを使いながら、12個のロータリーノブはタッチセンシティブに対応しているため、フィジカルにコントロールしながらオートメーションを書くこともできます。1チャンネルあたり18個ものVCAを使うことにより、従来のアナログ回路のEQでは実現できなかった周波数やブースト/カットなどの各パラメーターのオートメーションもノイズレスでスムーズに再現できるところは、_HYPERIONの大きな魅力です。

また、ハイパス・フィルター(12dB/Oct または 6dB/Octスロープの切替可能)、アナログのサチュレーションを付加できる2段階のTHDモードも搭載し、より詰めた音作りに対応しています。


【5dB/15dBのレンジ切替(積極的な音作りから、繊細な調整まで対応)】

イコライザーのブースト/カットのレンジを5dBまたは15dBから選択できます。例えば、デュアルモノで15dBモード(0.25dBステップ、最大15dBのブースト/カット)にして、それぞれの楽器に大胆なEQを掛けることもでき、またミックスの最終段のトータルEQとして使う場合には、5dBモード(最大5dBのブースト/カット)で0.083dBステップの繊細な調整にも対応できます。ヘッドルームは+24dBuと余裕を持たせているため、積極的なサウンドメイキングができます。


【プラグイン・コントロールの画面上でEQの周波数カーブを視覚的に確認】

_HYPERIONはプラグインを扱うのと同じ操作感で、プラグインソフトウェアの画面上で現在の周波数カーブを視覚的に確認しながら、アナログ回路のEQをコントロールして、より効率的で確かなサウンドメイキングを行うことができます。

【主な特徴】

・DAW、Live PAのプラグイン(VST/AU/AAX)によるトータルリコールに対応
・ステレオ / デュアル・モノ / MSオペレーション・モード
・4バンドEQ(5dbまたは15dBのブースト/カット・レンジ切替)
 High: 2kHz ~ 25kHz (ピーキング or シェルビング)
 High-Mid: 600Hz ~ 8KHz(w/ Qコントロール)
 Low-Mid: 200Hz ~ 2.5KHz(w/ Qコントロール)
 Low: 30Hz ~ 350Hz (ピーキング or シェルビング)
・サチュレーションを加えられるTHDモード
・ステレオ/デュアルモノ/MSに対応
・トゥルーバイパス搭載(各バンドごとに独立したバイパス・スイッチを用意)
・2つの設定のA/B比較機能

コントロールプラグインは、以下より無償でダウンロードできます。
※AAX/AAX DSP/VST3/VST2/AUに対応

まだ本体をお持ちでなくても、プラグインの画面を立ち上げてWes Audio ng500シリーズの各製品の確認をすることができます。

 

_HYPERION サウンドレビュー

レコーディングエンジニア
渡辺 修一 氏

「ミックス時のEQは暫くプラグインしか使っていませんでした。
最終段にはプラグインを減らしたいなと思っていたのですが、リコールのことを考えるとハードはなかなか難しく、プラグインと同じようにリコールも容易に出来る_HYPERIONは発表されてからとても気になっていました。」

「今回のテストでは主にトータルに、_DIONEの後に繋いで使ってみました。Wes Audio製品全般に感じるのですが、_HYPERIONも色付けが抑えられていて素直な掛かり具合です。
個人的にChandler Limited Curve BenderのステレオEQの通すだけで音に変化が起こるハードウェアならではの良さが好みですが、_HYPERIONはCurve Benderとは異なるタイプのEQで、通しただけでは音は変わりません。」

「調整しやすい素直なEQという位置付けですね。ある意味プラグインのように細かく微調整にも対応出来るので補正しやすいです。」

「もちろん積極的に音を作る際にも使えます。例えば高域は15kHz辺りから持ち上げるような使い方にはスムースにハイエンドが伸びてきますし、上下を伸ばすちょっとドンシャリ気味な音像も自然で気持ち良い感じです。」

「ステレオ、Mide/Side共にプラグインとは違うハードウェアらしい良さを感じました。
_HYPERIONの操作はほぼソフトウェア側で行いましたが、操作感は他のプラグインのEQと変わらないですね。操作はプラグインなのに音はハード、使いやすいです。」

「5dB/15dBの(ブースト/カットの)レンジ切替があるのも便利ですね。
ソフトウェア上でコントロールする分には、15dBモード(0.25dBステップ)で自分は充分でした。マスタリング作業や本体のつまみでコントロールする場合には、5dBモード(0.083ステップ)で使うと良いのかもしれないです。_DIONEにも付いているTHD(_HYPERIONと_DIONEはTHDレベルが若干異なります)や可変のハイパスフィルターも備えているし、セッティングのA/B比較にも対応していて、機能も充実しています。」

「またオシレーターで1、2chの位相のズレを確認してみたのですが、この価格帯のハードウェアのステレオEQと考えるとズレが少なくて優れていると思いました。
位相のズレが少ないことはステレオEQを使う上で重要なポイントなのですが、20万円以下の価格帯の他のブランドのステレオEQでは、ここまで良くはないのでマスターには使えないものが多いんです。
色付け無くクリアーなサウンドのハードウェアのステレオEQを探している人に、リコールやオートメーションにも対応した_HYPERIONは勧めやすいと思いました。」

※Sound & Recording magazine(2021年2月号)に掲載されたWes Audioの特集ページにも、渡辺修一氏の_HYPERIONのレビューが掲載されています。
特集記事のインタビュー全文を含むすべてを以下の「サンレコの公式Webサイト」ですべて無料で読むこともできます!

https://www.snrec.jp/entry/product/the-beautiful-world-of-wesaudio

Wes Audio _HYPERIONはデモ機をご用意しております。
ご興味のある方は、お近くの販売店、または弊社までお問い合わせください。

https://umbrella-company.jp/sales.html

https://umbrella-company.jp/demonstration.html

 

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