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Umbrella Company HP-ADAPTER / BTL-ADAPTER
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HP-ADAPTER / BTL-ADAPTERは、リファレンスサウンドのためのヘッドホン専用バッファーアンプです。
ヘッドホン出力端子とヘッドホンの間に生じる干渉を排除し、前段からの信号を音質劣化なく取り出します。
信号は新開発「アクティブZEROインピーダンス出力回路」によって"フラットな駆動電圧"に自動調整され、あらゆるヘッドホンを理想的に駆動します。
オーディオI/Oやキューボックスなどの音楽制作機材、ユニバーサルプレーヤーやDAP、PCなどの再生機のヘッドホン出力に接続するだけで、従来の使い勝手を変えることなく音質をアップグレードできます。
「音が悪くなる要素は何もない、音が良くなる要素も何もない」 リファレンスサウンドとはこうあるべきです。
標準ステレオフォン仕様(HP-ADAPTER)と、BTL駆動仕様(BTL-ADAPTER)の2タイプをご用意しております。
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HP-ADAPTER / BTL-ADAPTERは、ダイレクト・カップリング出力で低い方は直流までの再生能力を持っています。そのため、DCオフセットはきちんと対策する必要があり、本機では一台ずつトリミングしてDCオフセットを除去しています。一台の商品が完成するまでに手間の掛かる方法ですが、DC成分以外には影響を与えない、音質面では最良の方法です。
電源レギュレーターを3基使用、LとRそして基準電位の生成回路にそれぞれ個別に用意し、チャンネル間の干渉を徹底排除。電源電流の流れ方を徹底検証、アンプ回路が要求する電流を十分な量かつ最適な経路での供給するようにバイパスコンデンサの設計をアレンジ、ブラッシュアップした電源回路がHP-ADAPTER / BTL-ADAPTERのサウンドを支えます。
基板中央に2本のグラウンド・リンク・ワイヤーは、入力回路のグラウンドと出力回路のグラウンド間の抵抗値を下げ完全にリンクしています。プリント基板に敢えて単芯銅線での配線を追加し、徹底的に低インピーダンス化を図っています。量産に向けて、このワイヤーを省略することも検討しましたが、基板パターンの薄い銅箔では超えられない壁が確実にあると判断し、試聴を繰り返すうちにグラウンド・リンク・ワイヤーの存在価値が明確になりました。
これにより、電気特性の違いとしては捉えられない領域、揺るぎない音像、開放的な音場、明確な定位、精密な解像度、時間軸の分解能、圧倒的な存在感など、これらすべてに更なる磨きをかけることに大きく貢献しています。
■ L/R完全独立のプッシュ/プル回路による、分離感の大幅な向上
ヘッドホンのBTL駆動(バランス駆動)に特化した「BTL-ADAPTER」ではヘッドホンモニターにおける究極のサウンド表現を楽しむことができます。L/R完全独立のプッシュ/プル BTL駆動のクリアさ、力強さは、体感してしまうと戻れなくなるほどのアドバンテージを有します。
通常のシングルエンド駆動方式では、ヘッドホンの「L/Rチャンネル間クロストーク」は、4芯ケーブルで共通グラウンドを最小にできたとしても、3極フォンプラグを使用する限りクリアできない課題です。
本機では「4極XLRコネクター」にモディファイ/リケーブルされたヘッドホンを接続することで、L/Rの配線はアンプ出力からドライバーユニットまで完全に独立した状態になります。LとRの信号が混ざる経路が一切なく、分離感に優れた再生に貢献します。
★ テクニカルガイド Vol.05 「ヘッドホンとヘッドホンアンプの関係」もご覧ください