Powered by

クリエイティブな音楽機材の
メディアサイト

アイキャッチ画像
アイキャッチ画像
アイキャッチ画像
アイキャッチ画像
Headphone ヘッドホン

Umbrella Company HP-ADAPTER 導入事例 | 株式会社ミキサーズラボ  レコーディングエンジニア 石 光孝 様、波房 渉 様

HP-ADAPTER / BTL ADAPTER」は、「アクティブZEROインピーダンス出力回路」によってフラットな駆動電圧に調整されることであらゆるヘッドホンを理想的に駆動する、ヘッドホン専用のバッファーアンプです。

デジタルオーディオプレーヤー、PCなどプレーヤーのヘッドホン出力から接続してリスニング用として、またオーディオI/Oやキューボックスなどの音楽制作機材から、とてもシンプルな接続で制作現場でのモニターとしてお使いいただくなど、様々な用途におすすめいたします。

今回は、HP-ADAPTERの発売からまもなくご購入いただきました、株式会社ミキサーズラボ所属のエンジニアの石 光孝さん、波房 渉さんのお二人にお時間をいただきまして、製品の印象や実際の作業での使い方などをお伺いしました。

Umbrella Company HP-Adapter

 

石 光孝

https://www.mixerslab.com/engineer/seki/
Birthday : 1982.10.29
Birth Place : 神奈川県
Blood Type : A
Biography :
2005年9月 Berklee College of Music レコーディング科卒業後、ロサンゼルス Westlake Studioへ入社
2006年7月 ミキサーズラボへ入社
2013年7月 フリーランスエンジニアとしてスタート

- Work List -
財津和夫、布袋寅泰、今井美樹、V6、CODE-V、Swish!、ファンキー加藤、片桐舞子、Tiara、関ジャニ∞、つりビット、平原綾香、AKINO with bless4、伊藤かな恵、DEEP、SHE’S、Rev. from DVL、宮野真守、ORESAMA、安次嶺希和子、飯田圭織、水瀬 いのり、THE HOOPERS、YU-A、GILLE、大和悠河、I Don’t Like Mondays.、佐藤竹善、LOOKINGFOR、古澤剛、yukaDD(;´∀`)、Rude-α、Leola、ジャニーズWEST、AKARA、ZYUN.、OLDCODEX and more… ※敬称略

波房 渉

https://www.mixerslab.com/engineer/namifusa/
Birthday : 1986.5.20
Birth Place : 富山県
Blood Type : AB
Biography :
2007年 MARUNI STUDIO入社
2008年 ミキサーズラボ入社
Warner Music Recording Studio、WEST SIDE Studioを経て、現在LAB recordersに在籍

- Work List -
安室奈美恵、大橋彩香、小野恵令奈、小野賢章、小野大輔、小野友樹、OLDCODEX、カルチャーパーマ、関ジャニ∞、SASUKE、ZAQ、Sissy、ジャニーズWEST、鈴村健一、Da-iCE、DEPAPEPE、TOKIO、ときめき宣伝部、初恋のテサキ、ヒラオコジョー・ザ・グループサウンズ、Void_Chords、Voyager、Fo’x Tails、FRONT LINE、松田美穂、momorie、結城アイラ、ONE lll NOTES ※敬称略

 

今回はHP-ADAPTERをご購入いただきまして、ありがとうございます。そのお話を伺う前に、今回のインタビューの予定には無かったThe Fader Controlが見えます!

波房様(以下N)The Fader Controlは個人で買ってから使い倒しています。

ありがとうございます。

石様(以下S):ミキサーズラボのエンジニアでも3人くらい使っているよね。あると便利ですよね。

嬉しいですね。波房さんはThe Fader Controlをどのように使っていただいていますか?

N:いつも歌を録る時には、HAとコンプレッサーの間に挟んで、コンプに入力するレベルをフェーダーでコントロールしています。スタジオの大きな卓のフェーダーだと重かったり、小さい卓では逆に軽すぎるものあったり、音質面でも不安定だったりするので、これがあると便利で安心できますね。

S:2ミックスのモニターをする時にも、モニターコントローラーとして使えるのでいいですよね。

ヘッドホンアンプ,ヘッドホンバッファーアンプ,高音質ヘッドホンモニタリング,Umbrella-Company,HP-ADAPTER,BTL-ADAPTER,音質,評価,サウンド,導入事例,スタジオ,モニタリング,ヘッドフォンアンプ,ヘッドホンモニタリング,The Fader Control

ありがとうございます。ボーカルなどの主要な素材にお使いいただけるのはありがたく思います。改めまして、HP-ADAPTERについてお伺いしたいのですが、まずお二方はヘッドホンは普段の作業でどのように使われていますか?

S:自宅でピッチ直しなどの編集作業をする時には常に使いますし、ミックスの作業でもスピーカーでモニターして8割くらい仕上がった時に、ヘッドホンで左右のバランス感だったり、無理な低域が出ていないかとか、歌のバランス感をチェックする時にもヘッドホンで聴いています。

自分はいつもMDR-CD900STを使っていますが、慣れたヘッドホンで聴いた時にいつもと違う音で鳴っていないかどうか、実際に曲を聴く人もイヤホンやヘッドホンを使う方も多いので、客観的に判断するのに使います。

N:石さんと似ていて基本はスピーカーで音を作りますが、ヘッドホンはラジカセと同じような使い方というか、色んなモニターの環境で確認するために使っています。それぞれで確認して、必要であれば微調整をして、メインスピーカー、ラジカセ、ヘッドホンのそれぞれで聴いた時の違和感を無くすように仕上げています。 ピッチ直しをする時には、自分はスピーカーは使わずにイヤホンを使うことが多いですね。

- HP-ADAPTERの気に入っていただいたところは?

S:これまでは、ミックスしていてスピーカーでは派手目に聴こえる場合でも、ヘッドホンで聴くと籠って聴こえたりして違和感があったんですよね。

HP-ADAPTERは評判だけで買っても良いかなと思える手頃な価格帯で気になっていて、実際にデモさせていただいて、普段聴きなれた卓のヘッドホンアウトと比較して聴いてみたら音が良くて感動しました。低域の判断がしやすくなったし、明瞭度が上がって聴こえます。これなら今まで感じてきた違和感もなく、サバ読みなど余計なことに頭を使うことも少なくなるので、作業もしやすくなります。本当にびっくりしましたし、すぐに買おうという気になりましたね。

この価格帯なら人にも薦めやすいですが、どうしてこういう製品を作ろうと思われたのですか?

ヘッドホンアンプ,ヘッドホンバッファーアンプ,高音質ヘッドホンモニタリング,Umbrella-Company,HP-ADAPTER,BTL-ADAPTER,音質,評価,サウンド,導入事例,スタジオ,モニタリング,ヘッドフォンアンプ,ヘッドホンモニタリング,The Fader Control

もともとBTL-900というBTL駆動に対応したヘッドホンアンプを販売していまして、レコーディング時のミュージシャンのモニターをより良くして、演奏の繊細なニュアンスまでしっかり再生してより演奏しやすくなるように、というコンセプトで作った製品でしたが、50,000円弱だった価格帯をもう少し抑えつつ、でもクォリティを落とさずにシンプルで使い勝手をもっと良くした製品を作って多くの方に使っていただきたい、という構想から生まれました。

S:確かにこのシンプルさは良いですよね。あと、この接続でこんなに変化するのが不思議ですよね。

N:ヘッドホンアンプから繋ぐと接点が多くなるし、信号が通る回路も増えているのに、ここまで良い効果が得られるのは不思議です。

S:こんな接続をすると、普通に考えたら音が劣化しそうだけど、これを使うことで一枚膜が取れるというか。しかも一般的に膜が取れるような音って、高域が目立つように感じますが、HP-ADAPTERは低域が明瞭になっているから、びっくりしました。先日スピーカーメーカーのHEDD社の20万円クラスのヘッドホンを試聴して良い印象だったのですが、HP-ADAPTERで聴いたらもっと良くなりそうだと思いましたね。

普段のご自身の作業以外で使い道は考えられますか?

S:そうですね、歌入れでアーティストさんのモニターにも使ってみたいと思っています。

歌入れする時は、アレンジャーさんからオケの素材が2ミックスで送られてくることも多いのですが、2ミックスだとミックスバランスも変えようがなくて、モニターの音はEQやコンプで補正する程度しかできないのですが、そのような現場でもHP-ADAPTERを使うことで、少しでもモニターしやすくできると思うんです。

キューボックスもメーカーによって出音がまちまちなので、これを使うともっと安定するかもしれないですよね。モニターの音が良くなれば、ミュージシャンのテンションも上がると思うので。

キューボックスモニタリング,高音質キューモニター,ヘッドホンアンプ,ヘッドホンバッファーアンプ,高音質ヘッドホンモニタリング,Umbrella-Company,HP-ADAPTER,BTL-ADAPTER,音質,評価,サウンド,導入事例,スタジオ,モニタリング,ヘッドフォンアンプ,ヘッドホンモニタリング

演者さん愛用のヘッドホンでも、アンプとの相性による音質の劣化も抑えられて理想的なモニターができると思いますので、その使い方はぜひしていただきたいです。

S:以前ライブレコーディングに行った時に、その時はPAのエンジニアさんがモニター周りも担当された現場だったのですが、その方が「演者さん各々が自分のイヤモニを持ってくるけど、イヤホンそれぞれの入力インピーダンスが違うから、同じレベルで各モニターに送ったとしても、演者さんによって音が小さいとか大きいだけでなく使うヘッドホンアンプとの相性が原因で高域が弱いとか出音もまちまちという状況になってしまうので、現場ではそれが本当に困っている」という話をされていたので、HP-ADAPTERを勧めてみたところ「電源が必要になるので全てのモニターには使えないとしても、ドラマーには使えるね」と言っていました。

先日、実際に知り合いのドラマーにも貸してみたのですが、評判はとても良く、リハで使用した時もレコーディングで聴いてるみたいに全体の輪郭が良く聞こえるようになったと言ってました。とてもやりやすくなったそうです。

HP-ADAPTERのバッファーアンプの効果によって、使い方が広がることを望んでいたので嬉しいです。MDR-CD900ST MODとの組み合わせの印象はいかがでしたか?

N:まず聴いた時に左右の定位感、そして音の厚みに驚きました。オリジナルではバランスは分かり易いものの低域に関しては今ひとつな印象だったのですが、このMDR-CD900ST MODは各楽器の厚みが増す印象で、定位もハッキリしよりクリアになる感じがします。

HP-ADAPTERと組み合わせるとそれがより顕著で、音量が上がったんじゃないか?笑 と思うほど臨場感も格段に増します。

ヘッドホンアンプ,ヘッドホンバッファーアンプ,高音質ヘッドホンモニタリング,Umbrella-Company,HP-ADAPTER,BTL-ADAPTER,音質,評価,サウンド,導入事例,スタジオ,モニタリング,ヘッドフォンアンプ,ヘッドホンモニタリング

S:MDR-CD900ST MODとの相性はバッチリでした。HP-ADAPTERを通していない状態でも左右の位相、全体のレンジ感ともにオリジナルのMDR-CD900STを凌駕している印象でしたが、HP-ADAPTERを通すことでさらに音全体が明瞭になりました。特にLoの出方にびっくりしています。MDR-CD900STって実はこんなにLoの表現が豊かになるんだと思いました。

今ではホームスタジオ以外の現場では、メインスピーカーよりもMDR-CD900STとHP-ADAPTERのセットを持ち運ぶことの方が多くなりました。初めて行くスタジオは特にモニター環境に慣れるまでに時間がかかったりしますし、スピーカーとの相性も良くなかったりして苦戦することもあります。

その点この2つのセットは環境が変わってもそれほど音は変わらないので、安心して作業に取りかかれます。ヘッドホンでバランスを調整すると、大体どんな環境でもそれなりに鳴ってくれるので助かっています。

これからもご愛用いただけましたら嬉しいです。本日はお忙しいところお時間をいただきまして、ありがとうございました。

リンク集

Umbrella Company HP-ADAPTER 製品ページ:
https://umbrella-company.jp/products/hp-adapter/

Umbrella Company ブランドページ:
https://umbrella-company.jp/brand/umbrella-company/

Umbrella Company 製品はデモ機をご用意しております。ご興味のある方は、お近くの販売店、または弊社までお問い合わせください。
デモ機のお貸出詳細:https://umbrella-company.jp/demonstration/

SHARE

Facebook Twitter リンクをコピー