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Umbrella Company HP-ADAPTER / BTL-ADAPTER テクニカルガイド
Vol.03 「バッファーアンプとは?」

 

テクニカルガイド
Vol.03 「バッファーアンプとは?」

Umbrella Company HP-ADAPTER / BTL-ADAPTER

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★バッファーアンプとは

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★バッファーアンプ、具体的には何をしているのか?

バッファーアンプは、送り出し側と受け側の間でシグナルに変化を与えないように影響を断ち切ったうえで、変化のないシグナル伝送を行います。その条件を満たすためにバッファーアンプは以下の4点の特徴を備えております。

【バッファーアンプの4つの特徴】

1.入力インピーダンスが十分に高い 2.電圧増幅度が1倍 (0dB) 3.出力インピーダンスが十分に低い 4.電流出力の強化

1.入力インピーダンスが十分に高い

送り出し側の出力インピーダンスと比べて、受け側の入力インピーダンスが十分に高ければ、電流はほぼ流れることなく、電圧降下が抑えられます。 電圧降下が起こらなければ、送り出し側からの信号のロスを抑え劣化なくシグナルを受け取る事ができます。

2.電圧増幅度が1倍 (0dB)

電圧増幅度とは、増幅器の増幅動作能力を数値で表わします。入力と出力の電圧の大きさの比◯◯倍 や、それをdBに変換した形で表します。 電圧増幅度を変えると、信号の振幅(音量)が変化します。バッファーの役割としては振幅が変わってはいけないので、電圧増幅度は 1倍 (0dB)を基本的に厳守となります。

3.出力インピーダンスが十分に低い

入力側で高いインピーダンスでロスなく受けた信号を、出力側では出力インピーダンスを十分に低くした強いシグナルで負荷へ供給します。負荷インピーダンスと比べ出力インピーダンスが十分に低ければ、シグナルのロスを防ぎ音質劣化に強い回路と言えます。 また、低出力インピーダンスを実現するにあたり、4. 電流供給能力 も関わってきます。

4.電流出力の強化

バッファーアンプには十分な電流供給能力も必要です。いくら低インピーダンス出力であっても、これが非力であれば要求される電流よりも少なく供給されることで電圧降下を起こし、レベルの低下や歪みの発生などの音質劣化を引き起こします。特に負荷(受け側)にヘッドホンのようなインピーダンスの低い機器を繋ぐ場合には、電流供給能力が音質を大きく左右します。 低出力インピーダンスであってもそれをキープできるのは供給可能な電流値以内の動作に限られます。その電流値を上回った場合は信号が歪み、異常動作となり、低出力インピーダンスでもなくなります。 低出力インピーダンス と 電流出力の強化 この2つの要素により、完璧に追従した電圧と電流の供給を可能にし、どんな負荷に対しても音質劣化なく高音質をキープした信号を出力します。

 
★バッファーアンプとは(まとめ)

ハイインピーダンス入力 / ローインピーダンス出力 という特性や性質がありますので「インピーダンス変換器」というイメージが定着しているようです。電流出力の強化に関しては、用途によってはあまり重要でない事もあり無視されがちですが、強化された電流出力能力を備えてこそ本当のバッファーアンプであり、バッファーアンプの重要な役割です。 バッファーアンプとは、「信号源からシグナルの電圧を変えずに受け取るための高い入力インピーダンス、電圧も電流も完璧に追従したシグナルを出力する低い出力インピーダンス&高い電流出力を備えた、電圧増幅度 0dB のアンプ回路」 です。

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★ テクニカルガイド Vol.04開発のこだわり」もご覧ください

 

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