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真空管マイクでは電源ボックスを用意するのが必須ですが、CHANDLER LIMITEDの「TG Microphone」はトランジスタで構成された回路であるにも関わらず外部電源を使う設計にはもちろん理由があります。

ポピュラーなファンタム電源方式、ご存知の通り電圧は48Vです。たいへん大きな値なのでさぞかしパワーがあるのだろうと想像してしまいます。しかし、実際は回路が使用できる電源電圧・電源電流共に大きな制限があるのです。

6.8kΩが2本並列の3.4kΩを介して供給されるのでどう頑張っても14mAしか利用できない。内部抵抗が3.4kΩの電源とみなすことができるので、マイク側の回路をつなぐと大きく分圧され、これまた頑張っても半分の24Vも利用できれば素晴らしい、10V以下で回路を動かしているのが実際のところでしょう。オーディオ信号を扱うのに0.1W(ワット)は寂しすぎます。その大きな制限の中での回路設計では、音質や電気特性にもやはり大きな制限を受ける。

TG Microphoneの外部電源は、AC18VからDC48Vを作り出している。ファンタム電源と同じDC48Vですが、回路に与えるための条件が大きく異なります。

ファンタム電源は3.4kΩという大きな内部抵抗を持っておりますが、TG Microphoneは専用のシステムなのでローインピーダンスのまま48Vを使う事ができます。つまりTG Microphone 内部のアンプ回路は48Vの超贅沢な電源で動いているという事になります。電流も制限されることがなく、回路が求める電流を供給可能です。

CHANDLER LIMITEDのTG Microphoneは外部専用電源を用意する事でその制限を取り払い、最高のパフォーマンスを発揮できる設計となっていることがお分かりいただけると思います。

 

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