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Di ダイレクトボックス(DI)

SIGNALFORM ORGANIZER 導入事例:レコーディングエンジニア 星野 誠 様

Umbrella Company SIGNALFORM ORGANIZER 導入事例

レコーディングエンジニア 星野 誠 様 ビクター・スタジオでキャリアをスタートし、現在はフリーランスで活躍するレコーディング・エンジニア。今までにクラムボンやsumika,the chef cooks me,avengers in sci-fi,SAKANAMONなどの作品に携わってきた。

★星野さんには、サウンド&レコーディングマガジンの記事の中で、2018年に購入した機材としてSIGNALFORM ORGANIZERを挙げていただきまして、ありがとうございます。そちらでもコメントされている使い方について改めてお伺いしたいと思いますが、まずどのような用途でお使いいただいてますか?

星野様(以下H):今まで、あまり「素材録音後のリアンプ」はせずに作業してきまして、SIGNALFORM ORGANIZERを導入してからも「録音後のリアンプ」の目的ではなく、「録音時に常にリアンプ」の状態で使っています。この方法は、あるギター・テックの方のやり方を参考にしています。

*参照→サウンド&レコーディング・マガジン 2019年2月号「2018年に買った機材を教えてください」

★どのように接続するのでしょうか?

H:セッティングは、まずギターからSIGNALFORM ORGANIZERのDI INPUTに入れて、DI OUTからHD I/Oに繋ぎます。HD I/OのアウトからSIGNALFORM ORGANIZERのLINE LEVEL INに繋いで、INST LEVEL OUTからエフェクターを挟んでギターアンプに接続します。 ギター本体のセッティングが決まったら、一度演奏してもらった素材をPro Toolsに録音して、それをループ再生しながらペダル・エフェクトやアンプ側のセッティングの音作りと、マイクやマイクプリアンプの選定とセッティングを行います。 DIとリアンプの無い現場では、何度も演奏しながらセッティングを詰めないとならなかったのですが、SIGNALFORM ORGANIZERを導入してからこの使い方ができるようになって、同じ演奏をループ再生しながら設定を変えるとどう変化するのか、プレイヤーも客観的に確認することができます。 ピッキングのニュアンスの見え方や、コードを弾いた時の歪み具合とコード感の具合を詰めたり、アンプ側のセッティングの微調整だけでなく、マイクやマイクプリの選択やセッティングも追い込めるようになって、作業の効率が良くなりました。

* 使用するギターやピックアップのセッティング、歪みの選択など、サウンドのイメージが決まったところでSIGNALFORM ORGANIZERを使い、Pro Toolsにライン録りした素材をInst Level Outを経由して接続したギターアンプからループ再生しながら、歪み具合の微調整、マイクやマイクプリアンプのセッティングまでの音作りの詰めを行う。 画像は収録したライン素材を再生し、ギターアンプに立てたSM57、MD421、e609などのマイクで音作りの作業を行う例。

★本チャンを録る前にプレイヤーが演奏しながらではなく、録音した自分の演奏を聴きながら、マイクで録音されるまでの音作りの全てを集中して詰められるのは、とても効率的に感じます。

H:この方法で作業すると、特に若いバンドにも時間があれば音作りの勉強がじっくりできると思うので、便利に使えています。また、ギターのラインに対してプラグインのEQで細かな補正を施したり、エキサイターでエッジを強調したりと今までやっていなかった新しい方法で思考錯誤しています。とても楽しいですね。

★ありがとうございます。音作りが完成して、本チャンを録る時にもそのままSIGNALFORM ORGANIZERに繋いだ状態で録るのでしょうか?

H:そうですね。理想は余計な回路を通さずにアンプに直接繋いで使うことだと思いますが、差し替えてしまうと、詰めて作り上げた音が多少でも崩れて再現することが難しいので、そのままの接続で使っています。

★最後にActive Hi-z Cableについて、どのような印象を持っていますか?

H:いつも聴き比べた印象で選んで使っていて、若いバンドの子に使うことが多いのもあると思いますが、作業では殆どActive Hi-Z Cableを使っています。 SIGNALFORM ORGANIZERは、特にActive Hi-Z Cableを使うことによって、他社のDIを使うよりも音質劣化や音色変化が少ないし、音がパキッとしてエッジも立って、収録した各楽器のバランスを取る時にも、オケへの馴染みや収まりが良くなるんです。エンジニアの音作りの視点から言えば、ギターからアンプに直接繋いだ時の素材と比べてミックス時のEQの補正も抑えることができるように感じます。その多少の変化を承知の上で音を作れば、大きなメリットが得られると思っています。 もちろんSIGNALFORM ORGANIZERを挟まずに録音することもあります。 ですがアレンジが固まってない、フレーズが決まっていない、使うエフェクターを迷っている、というようなことがあれば積極的に使用しています。 この点からもエンジニアだけでなくクリエイターの方に試していただきたい一品ですね。

★これからもご活用ください。ありがとうございました。

 

※SIGNALFORM ORGANIZERが使われた作品紹介

sumika http://www.sumika-official.com NEW ALBUM「chime」 初回生産限定盤 :(CD+DVD)税抜3,800円 通常盤 :(CD)税抜3,000円 品番: SRCL-11064~11065[初回生産限定盤] SRCL-11066[通常盤] https://www.youtube.com/watch?v=N35xNQRggjg

SAKANAMON http://sakanamon.com 「コウシン」 https://www.youtube.com/watch?v=yI44BsvUsBE 「鬼」 https://www.youtube.com/watch?v=G4v9TqKPrmg

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