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Microphone マイクロホン

GRACE designのマイクロホン・バー・システム「 SPACEBAR SB-DT」導入事例|アバコクリエイティブスタジオ 柏倉様

 

GRACE design SPACEBAR SB-DT導入事例 株式会社アバコクリエイティブスタジオ レコーディングエンジニア 柏倉 吉紀 様

GRACE design SPACEBAR http://umbrella-company.jp/gracedesign-spacebar.html

アバコクリエイティブスタジオ http://www.avacostudio.com

大編成のオケ録りからバンド録音、ボーカルダビングやアフレコ、ミックスなどに対応できる4つのスタジオを稼働しています。国内最大のスタジオ容積を持つ301stは、60人からなるフルオーケストラも収録可能です。その大、中、小のスタジオを生かして、数多くの映画音楽やポピュラーミュージックが作り出されています。

今回はDecca Tree用のマイクバー「SPACEBAR DB-DT」を導入されたアバコクリエイティブスタジオ様にインタビューをさせていただきました。

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― ★GRACE design SPACEBAR SB-DTをご購入していただきまして、ありがとうございます。まずは導入に至るまでの経緯についてお聞かせください。

柏倉様(以下:K):アバコクリエイティブスタジオは、主に映画やドラマなどの劇伴からポップスまで、特に大編成のレコーディングに使用していただいてますが、最近では弦楽器などの収録で、デッカツリー方式の「LCR」のマイクアレンジのニーズが増えてきました。 これまでは高さの稼げる直立の大スタンドを3本立ててセッティングしていましたが、2つのスタジオで同時にデッカツリーの作業をするようなケースも出てきたんです。 ここまで要望が増えてくるとは思っていませんでしたが、その場合には直立の大スタンドが6本も必要になってしまうので、対策を考えた結果、デッカツリーのバーを導入しようということになりました。

 

― ★デッカツリーのセッティングは、主にどのような編成の収録で使われているのでしょうか?

K:302スタジオでは、弦楽器ですと主に6型「6:4:2:2」の編成で、一番大きな301スタジオでは12型「12:10:8:6:4」に木管と金管を加えた編成などに使うことが多いです。 エンジニアの方によってマイクアレンジは異なりますが、一般的にはデッカツリーをメインマイクとして、マルチマイクを補助的に加えています。

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― ★以前はステレオがメインマイクの主流だったと思うのですが、デッカツリーでの収録による効果は?

K:デッカツリーは、LR間の広いステレオマイクにセンターマイクを加えることによって、通常のLRのステレオマイクでは得られない存在感や重厚感が出てきます。 最近では、比較的若い世代のエンジニアの方が興味を持っていますね。

 

― ★SPACEBAR SB-DTを検討していただいたきっかけは?

K:自作のデッカツリーのバーを持ってこられる方もいますが、よくスタジオを利用してくださるクライアントの中に、必ずGRACE designのSPACEBARを持って来られる方がいらっしゃって、実物はよく見ていたので気になっていて、導入の候補に上がりました。

 

― ★導入の決め手は?

K:他社製のバーも候補に上がりましたが、アクセサリーの充実さと拡張性にも柔軟に対応しているSPACEBARがベストだと思いました。

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― ★マイクは何を使われることが多いですか?

K:通常はスタジオで常備しているDPA 4006が使われることが多いですが、Neumann M150やBrauner VM1など、ラージダイヤフラムの真空管コンデンサーマイクを持ち込まれて使う方もいらっしゃいます。

 

― ★SPACEBARを導入されてからの評判はいかがでしょうか?

K:お客さんの評判はとても良いですね。 SPACEBARはバーや他のアクセサリーを追加すれば異なるセッティングにも対応できたり、マイクの角度調整にも目盛りがついていて細かいセッティングにも的確に対応できるので、エンジニアの方から「何センチずらして」という要求にも応えられますし、とても気が利いている作りだと思います。

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― ★先ほどSPACEBARの拡張性や異なるセッティングについてのお話が出ましたが、SB-DTをアレンジしたデッカツリー以外のセッティングでは、どんな使い方が考えられるでしょうか?

K:デッカツリー以外の用途については、フィリップス方式を応用したセッティングなども考えられます。内側のペアを同軸系(XY、ORTF、NOS、DIN等)にして、外側をAB方式にすることで、お互いの欠点を2つのペアのバランスで補えないかなと思い試してみたいと思っています。 同軸系のペアの定位感の良さだったり、音色の明瞭さに、無指向性の広がり感や自然な量感の低域を足していったり、単純にAB方式のスペースをワイドにしたときに起こる中抜けしたような音像を同軸系のペアで補ったりできるのではないのかな、と思っています。 そのように使う場合は、SB-DTのセンターのバーを外して、マイクのアダプター「SB-AMH」を一個増やすだけで対応できると思うので、便利ですね。

 

― ★これからも確実なマイクセッティングと作業の効率化にお役立ていただけますと幸いです。 本日はありがとうございました。

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