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Fusion Blender エレキベースでの活用術

Fusion Blender エレキベースでの活用術

SEND / RETURNに何もつながない場合は内部でルーティングされ原音がMIXされるように機能します。原音ブレンダーです。2種類のエフェクトを混ぜて強烈なエフェクトをクリエイトするのはもちろんですがベースの場合、音域やバンドの中での役割を考えるとこの原音ブレンド機能がとても有効だと考えます。LEVELによる“音量のミックスバランス”とFILTERによる“帯域のミックスバランス”、両チャンネルとも各々自由にコントロールできるのはFusion Blenderの特徴です。

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例えばファズをつないだ場合、派手に歪んで芯を失ったサウンドに原音を混ぜサウンドの芯を足してあげるとベースとしての役割を保ったファズサウンドが作ることができます。フィルターはRETURN側に入りますので、かけたい帯域ではなく、かかった帯域をコントロールできます。ファズのチャンネルのフィルターをHPFにして9時の方向、何もつながない原音のチャンネルはLPFにして9時の方向、LEVELは音を出しながらバランスをとってみてください。すると、低い方は原音メイン、高い方はファズがメインのトーンが現れます。

“低い音域にファズがかからない” というのは、言い換えると“低い音域は原音が出ている”という事になります。フィルターの特性が緩やかなので徐々に自然にクロスしていく感じになりますが上記の方法で歪ませる帯域、歪ませない帯域をコントロールして作ることができます。

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コンプを使う場合も、つぶれすぎるコンプに原音を混ぜることで失われたアタックがよみがえります、サスティンはコンプのおかげで伸びます。コンプの太さ、中域のブリブリ感、トーンキャラクターと、原音のピック/フィンガリングニュアンスのコントロールが両立できるサウンドに仕上がります。

コンプのミックスは、フィルターを使用しても しなくても有効なサウンドになると思います。 MXR DYNACOMPは注意が必要で、ONすると位相が逆になりますので、Fusion Blender 真ん中のΦ位相反転スイッチで補正しますと正しく混ざります。逆位相になるペダルは他にもあるかもしれませんが、このΦスイッチで正しくマネジメントできます。

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オクターバーを使う場合、フィルターを使いクロスオーバーさせることで4/3弦の帯域は原音メインで、2/1弦の帯域ではオクターブが活きてくると言ったサウンドになります。ボトムラインでは邪魔にならず、ハイポジではオクターブが重なり印象的なフレーズが残せると思います。 また、原音をメインにして、LPFで7時~9時くらい 低域のみを抽出して使うとオクターバーの存在を隠し、重圧な音圧を足すことができますのでサブソニック帯域、重低音を付加するイコライザというか従来の感じとはまた違った発想で使う事もできます。

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コーラス、フランジャーなど揺らし系の場合、エフェクト側の低域をカット、つまりHPF 9時~12時 で中高域を抽出し原音と混ぜると根音の帯域は揺らさず音程感をKEEPし倍音の帯域で音を揺らし広がりを付けることができます。ベースとしての役割はきちんと果たしつつ印象的なサウンドをクリエイトできます。原音にもフィルタ(LPFにして周波数は合わせる)を使用しても効果的です。エンベロープフィルタやペダルワウも同様に活用できます。

パッと思いつくところでも原音ブレンダーとしての活用例がこんなに出てきます。この実用的な面白さ色々遊んで体感してみてください。

 

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