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「ぱらぱらEQ」なんかアホみたいな字ヅラですが、なかなか豪快かつ繊細でとても実用的な使用方法ですのでご紹介いたします。 Para ParaEQ の最初のパラはパラレルのパラ。次のパラはEmpress Effects ParaEQのパラです。Fusion BlenderでParaEQとドライ音をパラレルミックスして使います。イコライザーをパラレルで使うと、カット方向はほとんど効かない、ブースト方向も特定の帯域のみを操作するという意味では半減します。それの何が良いのか?音です!!音質劣化を微塵も感じない、太さと音抜けを維持し、仕上がりが自然 かつ、音の鮮度を失いません。まあ、半分はFusion Blenderのバッファー回路による原音ですので当たり前と言ったらそうなんですが。
EQ単体での使用を考えてみます。EQと言えどもシグナルパスには周波数特性や歪率といった電気特性があります、ベーシックなサウンドはこの部分で決まります。入ってきた信号が全てがエフェクトの対象となり加工工程を通過するので、出音はその機器のオーディオ特性に左右される事になります。全バンドをフラットに設定しても原音とは似て非なる信号、エフェクト音です。 Fusion Blenderは何が来ても 素材となる音を活かし きれいに混ぜる をコンセプトに設計しました。素材を活かすためには、混ぜる回路で余計な音色変化を付けてはいけない、そのために広帯域・低歪・低雑音を実現しました。そのオーディオスペックはEmpress ParaEQでさえその中に収めます。 Fusion Blenderの完璧なドライ音が音の骨格と鮮度を変える事なく保ちます。そこにEQでブーストして味を付けたシグナルをブレンドします。サウンドの中核には原音が原音のまま存在し、そこにEQ効果を加えていくサウンドメイキング方法です。EQで必要な帯域を盛っていく感じで調整すると、確かに特定の帯域のみを持ち上げるEQ本来の能力としては低下している訳ですが、なんと言いますか別格な効き方で「音に効いてる!」って実感できる。原音の存在により太さや音抜けを失っていない、EQを単体で使った場合より音像が強くはっきりしていて、みずみずしい、音が生き生きしてる。原音とEQのパラレルミックス、想像以上の効果でした。
また、歪っぽいとか帯域が狭くなっちゃうEQがあったなら、あえてそういう機種を組み合わせるのも興味深いです。カラーリングのあるEQ、倍音によりかっこよく仕上がる可能性も考えられます。またまた、EQのループにだけオーバードライブをプラスしてもう少し味付けしてみたり。またまたまた、EQとコンプを組み合わせたループと原音をブレンドしたり、ちょっと考えただけでもどんどんアイデアが浮かびます。 パラレルミックスの音の良さ・面白さ・可能性、つまりFusion Blenderの音の良さ・面白さ・可能性、もっとたくさんの人に伝えなければ!
・Empress Effects ParaEQ http://umbrella-company.jp/empress-effects-paraeq.html ・Umbrella Company Fusion Blender http://umbrella-company.jp/umbrella-company_fusion-blender.html