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DIは様々な意図で設計されていますので仕様がまちまち、回路方式や使用している素子の違いに注目されがちですが、出力レベルの違いもとても重要。この事はあまり認識されていないのも実情。使用前に確認しておきたいチェックポイントです。

DIはDirect Injectionの略で「楽器の出力をダイレクトに業務器のXLR入力端子に送り込む。」これを行うための機器です。

DI BOXの開発のきっかけとなったのは、エレキギターやエレキベースをミキサー卓のマイク入力に突っ込みたい、いわゆるライン録りをしたいという経緯がありますので、エレキギター/ベース→DI Box→ミキサーのマイク入力、このパターンが基本となります。マイク入力へ繋ぎ込む事が想定されますので、スタンダードなDIの出力は『マイクレベルのバランス信号』です。

そして、もう一つマイクプリアンプやオーディオインターフェイスに搭載されているDI入力・Hi-Z入力があります。DI入力回路の出力は内部でその機器のマイクにアサインされていますのでDIの出力は『マイクレベルのバランス信号』と考えることができます。マイクプリアンプに送られたDI出力はというと、ラインレベルまで増幅され次の機器へ出力されます。ですので、その機器 マイクプリアンプの出力をDI出力ととした場合、DIの出力は『ラインレベルのバランス信号』と言うことになります。(オーディオインターフェイスに関しては、ラインレベル信号をデジタル変換しているので、これもラインレベル出力と考えることができます。)

と、DIと呼ばれる機器には大きな違い

出力信号が、
『マイクレベルのバランス信号』
『ラインレベルのバランス信号』

の違いがある訳です。

それぞれ接続先がマイク入力かライン入力かという違いとも言えます。

ですので、“つもり”で使ってしまった場合は、レベルが小さすぎてS/Nが悪い、または 大きすぎてクリップしてしまう。といったトラブルの原因となってしまいます。

中には、DI単体機でもラインレベル出力が可能な機種や、マイクプリアンプだけど出力PADでマイクレベル出力が可能だったりする機器も存在しますので一概に線引きすることも難しいのです。

メーカーの考え方、開発コンセプト、回路方式などの条件で、様々な仕様の機器が混在するDI Box。(DEMETERなんかトランスレス仕様はラインレベルで、トランス出力オプションはマイクレベル。同一メーカーでもこういうことがある。)

取説・仕様書を良く読んで…、って書いてない事も多いんだ、業務器って。なので、不安な方は、詳しい方に聞いてください。弊社にもお気軽に!

 

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