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STUDER アナログミキサー,STUDER 961,STUDER962

 

Vintage Tools VT900 サウンドレビュー
音響エンジニア 永井 秀文 様

1949年大阪府出身。1974年財団法人ヤマハ音楽振興会入社。ポピュラーソングコンテスト(つま恋)、世界歌謡祭(日本武道館)などの音響業務を担当。以降ウィーン交響楽団、ベルリン交響楽団、新日本フィルハーモニーなどクラッシック音楽の録音プロデュース、邦楽のコンサートプロデュース、長野オリンピックの競技などを手がける。「立体空間の録音と再生方法」米国特許、国内特許取得。現在「音響芸術専門学校」進路指導部長、教務部次長。

 

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コンサートホールでのクラシックの収録で、まず収録した素材をVT900とSTUDER 962の卓にそれぞれ入力して、出力からモニタースピーカーに直接接続して比較してみました。

その後、マイクプリのチェックもしてみました。Schoeps CMC-62Hを繋いだVT900のアウトからSTUDER 962のミキサーのインサートポイントに接続したものと、962のマイク入力に繋いだものを比較してみました。

質感はライン入力もマイク入力も同じような傾向で「STUDERの音」がします。現在販売されている他社ブランドのマイクプリアンプと比べると、VT900は硬質でGRACE designなどのような解像度の高さや繊細さはありませんが、他には無い「湿度感」に特長のあるSTUDERらしいキャラクターです。Schoepsのマイクで収録すると、非常に瑞々しい印象です。

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STUDER 962のHA部の音とよく比較してみると、パワー感が全然違いましたね。おそらく電源部の違いによるものと思いますが、VT900の方が低音が豊かでボケることなく、余裕を感じる音でした。ポップスやジャズのレコーディングでも目的に合わせて使えると思います。クラシックの収録では数チャンネル分用意してメインマイクに使ってみたいですね。

 

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