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スタジオさんからのご依頼で特注スイッチボックスを製作しました。なかなか良い出来でしたので作り方をシェアしたいと思います。

トークバック用のマイク音声のON/OFFを足で行いたいというご要望。違う操作をしながら、楽器を弾きながら指示したりなど便利に利用が可能です。

通常時はMUTEされ、スイッチを踏んでいる間だけ信号が生きるアンラッチ動作。
マイク~ミキサー間に接続し、マイクの音声信号を直接ON/OFFするタイプです。単純すぎるのか市販品が見つからないので作ってみましょうという事になりました。どんな回路を組めば良いかはすぐ2パターンがに思い浮かびます。アンラッチ動作のスイッチを使えば、踏んでいる間だけ切り替える動作は容易です。

まずはシンプルに、通常時は回路を切断、スイッチを踏んでいる間だけ導通させて信号を生かす方法。通常アンラッチスイッチを使うとなるとこの方法。回路は単純明解ですが、ボン!っと切り替えノイズが大きいので実用上は少々難ありです。スイッチの切り替え動作は、いま接触している端子を離れてから、端子もう片方の端子に接触します。つまり切り替え動作の中にわずかですが、どちらにも接触していないハイインピーダンスになる瞬間が存在することになります。これだと切り替え動作の瞬間は出力側の機器から見たインピーダンスの変化が大きく、ノイズを発します。そして後ろにつながれたヘッドアンプで、信号とともにノイズも大きく増幅されますので微小信号の切り替えには向きません。切り替えノイズを極力抑える事が重要です。

そこで、もう一つの方法 HOT/COLDをショートさせミュート状態にする方法。通常時はこの状態で音が出ません。スイッチを踏んでミュートを解除すると音が出る。この方法であれば切り替えの際、ミュート時 0Ω 、音声ON時 マイクの出力インピーダンス数十~数百Ωわずかな変化、切替ノイズも少なくすみます。ダイナミックマイクならば出力をショートしても問題ないので、単純にHOT/COLDをショートするか切り離すかで実現可能です。SM58Sとかスッチ付きのダイナミックマイクもこうやっていたはずです。

しかし、スイッチを踏んでいる時だけ音声がON、つまり押している時だけ接点がOFFする(切り離される)このタイプのスイッチがけっこう特殊です。逆はたくさんあるんですが・・・。

でも、さすが!Garrett Audioさんにありました、頼りになります。

FSD002 – クリック感が無いタイプ。この動作条件では非常に珍しい、他にはないかも。赤いキャップはお好みで。ただし、オールドデッドストックと言う事で、全体的に酸化している。磨けばきれいになる。

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FS8Y1021 – 最小のクリック感で欲しい動作条件を満たします。新品のパーツで作りたい場合はこちらが使えます。。

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これを筐体に収めて配線すれば良い。筐体もGarrett Audioさんで良いのが見つかりました。スイッチのページをもっとスクロールしていくと、ちょうど良いのがでてきます。

SWB001
傾斜がついていて踏みやすそう、鉄の板金なのである程度の重さ、底面には滑り止めのクッション材。足踏み操作にはピッタリの箱。

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このケースに入出力のコネクターは難しい。TRSを採用しても穴あけ加工がきつい、鉄なので。ケーブルを通す穴があるのでそれを利用し、ブレイクアウト方式でケーブル&プラグ式の入出力を用意する。入出力で2本通す必要があるが、よく見る太さ(Φ6mm)のケーブルだと太すぎて無理、細めのケーブル Φ3.9mmの900 Quattroを使えば解決、2本通ります。

・スイッチボックス SWB001 ¥2,500 ギャレットオーディオ
さん
・フットスイッチ FSD002 モメンタリー ¥980 ギャレットオーディオ
さん
・NC3MXX-B ¥320 サウンドハウスさん

・NC3FXX-B ¥410 サウンドハウス
さん
・配線 900 Quattro 0.5m相当 ¥225(販売は1m単位)
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部品代合計 ¥4,435 (+ 送料や消費税)

これらを使ってスイッチボックスを作ります。

SWB001を分解し、ブッシングとケーブル、もともと実装されているスイッチを外す。ブッシングは後で使います。アンラッチ( モメンタリー)動作のスイッチを取り付ける、この時シャーシアースをとりたいのでスズメッキ線を巻き付けシャーシ電位の端子として使えるようにしておく。

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テスターでスイッチの動作を確認しておく。スイッチを押した時にOFFになる端子をチェック。

出力側、入力側のHOT/COLDをそれぞれつなぐように配線。

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配線を外に出し、ブッシングで固定。ブッシングは6mmケーブル1本用のものなのでケーブルを2本通してみてあたる部分を適度にカットし現物合わせで調整します。

長さを決めてプラグを取り付ければ完成です。

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スイッチノイズも小さく大満足と、ご依頼いただいたスタジオ様からも褒めていただきました!

ケーブルを作れる人なら簡単に製作できると思います。

 

弊社への製作依頼もお受けできますが、どうしても作業料金が高くなってしまいますし、製作期間も多めにいただくことになりますので・・やはりご自分で作っていただくのがおすすめです!!

便利小物のDIY、せひチャレンジしてみてください!

 

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