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Recording プロオーディオ

GRACE design 「m201 mk2 」電源動作モディファイ

Grace design m201mk2は、従来のGRACE designマイクプリアンプ回路をさらにブラッシュアップし、さらに低いノイズ特性、さらなるダイナミックレンジを実現した2チャンネルのマイクプリアンプです。

生楽器やボーカルをレコーディングした際の圧倒的なトランジェントの速さ、そしてアコースティックの微細な空気の揺れ、空間にある気配までキャプチャーできる本機の実力は、多くのサウンドエンジニア、ミュージシャン、クリエイターの支持を得ています。

特にアコースティックギターやバイオリンなどの弦楽器、クラシック、オーケストラなどの生楽器や管楽器、繊細で表現力の高いボーカルなど、芸術性の高いサウンドのキャプチャーに適しています。ポップスではその色つけのないクリーンサウンドで全ての楽器や声に相性が良く、音楽ホールや設備音響、中継などのリアリティを伝えるサウンドエンジニアリングにGRACE designのマイクプリアンプが多用されています。

今回、m201 mk2が某音楽ホールに導入されましたが、お客様からご相談を受けました。

このGRACE design m201mk2 は、電源スイッチが2段階の構成となっており、背面の主電源スイッチでスタンバイ状態、そして フロントパネルのプッシュスイッチの操作で電源ONとなっています。そのため、音響設備の電源をパワーディストリビューターで一括管理している場合、システムの電源投入操作でm201mk2がスタンバイ状態になってしまうとのこと、システムの一括電源オンができないため、足並みを揃えたいというご相談をいただきました。

ご要望されている動作は次のとおり、

・背面の電源スイッチがONの場合、AC100Vが給電されると電源がONになる
・背面の電源スイッチがOFFの場合、AC100Vが給電されても電源はONにならない
・AC100V給電時、背面の電源スイッチがONの場合、前面の電源スイッチで電源ON/OFF可能

GRACE designのテックにに相談したところ、簡単なモディファイで対応できるとの回答。起動時のシーケンスロジックを反転、電源OFF時のリセット動作のスピードアップなど、施行すべき作業はいくつかありますが、丁寧に作業手順まで用意してくれました。

実機を一旦引き上げ、社内で作業を行いご所望の起動動作となりました。

「こうだったらもっと使いやすい」現場の要望に添えるよう、機器のカスタマイズは可能な限り対応いたします。協力的なメーカーも多いので、お気軽にご相談いただけますと嬉しく思います。

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