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★m920を導入された理由をお聞かせください。
元々m903をモニターコントローラーとして使っていたのですが、購入前に他社の製品も聴いて比較してみたところ、m903は抜けが良く解像度も高かったんです。今のオーディオインターフェースには、モニターコントローラーの機能を持った製品もありますが、使い勝手や音質を求めると、モニターコントローラーを別に用意するのが良いと思ったんです。 そして今回、m920の発売を機に導入しました。ハイレゾの対応でDACが変わったぐらいで出力、アナログの入力の音はそんなに変わらなのかと思っていたのですが、いざ聞いてみると奥行き、解像度ともに良くなっている印象でした。この部分でも買い直す価値があるかなと思っています。 32Bit/384kHzまでのハイレゾ音源に対応、DSD64(2.8MHz)/DSD128(5.6MHz)のDopプレイバックにも対応と DACに関しても良くなっていますね。聴いた時の印象は本当に良く、これからの音楽の売り方を考えさせられました。★導入されてからはどのような作業で使っていますか?
主に自宅や外のスタジオでのMIXの作業で、スピーカーのモニターコントローラーとしていつも使っています。またクライアントのヘッドホンでのMIXチェックにも使っています。★入出力はどのように接続していますか?
Pro Toolsの再生用にオーディオインターフェースからAES/EBUでm920に入力して、CDプレーヤーをCOXIALで、SUPER AUDIO CD、レコードを再生する時にはアナログで入力したり、あとiTuneの再生にはUSBを使っています。 出力については、モニタースピーカーはメイン以外にもサブのスピーカーやラジカセに繋いで、切り替えて聴いています。クライアントにはヘッドホンでチェックをしてもらうことが多くなりましたが、モニターコントローラーはm920だけで足りてしまいますね。★実際に作業で使ってみて、感じたことなどありましたらお聞かせください。
例えばスピーカーだけでなく、ヘッドホンでチェックをしてもらう場合でも、スタジオに常設のCUE BOXを使うとスタジオが変わる度にヘッドホンの出音も変わってしまいますが、m920にDAWとスピーカーも一式持ち込んで作業しているので、どのスタジオでも同じ再生環境とクォリティで聞かせることができます。 モニターに余計な心配をすることなく、効率良く作業ができますね。 モニターコントローラーにm904やm905を使っているスタジオでの作業でも、間違い無くいつもと同じ確認ができるように、自分のm920を使っています。 入出力がもう少しあると嬉しいですね。せめてアウトがもう一つ。 音質について満足して使っていますし、持ち運びの良さも良いですね。安い製品ではないですが、導入した価値は充分にありました。★ありがとうございました。
GRACE DESIGN開発者が語る「m920開発インタビュー」はこちら