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ステレオおよび22.2chまでのサラウンド/イマーシブ・フォーマットに対応した、オーディオ・プロフェッショナル向けのモニターコントローラー「GRACE design m908」は、強力な最新ファームウェアのバージョン2.0より、PC/Macからのパラメーターのコントロールに対応しユーザーインターフェースが大幅に向上しました。
m908に付属しているRCU(リモート・コントロール・ユニット)のパネルは人間工学に基づいてデザインされており、ボリュームコントロール、入出力ソースの選択やソロ/ミュート、トークバックなど、ストレスの無いスムースなオペレートが行えるよう理想的にレイアウトされています。 また入出力のルーティングやレベルオフセット、EQ、タイムアライメント・ディレイなど、全てのシステムパラメーターの設定を視認性に優れたRCUのディスプレイによって目的の項目までアクセスしやすく設計されていますが、最大で24ch分もの入出力のルーティングやEQ、ディレイなど多くの機能の確認・設定を行うには、画面に一度に表示できる情報量も限られているため、ロータリーエンコーダーを回して画面をスクロールしながら設定箇所への移動が必要になります。 今回のメジャー・アップデートによって、m908の全ての設定をPC/Macからコントロールできるようになりました。(ソフトウェアのダウンロードやインストールは必要なく、またデバイスのOSにに全く依存しません)m908をLANケーブルでネットワークに接続しWEBブラウザを利用することで、各セットアップメニューの表示できる情報量が増え、また入出力のマトリクス・ルーティングなど、これまでよりも視認性高く表示することができます。 またキーボードとマウスを利用したm908の各設定の変更、ワークフローのインポート/エクスポート、ファームウェアの更新など作業性が大幅に向上し、RCUと併用することで、より快適なオペレートが行えます。 音質、機能、操作性、全てを高いレベルで兼ね備え、パワフルに進化したm908。 ストレスフリーなモニター環境を構築し、快適な制作環境を実現します。
ファームウェアv.2.1では、使用可能なEQバンドの合計が大幅に増加しました。Dolby ATMOSでは、非常に多くのルーム調整EQが必要になります。今回のリリースでは、m908は24の出力すべてで、1チャンネルあたり12バンドのEQを、任意のサンプルレートで動作させることができます(合計288バンド使用可能)。 新しいコントロール/セットアップソフトウェアでは、個々のスピーカーやスピーカーシステム間でEQの設定をコピー/ペーストすることができます。また、ルーム全体のEQ設定を.csvファイル経由でインポートやエクスポートすることも可能になりました。
- デスクトップ、タブレット、モバイルのためのブラウザベースのコントロールプラットフォーム - あらゆるブラウザーからシステムのコントロール、セットアップ、コンフィギュレーションが可能 - EQ、ベース・マネージメント、I/O設定のコピー&ペーストが可能。 - EQの設定は.csvファイル経由でインポート/エクスポート可能 - ブラウザを介したワークフローのインポート/エクスポート - ブラウザーによるファームウェアのアップグレード
従来のm908をファームウェアV2.1xへとアップグレードする方法は、更新されたm908日本語マニュアルの10章『ファームウェアのアップグレード』をご覧ください。 https://umbrella-company.jp/manuals/grace-design_m908_manual.pdf