Chandler LimitedとAbbey Road Studiosが、TG Opto とTG12345 MKIV API500シリーズ互換モジュールを発表!
11/02

Introducing the TG Opto and TG12345 MKIV EQ for 500 Series
Chandler LimitedとAbbey Road Studiosは、ザ・ビートルズを初めとする数々の歴史的レコーディングで実際に使用されたオリジナル機材をEMIの「オフィシャル機材」として復刻しています。ハードウェア機材ならではのオーセンティックなアナログ・サウンドは、正に宝石の輝きを放ちます。
API500互換のモジュラー・フォーマットにおける、TGシリーズ(アビィロード・スタジオが1968年より導入した歴史的コンソール)の復刻版は、2014年にマイクプリアンプのTG2-500が発売され、多くのプロフェッショナルな音楽プロデューサー、オーディオ・エンジニア、ミュージシャンのホームスタジオで活躍しています。1960年代後半から1970年にかけてのロック黄金期に、ザ・ビートルズ、ピンク・フロイド、ジョン・レノン、ジョージ・ハリソンなどの名盤のサウンドを決定付けた”EMI TG12345″レコーディング・コンソールの音質を現代に蘇らせた功績は、NAMM TEC Awardsでも称えられました。
そして今、新たにTG-OPTOコンプレッサーと、TG12345 MKIVイコライザーが、正式なAPI500シリーズのラインナップに加わります。これで伝説のコンソールEMI TG12345のミキシング・コンソールのチャンネルを、API500フレームに完全に再生することができるようになったのです!
TG OPTO コンプレッサーは、Chandler Limited TG Microphone Cassetteに搭載されているコンプレッサーと同等の回路設計で構成されており、現代のスタジオにおける定番ダイナミクスTG1 Limterや、マスタリング・スタジオの定番TG12413 Zener Limiterと同じ系統のサウンドを、API500互換のフォーマットに再現した製品です。
モノラル構成で、インプット、アウトプット(メイクアップゲイン)、アタックとリリースは、すべて連続可変のコントロールとなっています。またシャープ/ラウンドの2タイプのコンプレッション・ニーの設定も装備しています。現代のレコーディングにおいて、ドラムス〜ボーカルまであらゆるソースに最適なコンプレッションが得られるよう、アビィロード・スタジオのエンジニア達と共に、長い期間をかけて音質と機能を磨き上げています。
TG12345 MKIV は、API500互換、シングルスペースのモノラル・イコライザー・モジュールです。”Presence”と “Bass”のシンプルなコントロール・セットから、信じられないほどのマジックをもったイコランジングを実行します。歴史的なEMI TG12345 レコーディング・コンソールに宿っている「音楽の魔法」は、この美しい響きをトーン与えられるイコライザー・セクションによる所も大きく、トレードマークとなっている滑らかな質感は、このモジュールを通過するだけで産まれてきます。
“Presence”コントロールは、ベルタイプのカーブと、8つの周波数オプション(とOUTポジション)を持ちます。
“Bass”コントロールは、シェルビング・タイプのカーブと、周波数150Hz/90Hzの切り替え式となっています。
The TG12345 MKIV は、最もハイエンドなマスタリング・イコライザーCurve Benderの、最高峰のサウンドとフィールを持ち合わせており、現代のレコーディング環境において必要なアナログ質感のすべてを作品に加えることのできる貴重なイクイップメントです。
TG OPTO
Chandler Limited TG OPTO コンプレッサーは、フル・ディスクリートの贅沢なハンドメイドのアナログ・コンプレッサー。1960年代後半から1970年にかけてのロック黄金期に、ザ・ビートルズ、ピンク・フロイド、ジョン・レノン、ジョージ・ハリソンなどの名盤のサウンドを決定付けた、伝説のミキシングコンソール TG12345に搭載されていた”EMI TG12413リミッター・モジュール”の回路設計と音質が甦ります。
TG OPTO コンプレッサーは、Chandler Limited TG Microphone Cassetteに搭載されているコンプレッサーと同等の回路設計で構成されており、現代のスタジオにおける定番ダイナミクスTG1 Limterや、マスタリング・スタジオの定番TG12413 Zener Limiterと同系統のサウンドを、API500互換のフォーマットに再現した製品です。
API500互換ダブルスペースのモノラル構成で、インプット、アウトプット(メイクアップゲイン)、アタックとリリースは、すべて連続可変のコントロールで、細やかなニュアンスの微調整を可能にしました。2タイプのコンプレッション・ニー(シャープ/ラウンド)設定が追加されたことで、現代的なレコーディング環境においても、ドラムス〜ボーカルまで、あらゆるソースに最適なコンプレッションが得られます。アビィロード・スタジオのエンジニア達と共に、長い期間をかけて音質と機能を磨き上げていった逸品です。
伝説のコンソールTG12345のチャンネル・ストリップは、TG2-500(マイクプリアンプ)、TGT2345 MKIV(イコライザー)との組み合わせで、API500互換フォーマット上にコンプリートの再現が可能です。
*Chandler Limitedは、EMI/Abbey Road Studiosとの共同開発で、EMIが権利を持つオリジナル機材を「オフィシャル復刻」しています。
TG Opto Compressor Technical Specifications
・API500互換モジュール(ダブルスペース)
・チャンネル: Mono
・回路:トランジスタ、ディスクリートCircuit: Discrete, Transistor
・コントロール: INPUT、OUTPUT、ATTACK、RELEASE(すべて連続可変)
・コンプレッション・ニー:切り替え式 Shrap/Rounded
・バイパス:トゥルー・バイパス
・フェイズ: 0/180º,スイッチャブル
・電源:API500モジュール互換 +/-16v
・Max. current draw: +16v @ 110ma / -16v @ 80ma
TG12345 MKIV EQ
Chandler Limited TG12345 MKIV EQは、フル・ディスクリートの贅沢なハンドメイドのアナログ・イコライザー。1960年代後半から1970年にかけてのロック黄金期に、ザ・ビートルズ、ピンク・フロイド、ジョン・レノン、ジョージ・ハリソンなどの名盤のサウンドを決定付けた、伝説のミキシングコンソール TG12345に搭載されていた”Curve Benderイコライザー”の回路設計と音質が甦ります。
TG12345 MKIV は、API500互換、シングルスペースのモノラル・イコライザー・モジュールです。”Presence”と “Bass”のシンプルなコントロール・セットから、信じられないほどのマジックをもったイコランジングを実行します。歴史的なEMI TG12345 レコーディング・コンソールに宿っている「音楽の魔法」は、この美しい響きをトーン与えられるイコライザー・セクションによる所も大きく、トレードマークとなっている滑らかな質感は、このモジュールを通過するだけで産まれてきます。
“Presence”コントロールは、8つの周波数オプション(とOUTポジション)を持ちます。最初の7つの周波数(500, 800, 1.2, 1.8, 2.8, 4.2, 6.5kHz)はベルタイプのEQカーブ、10kHzポジションはシェルビングタイプのEQカーブを採用しています。
“Bass”コントロールは、シェルビング・タイプのEQカーブと、周波数150Hz/90Hzの切り替え式となっています。
共に連続可変のブースト/カット・コントロールが採用されており、細かなニュアンスまで作り込むことが可能です。
The TG12345 MKIV は、最もハイエンドなマスタリング・イコライザーCurve Benderの、最高峰のサウンドとフィールを持ち合わせており、現代のレコーディング環境において必要なアナログ質感のすべてを作品に加えることのできる貴重なイクイップメントです。
伝説のコンソールTG12345のチャンネル・ストリップは、TG2-500(マイクプリアンプ)、TG-OPTO(コンプレッサー)との組み合わせで、API500互換フォーマット上にコンプリートの再現が可能です。
*Chandler Limitedは、EMI/Abbey Road Studiosとの共同開発で、EMIが権利を持つオリジナル機材を「オフィシャル復刻」しています。
TG12345 MKIV EQ Technical Specifications
・API500互換モジュール(シングルスペース)
・チャンネル: Mono
・回路:トランジスタ、ディスクリートCircuit: Discrete, Transistor
・Presence: 8周波数切り替え、アウトポジション、連続可変のブースト&カット
・Presence EQカーブ: ベル&シェルビング (10 kHz)
・Presence周波数: 500, 800, 1.2, 1.8, 2.8, 4.2, 6.5, 10 kHz
・Bass: 周波数切り替え、連続可変のブースト&カット
・Bass EQカーブ: シェルビング
・Bass 周波数: 150, 90 Hz
・電源:API500モジュール互換 +/-16v
・Max. current draw: +16v @ 110ma / -16v @ 80ma
TG HISTORY
1967年、Abbey Road Studiosのエンジニアと、EMIのセントラル・リサーチ・ラボラトリーズの技術開発チームは、その後のロックシーンにも多大な影響を及ぼすこととなる”EMI TG12345“コンソール・デスク(後にMK1と呼ばれることになる)を設計しました。
新しいトランジスターベースのEMI TG12345レコーディング・コンソールは、デュアルチャンネルの「マイクロフォン・カセット」と呼ばれるチャンネル・ストリップを12式装備したモジュール式の設計が採用されていました。また、全てのチャンネルにコンプレッサー/リミッターとEQが搭載されていました。開発当初はFairchild 660や、RS124などのチューブ・コンプレッサーのサウンドが目指されましたが、最終的には全く個性的な、より時代にマッチしたコンプレッサー回路が開発されたのです。
1968年11月に、Abbey Road’s Studio 2に導入され、The Shadowsの8トラックのアルバム録音でデビューした、新しいトランジスタデスク TG12345は、それ以前のREDD真空管コンソールの時代に終止符を打ちました。翌年、EMI TG12345コンソールは、ビートルズのラスト・レコーディング・アルバムとなった「Abbey Road」のサウンドに大きく貢献し、バンドの初期の作品の音よりも、はるかに豊かなサウンドを作り出しました。EMI TG12345コンソールがなければ、 “Here Comes the Sun”、 “Come Together”、 “Something”のような、ロック・クラシックの名曲の音質は全く異なるサウンドになってしまったでしょう。
EMI TG12345レコーディング・コンソールは、1970年代に数多くのリビジョンで製作され、1983年までアビィロード・スタジオや、世界のEMI系列のスタジオで使用されました。EMI TG12345コンソールはマークIからマークIVまで製作され、Pink FloydのThe Dark Side of the Moonや、John Lennonの、George Harrisonのソロ作品、映画のサウンドトラックでは「レイダース」などでも使用され、数え切れないほど多くの伝説的なレコーディングで実際に使用されました。
そして、EMI TG12345レコーディング・コンソールは、決して一般には発売されなかった幻の銘コンソールでもあります。
*Abbey Road Studios, EMI, TG,RSなど、関連するロゴやトレードマークはEMI (IP) Limited.が所有しています。
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