クリエイティブな音楽機材の
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大久保 孝洋
瞬間芸をとらえる技術力・器用さと、アーティストと対峙するうえでのセンスの良さについて高い評価を得ている。音へのこだわりは強いが、冷静だ。
「遅い仕事は誰でもできる」という言葉が、彼のスピーディーな仕事のベースにある。効率至上主義なのではなく、スピードもクオリティのうちだと体得しているのである。また、ボーカル録りにおける技量は抜きんでていると、制作陣も称賛する。新旧問わず様々なものへアンテナを張り、音楽的にも人間的にも日々自分自身をアップデートすることに貪欲だ。
表現の幅は広い。美しくまとまった音に仕上げるのが得意であると同時に、ダイナミクスを取り入れつつも繊細さの漂う音は、特徴的である。
HP:https://victorstudio.jp/engineer/takahiro_okubo/
Twitter:https://twitter.com/takahiro__okubo
ダイナミックマイクはドラムやパーカッション類などの皮もの、ベースアンプ、アコースティックギターなどに使っています。
リボンマイクは、歌以外の楽器類は何にでも立てることが多いですね。よく使うのはColes 4038で、ドラム、ピアノ、ストリングスで使うのが気に入っています。
リボンマイクが好きでよく使うのですが、大きいスタジオだとヘッドアンプ前の距離がどうしても長くなって、その際の劣化が気になっていて、各社のブースターを使って対策していたのですが、ブースターの色が付いてしまうのが気になっていました。
もう少しレンジが広く録音できないか模索していた時に、Active Mic Cableの紹介ページを見たのが購入のきっかけで、たぶん良い物だろうと試聴もせず購入しました。笑
このリボンマイクは本来こういう音だったんだなと思える音でした。情報量が多く、上下のレンジが伸びたように感じて、変にブーストされた印象はなく自然に感じました。
ドラムではキックにaudio-technica ATM25やSOLOMON MICSで使ってみたところ、低音が豊かになり、ハイも伸びているのかアタック感も自然に出ているように感じました。
ベースアンプでは、これまではNEUMANN U47fetをメインにダイナミックマイクを足すことが多かったのですが、Electro-Voice RE20やSENNHEISER MD421に使ってみたところ、ダイナミックマイクをメインでいくことが増えました。
ピアノにはリボンマイクのColes 4038に使ってみたのですが、情報量が増えてハイは滑らかになり、ローも太く柔らく豊かになる印象ですね。
録音時にあまりEQをしなくなったと思います。ミックス時には補正する程度で、過度なEQは減ったと思います。
真空管マイクの電源ユニットにも試しまして、ボーカルやストリングスなどでNEUMANN U67を使った際に、これまではギラ、ギッとしたところが個人的には気になることが多かったのですが、Active Mic Cableを使うことで、そこが自然に落ち着いてEQしなくても良くなり、扱いやすくなりました。逆に元々サラっとしたキャラクターのマイクに使うと、更ににサラッとして味気なくなってしまったので、マイクを選ぶかな、とは思いました。
ピアノのColes 4038、ストリングスのクローズマイクにU67、ベースアンプのダイナミックマイクがお気に入りです。
騙されたと思ってとりあえず2本くらい買って、色々なマイクに試していだけるといいかなと思います。
Umbrella Company Active Mic Cable 製品ページ:https://umbrella-company.jp/products/active-mic-cable/
Active Mic Cableはデモ機をご用意しております。 ご興味のある方は、お近くの販売店、または弊社までお問い合わせください。
デモ機のお貸出詳細:https://umbrella-company.jp/demonstration/