暗闇の向こう、微かに見える柔らかな光。
どこからか、穏やかなハミングが響く。
広大な銀河の中、一人ではないという僅かな希望。
孤立し、死にかけ、全く音を立てるものがないとき、実際は何が聴こえるだろう?
何も無い?
それとも、ハミングと銀河のフリーケンシーの支配下で拡大する優しい叫び?
それこそが、Dark Starのサウンド。
Dark Starは複数のアンビエントエフェクトで処理されたような、複雑なサウンドをクリエイトできるリバーブペダル。非常に長い残響音のパッドを作り出し、リードサウンドの下で響くノイズや、曲全体のフィーリングを左右するダイナミックな効果を生みます。
Dark Starの内部は”Pad Reverb”とも評される、緩やかな立ち上がりと長大なディケイを持つリバーブセクションと、リバーブのWetのみに機能する3つの個性的なモジュレーションセクションによって構成されています。
感情のコントール。ムードの設定。貴方が今クリエイトしているものの更に下層で響く何か。それこそがDark Starです。
特異な残響効果を創出する、OBNEらしいセンスで構築された3つの残響モードを搭載。どれも突き抜けた世界観を持っています。各パラメーターは調整レンジも緻密に設計されており、演奏中に操作したり、外部からEXPで制御することで印象的な効果を生みます。
・Pitch: ピッチ変化を伴うリバーブ。ボイシングを2つに分けて、CTRL1とCTRL2で独立してオクターブアップとダウンをそれぞれ制御できます。
・Delay: リバーブの後ろにディレイを配置し、異次元レベルのディケイとアンビエントな質感をクリエイトします。CTRL1と2はディレイタイムとフィードバックを設定します。フィードバックを最大にすると発振します。
・CRUSH: リバーブがビットクラッシャーエフェクトで処理されて出力されます。CTRL1はリバーブのピッチをオクターブアップからダウンで設定、CTRL2は残響シグナルのサンプルレートレシオを設定します。
HOLDスイッチはモーメンタリー動作で、踏んでいる間のみエクスプレッションで選択されたパラメーターを最大値へ増加させます。
デフォルトではHOLDを踏んでいる間のみREVERBパラメーターを最大値へ変化させ、残響をロックしフリーズさせます。残響をバックグラウンドへ固定して新たなフレーズを重ねたり、細かく踏んでリバーブのディケイを感情にあわせてコントロールしたりと、様々な表現が可能です。またCTRL1に割り当てると、急激なピッチ変化を演出できます。