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WesAudioは、2010年に創業したプロオーディオメーカーです。

WesAudioは2つの部門に分かれており、一つは「ng500」シリーズを代表とするデジタルリコールを備えたアナログプロセッサ、もう一つはクラシックのピュアなアナログ機器を担当しています。

2つの部門は同じ目標を共有し、優れた最新機能を備えた美しいサウンドのアナログ機器を製作し、そのすべてを手頃な価格で提供しています。

今回はオールチューブ回路の「Vari-Mu」コンプレッサー「WesAudio Timbre」の魅力を纏めてご紹介いたします。
https://umbrella-company.jp/wesaudio-timbre.html


名機「Gates STA-LEVEL」に機能を追加し、アップグレード復刻した人気モデル。

WesAudioのTimbre(ティンバー)は、1950年代半ばにラジオ局等の放送用のコンプレッサーとして製造された名機「Gates STA-LEVEL」を最高の品質を持った厳選されたパーツと卓越した技術によって現代に蘇らせた、オールチューブ回路の「Vari-Mu」コンプレッサーです。

オリジナルのSTA-LEVELは、入力した信号のレベルを均一化するコンプレッサーとしての基本機能に優れ、40dBのリダクションまで殆ど歪むことなくコンプレッションを行い、耳馴染みの良い自然な動作でレベルコントロールを行うことができることが特徴です。

発売当時は放送局でBGMとアナウンスのレベルコントロールを行うオートマチックフェーダーなどにも使用されていたようですが、この優れたコンプレッションは音楽制作でも活躍し、STA-LEVELが発売されてから60年以上経った現在も、Timbreを含むハードウェアのレプリカやプラグインが数多く発売され、多くの方に愛用されています。

STA-LEVELでも使用されていた6386真空管を採用したTimbreのオールチューブ回路は、シンプルな操作性とナチュラルで上品な質感を持ち、名機の滑らかなコンプレッションを、現代のレコーディング環境に再現します。また、軍用機器のようなオリジナルの無骨なデザインから、ブラックパネルで洗練されたデザインとシンプルなパネルのレイアウトに仕上げられ、更に音作りの幅と扱いやすさを向上する便利な機能を加えた非常に完成度の高いコンプレッサーです。

ここでSTA-LEVELにはない、Timbreに新たに加えられた便利な機能を紹介します。

・MODE(コンプレッションモード、オリジナルの表記はRECOVERY TIME)に3つ目のモード「TRIPLE(短めのアタックタイム)」が追加
・6段階のRELEASE機能が追加
・サイドチェインフィルター(75Hz)の追加
・ステレオオペレーションのためのリンク機能追加
・BYPASSスイッチ追加

これらの機能の追加によりコントロールの幅が広がり、また入出力のトランスにはCarnhill社製を採用したことで、ボーカルやベース、ギターなど、幅広い音源にナチュラルで艶やかな存在感を加え、より活きた音楽に仕上げてくれるでしょう。


_TIMBRE サウンドレビュー

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レコーディングエンジニア
青野 光政 氏

ビンテージ機材への造詣が深く、オリジナルのGates STA-Levelも使われてきた青野光政氏。

各設定を変更しながら試聴していただき、それぞれの印象なども交えて解説していただきました。

E.Bassで聴いて見ます。ModeをTRIPLEにして使ってみます。このModeは「Gates STA-Level」には付いていないので興味津々です。

Releaseを左から右へ3つ回したポジションと一番右に振り切ったポジションです。まずは、3つ回したポジションで、比べ物にならないくらいグルーブ感がよくなりました。ただまだ音の分量バランスが大きかったり小さかったりします。

一番右に振り切ったポジションではどうでしょうか。音の分量バランスは良くなったのですが、グルーブ感が落ち着きません、一番右に振り切る一つ前のポジションで聴いてみます。ここで気にならない所に落ち着きました。凄くこのAttack、Releaseを調整出来るのは良いです。「Gates STA-Level」で一番気に入らなかった所が、90%無くなっています。

ドラムで聴いて見ます。Kickです。ModeをSINGLEで掛け、Releaseは一番左に振り切ったSLOW、Side Chain FilterはONで試してみます。Inputを30で聴いています。これまた、太さが出ていいです、特に、200Hz~300Hz辺りが出て来るのですが、太さだけ増して、腰高にならず、もたつきも無いのでとてもいい音です。ちょっとハードコンプレッションしてみます。INPUTを85位でかけています。音が破綻せず、太さ、かぶりの音が良い感じで膨らみKickの口径が大きくなった感じです。良いです。

SN(スネアドラム)で聴いて見ます。Kickと同じModeはSINGLEで掛け、Releaseは一番左に振り切ったSLOWで聴いて見ます。入れた瞬間にHiの倍音が多くなります。

では、ヴォーカルを試してみます。女性Vocalです。まずは基本ポジションのModeをSINGLE、Releaseは一番左に振り切ったSLOWで試してみます。手コンプ無しの、マイクHAからアーティストVoを直で「Timbre」に入れています。「Gates STA-Level」同様に聴こえ方が大きかったり、小さかったりして、唄の詩が聴こえづらい所が出てしまいます。

この状態からReleaseを極端に早い一番右に振り切った所で聴いてみます。先程気になっていた詩の聴こえづらい所は、かなり解決して聴こえやすくなりました。

ModeをTRIPLE、Releaseは一番右に振り切ったFASTで試してみます。このポジションは、「Gates STA-Level」には無いポジションなのでどう聴こえるでしょう。今まではVoがかなり引っ込んでしまう現象が有ったのですが、このポジションでは無くなりました。グルーブ一体感がよく、とても聴きやすくなりました。

まとめですが、「Timbre」は「Gates STA-Level」で僕が使い難いなと思っていた所を改善されていてとても助かりました。そして、これだけの機能がついてこの価格で購入出来るのは素晴らしいと思いました。

※全編は以下のリンク先をご覧ください。

https://umbrella-company.jp/contents/wesaudio-timbre-sound-review-idea/


_TIMBRE サウンドレビュー

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レコーディングエンジニア
森田 良紀 氏

STA-LEVELタイプのTimbreが新たに発売されることを知ってから、今まで長く使ってきた1176タイプとはまた違う掛かり方のコンプレッサーとして気になっていました。

自分はVari-Muタイプのコンプレッサーを持っていなかったこともあって、購入前にTimbreのデモ機を試して初めて聴いた時には感動しました。導入してからは気に入ってよく使っています。TimbreはビンテージのSTA-LEVELの質感を求めている人には少し印象が違うかもしれないですけど、TimbreはハイファイなWes Audioらしさが感じられて「元気になって存在感を作り出す」ような音を求める人にはすごく合うと思います。

ベース、アコースティックギターなどにも使っています。薄く掛けたり深く掛けたり、リダクションの具合で印象も変わってきて、音を前に出したい場合に使えますね。ベースの収録時には、サイドチェインの機能がとても便利に使えます。

比較的楽器を選ばずに使えそうに思えますが、特にアコースティックギターの収録時にコンプ臭さを出さずに音を前に出したい場合には、かなり良い仕事をしてくれます。

楽曲や使う目的にもよると思いますが、コンプ臭くなく聴きやすく歌いやすいコンプレッサーとして、お薦めできる製品だと思います。

※全編は以下のリンク先をご覧ください。
https://umbrella-company.jp/contents/redd-microphone-timbre-vl37a-review-ym/

Wes Audio _TIMBREはのデモ機をご用意しております。
ご興味のある方は、お近くの販売店、または弊社までお問い合わせください。

https://umbrella-company.jp/sales.html
https://umbrella-company.jp/demonstration.html

 

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