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m905ではUSBでPCからのシリアルデータを受け、DACチップが求めるI2Cクロックシグナルに変換し渡します。変換プロセスを大きく省略する事は音質の向上には大変有効な手段であり、新鮮なデータをアナログ信号へコンバートしより正しく正確なモニタリングを実現します。GRACE designではUSBモニタリングする事を強く薦めています。DAWからもオーディオインターフェイスとして認識されますので出力にM905を選択する事でそれが可能になります。
それなら「I/Oのアナログ出力をモニター用に使用すれば良いのでは?」と考えが浮かんだと思います。I/OのDACのサウンドが気に入っていたとしても、m905を強くお薦めする理由があります。それはボリューム回路の場所が音質を大きく左右するからです。m905のようなモニターコントローラを使用しないでDAWのI/Oをモニター用に使用する場合、ボリュームコントロールはDAWソフト上で行うかパワーアンプで行うか、この2パターンだと思います。DAW上でボリュームを、つまりデジタルボリュームで操作すると音声データを変えてしまうばかりか、DACの性能もフルに活かす事ができません。
例えば、DAWで20dBレベルを絞ったとしますと24Bit環境で制作していても17~18Bit相当の分解能に低下したサウンドをモニターしている事になります、これでは正しいモニターとは言えません。かと言って毎回パワーアンプで音量をコントロールするのはとても不便ですのでモニターコントローラが必要になるのです。
m905はDACの後段に位置するアナログボリュームですので、モニターする音も制作環境の分解能を落とさずDA変換を行い、アナログ領域で音量をコントロールを行います。また、そのボリュームコントロールには電子制御式のアナログボリュームコントローラを使用しており左右のレベル差0.05dBの高精度を保ったまま、0.5dBステップで音量を決める事ができます。
ソフト上で行う音量調整となんら変わらない精度を保ち、完全なビットデータを保つ[Bit Perfect]DA変換による高音質を両立したM905は、現代の音楽制作に最もマッチしたモニタリングデバイスと言えると思います。