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Recording プロオーディオ

クローズアップ:m908 第21回「USB接続(コンピューター・オーディオ)」

GRACE design m908モニターコントローラーの魅力に迫る『クローズアップ:m908』の第21回はUSB接続についてスポットをあてて解説いたします!

m908はUSB Audio Class 2.0に準拠したインターフェースを搭載しており、48kHz/24bitの場合は最大24チャンネルのオーディオ信号をUSB経由で受信可能です。
※96kHz/24bitは最大16チャンネル、192kHz/24bitは最大8チャンネルに対応しています。

また、USB経由で最大8チャンネルのオーディオ信号を出力することも可能で、m908をオーディオインターフェースとして使用することもできます。

m908に搭載されたXMOSプロセッサによるアシンクロナス(非同期)モードのUSBコントローラーは、Mac OS X 10.8.5以降のバージョンにおいてドライバーのインストールは不要で、最大192kHzまでのサンプルレートをサポートしています。

Windows 7/8/8.1/10 を搭載したPCで使用する場合は、「Grace Design m908 USB ASIO Audio Driver」のインストールが必要です。

USB Audio用の端子はTYPE-Bジャック

- USBを入力ソースとして使用する

USBをm908の入力ソースとして使用する場合は、他の入力と同様に、setupメニューからINPUTのchannel setup の項目で、USBコネクターおよびチャンネルの割り当てを行うだけで設定が完了します。

入力ソースの設定画面(左:input setupのclock overrideからusbを選択、右:channel setup)

- USBにオーディオを出力する

m908からUSB経由でオーディオ信号を出力するには、CUE DSPチャンネルを使用します。 ワークフローの設定で必要なDSPチャンネルを確保し、CUE setupからAES入力やADC入力などを割り当てることで、m908からPCまたはMacへオーディオ信号を送信できます。

※ このCUEチャンネルはモニター信号系とは独立して処理できます。ただし、サンプルレートはシステム内で一致している必要があります。

cue setupからソース(画面ではaes1 1-2チャンネル)とoutputでUSBを選択することで、m908からUSB経由でオーディオ信号を送信できる

- アシンクロナス再生について

m908は、USB経由で送られるクロックに同期しない「アシンクロナス(非同期)」モードで動作します。 USB信号に含まれるクロックは、さまざまな信号が混在・重畳されることでジッターが発生しやすく、オーディオ再生の基準クロックとしては理想的ではありません。

そのためm908では、USBで伝送されるクロック情報は使わず、高精度なm908のインターナルクロックを使用することで、ジッターを抑え安定したDA変換を実現しています。また、必要に応じて外部ワードクロックを適用できるのもメリットの一つです。

m908以外に、USB接続に対応したm905(左)やm900(右)もアシンクロナス(Asynchronous: 非同期)によって、USB転送時に発生するジッターを極めて小さく抑えることで高音質を実現している

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