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GRACE design m701は、プロフェッショナルおよび商用スタジオ向けに開発された、マルチチャンネル・オーディオインターフェースです。「オーディオインターフェース」という枠には収まりきらないほど柔軟な構成を備え、シンプルなDAWシステムのスタジオから大規模なレコーディング、ポストプロダクションまで、あらゆる制作に的確に対応できる設計が特徴です。
第2回では、m701の各スイッチ・ボタン・端子をフロントパネルとリアパネルに分けて解説します。
m701のフロントパネルには、6つのコントロールが配置されています。大型のWVGAカラーLCDディスプレイを中心に、左右にボタン類とEDITノブが並ぶシンプルな構成です。すべての設定操作はこのフロントパネルだけで完結できます。

m701のフロントパネル
ホーム画面ではInput / Output / Mixer などのメータータブをEDITノブと同様に切り替えます。セットアップ画面ではメニューリストの移動に使用します。
最大64chのレベルメーターを1画面で表示(1行32ch×2行)。画面下部のステータスバーにはサンプルレートやクロックソース、Webブラウザでm701にアクセスするためのURLが表示されます。
押すとセットアップモードに入り点滅します。終了時は「Save and Exit / Cancel Exit(セットアップに戻る) / Revert and Exit(変更を保存せずに終了)」などのダイアログが表示され、変更の保存・破棄を選べます。
セットアップページでは、ひとつ前のメニューに戻ります。ホーム画面では、レベルメーターのピークオーバーをワンプッシュでリセットします。
回す→移動・設定変更、押す→決定(ダブルクリック→ルーティングマトリクスの対角線上を一括設定) 片手でほぼすべての操作が完結します。
黄色=スタンバイ、緑色=起動中、白色=動作中。通常の運用では背面ACスイッチは常時ONのまま、このボタンでスタンバイ⇔動作を切り替えます。
リアパネルにはモジュールスロット、標準装備のデジタルI/Oとコントロール用のコネクターなどが配置されています。

m701のリアパネル
通常は常時ONを推奨します
保護部品(800mA)
AES3 24chオプションモジュールなどが追加できます
Dante / Ravenna / DigiLink / USBオプションモジュールなどが追加できます
8ch ADC / 8ch DAC / 4ch Mic Pre Amp オプションモジュールなどが8基まで追加できます。各スロットにはDB25コネクターがあり、Tascam規格に準拠したDB25ケーブルで外部機器と接続します。画面での表示は「ADC S2」「DAC S5」のようにスロット番号で識別されます。
ACパワーコード接続口
GraceNet WebUIを使うためのコントロール専用ポートです。※DanteやRavennaのオーディオネットワークとは独立した別ポートです。
Wi-Fiアダプター接続・ファームウェア更新
設定から以下の3つのモードを切り替えられます。
・TOSLINKモード(2ch ステレオ、44.1 / 48 / 88.2 / 96kHz):一般的なS/PDIF。CDプレーヤー・DAT・民生機器など。
・ADATモード(8ch 44.1 / 48kHz):ADAT対応プリアンプ・コンバーター・デジタルミキサーなど。
・SMUXモード(4ch 88.2 / 96kHz):ハイサンプリングレートでのADAT接続。SMUX対応機器と接続できます。
DB25ケーブルは一般的な「DB25 AES/EBUケーブル(AES59/Tascam規格)」が使用できます。
S/PDIFフォーマットの2chデジタルI/OをRCAコネクターで提供します。75Ω同軸ケーブルで接続してください。
GRACE design独自のs-Lock PLL(位相同期回路)を搭載。外部クロックに対して超低ジッターで同期します。
リアパネルを見るだけで、m701が多くの接続に対応しているかがわかります。
標準装備のデジタルI/Oだけでもマルチチャンネルの接続を備えており、オプション追加により拡張できます。
GRACE design m701 製品ページ: https://umbrella-company.jp/products/m701/