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GRACE design m908モニターコントローラーの魅力に迫る『クローズアップ:m908』。 今回は遂に20回目を迎えました!圧倒的に多機能ながら操作性を徹底的に追及しているm908の個々の機能にスポットを当て、詳しく解説しています。 今回は「Webブラウザコントロール」についての解説となります。お役立ください。
m908には、WebベースのUI(ユーザーインターフェース)が搭載されており、RCUから行えるすべての設定をWebブラウザからもコントロールすることができます。(※ファームウェアバージョン 2.1以降より対応)
RCU(リモート・コントロール・ユニット)のパネルは人間工学に基づいてデザインされており、ボリュームコントロール、入出力ソースの選択やソロ/ミュート、トークバックなど、ストレスの無いスムースなオペレートが行えるよう理想的にレ、EQ、タイムアライメント・ディレイなど、すべてのシステムパラメーターは、視認性に優れたRCUのディスプレイにより目的の項目へアクセスしやすく設計されています。ただし、一度に表示できる情報量に制限があるため、最大で24チャンネル分の確認・設定を行うには、ロータリーエンコーダーで画面をスクロールしながら、目的の設定箇所へ移動する必要があります。
RCU(リモート・コントロール・ユニット)のパネルは人間工学に基づいて設計されており、ボリュームコントロール、入出力ソースの選択、ソロ/ミュート、トークバックなどの操作がストレスなくスムーズに行えるよう、理想的なレイアウトが施されています。EQやタイムアライメント・ディレイをはじめとするすべてのシステムパラメーターは、視認性に優れたRCUのディスプレイにより、目的の項目へ直感的にアクセスできるよう設計されています。ただし、一度に表示できる情報量には限りがあるため、最大24チャンネル分の確認や設定を行う際には、ロータリーエンコーダーで画面をスクロールしながら、目的の設定箇所へ移動する必要があります。
Web UIのオペレート画面(RCUのパネルの状態がWeb UIにすべて表示されている)
ROOM EQの設定画面(Web UIでは、周波数やゲイン、Qなど各パラメーターが確認しやすく表示されている)
m908をネットワークに接続し、同一ネットワーク上のMacまたはPCのWebブラウザからアクセスすることで、各セットアップメニューで表示できる情報量が増加し、入出力のマトリクス・ルーティングも視覚的に確認できるようになります。これにより、m908の設定や動作状態をより効率的に把握することができます。
また、キーボードとマウスを使用することで、各種設定の変更やワークフローのインポート/エクスポート、ファームウェアの更新などをスムーズに行うことができ、作業効率が大幅に向上します。
プロジェクトごとに異なるワークフローが求められる現場では、これらのワークフローをPCやMacにファイルベースで保存・管理できるため、より柔軟かつ効率的な運用が可能になります。
RCUとWeb UIの併用により、より快適でスムーズなオペレーションが実現します。
マトリクス・ルーティング画面(左が入力チャンネル、右がスピーカーチャンネル)
ワークフローのロード画面(m908に保存されている各ワークフローのスピーカーのレイアウトに加え、使用中のDSPチャンネルやCUE系統、トークバックやヘッドホンアウトの有効状態などを一目で確認できる)
パソコンからm908のWeb UIにアクセスするには、m908をLANケーブルでネットワークに接続する必要があります。 m908は出荷時にDHCPサーバーから自動的にIPアドレスを取得するように設定されていますが、DHCPサーバーがない場合は、STATIC(固定IPアドレス)に設定することもできます。
IPアドレスの設定画面
m908は、より快適にご利用いただけるよう、ファームウェアのアップデートによる機能改善や新機能の追加など、常に進化を続けています。このファームウェアのアップグレードは、Web UIを使用することで、ファイルをドラッグ&ドロップするだけで簡単に行えるよう設計されています。
最新のm908ファームウェアは、以下のGrace Designのウェブサイトで入手可能です。 https://gracedesign.com/support-documents/
ファームウェアのアップデート画面(ダウンロードしたファームウェアファイルをドラッグ&ドロップまたはファイル選択するだけでアップデート可能)