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Recording プロオーディオ

クローズアップ:m908 第19回「メーターアウト」

GRACE design m908モニターコントローラーの魅力に迫る『クローズアップ:m908』。
今回は「メーターアウト」についての解説です。どうぞお楽しみください!

m908はフレキシブルにカスタマイズできるメーターアウトの機能を備えています。入力ソースは、アナログ、デジタルのどちらにも対応し、出力先もアナログ(※1)、デジタルのハードウェアコネクターを指定できます。

メーターアウトのフロー図

- meter output source -

m908の各入力ソースやモニターしているソースの信号を選択できます。

  • INPUT 1-16  ※INPUT NAMEが表示されます
  • m908の16系統の入力ソースの中から選択できます。メーターの出力は常にその入力信号を出力します。 信号レベルは変更されません。

  • input monitor pre
  • 現在モニターしているソースがメーター出力に送信されます。
    信号レベルは、CRスピーカー出力のボリュームコントロールの影響を受けない固定レベルです。(入力レベルオフセットおよび入力サミングのみ反映されます)

  • input monitor post
  • 現在モニターしているすべてのソースがメーター出力に送信されます。
    メーター信号には、ボリューム、ディレイ、オフセット、ベースマネージメント、ルームEQのすべてのスピーカープロセッシングが適用されます。

メーターアウトの入力ソース選択設定画面

- meter output routing -

メーター出力のセットアップ画面では、出力先のハードウェアコネクターを指定可能です。

  • channel name
  • 現在選択されているチャンネルネームが表示されています。

  • output
  • 現在選択されているスピーカーチャンネルにメーター出力ハードウェアコネクターを割り当てます。

  • channel
  • 現在選択されているスピーカーチャンネルに出力ハードウェアコネクターのチャンネルを割り当てます。

メーターアウトの出力ハードウェアコネクターの設定画面

※1: アナログのメーター出力を使う場合、CUE / CR EXTのみルーティングが可能です。(CR1、CR2、およびCR3のOUTコネクタにはルーティングできません)

※2: 異なるデジタルヘッドルームを持つ入力信号が混在する場合、0VUレベルがシフトしてしまう事がありますが、INPUTレベルオフセットでシステムレベルを統一し、meter output source を input monitor post にすることで、0VU値を揃えて出力することができます。

※3: m908の アナログ/デジタルのレベルの取扱いについては、設定する際に確認することが重要です。m908のアナログ出力は 0dBFS = +18dBu となっており、 0dBFS のデジタル入力に対して +18dBu のアナログ出力が得られます。デジタルヘッドルームを 20dBとした場合、アナログ出力での基準レベルは -2dBu となる換算です。 +4dBu = 0VU のアナログメーターを使う場合は、メーター側で入力感度の切換え・調整が必要になります。

※4: 今後のファームウェア更新にて、アナログメーター出力のレベルオフセット設定がセットアップメニューに追加される予定です。

◎GRACE designブランドページはこちら

◎GRACE design m908製品ページはこちら

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