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GRACE design m908モニターコントローラーの魅力に迫る『クローズアップ:m908』。 今回は「メーターアウト」についての解説です。どうぞお楽しみください!
m908はフレキシブルにカスタマイズできるメーターアウトの機能を備えています。入力ソースは、アナログ、デジタルのどちらにも対応し、出力先もアナログ(※1)、デジタルのハードウェアコネクターを指定できます。
メーターアウトのフロー図
m908の各入力ソースやモニターしているソースの信号を選択できます。
メーターアウトの入力ソース選択設定画面
メーター出力のセットアップ画面では、出力先のハードウェアコネクターを指定可能です。
メーターアウトの出力ハードウェアコネクターの設定画面
※1: アナログのメーター出力を使う場合、CUE / CR EXTのみルーティングが可能です。(CR1、CR2、およびCR3のOUTコネクタにはルーティングできません)
※2: 異なるデジタルヘッドルームを持つ入力信号が混在する場合、0VUレベルがシフトしてしまう事がありますが、INPUTレベルオフセットでシステムレベルを統一し、meter output source を input monitor post にすることで、0VU値を揃えて出力することができます。
※3: m908の アナログ/デジタルのレベルの取扱いについては、設定する際に確認することが重要です。m908のアナログ出力は 0dBFS = +18dBu となっており、 0dBFS のデジタル入力に対して +18dBu のアナログ出力が得られます。デジタルヘッドルームを 20dBとした場合、アナログ出力での基準レベルは -2dBu となる換算です。 +4dBu = 0VU のアナログメーターを使う場合は、メーター側で入力感度の切換え・調整が必要になります。
※4: 今後のファームウェア更新にて、アナログメーター出力のレベルオフセット設定がセットアップメニューに追加される予定です。