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Recording プロオーディオ

エンジニア渡邊修一様によるCHANDLER レビューをGerm Compを再掲載!

* 2008年取材

2008年 TEC Award 受賞でその確固たる地位を確立したChandler Limited社のGermanium Compressor、アナログアウトボードの面白さや素晴らしさを再確認できる新たな定番コンプレッサーです。

今回はレコーディングエンジニア 渡邊 修一様にお話をお伺いしました。

Q: プラグインとアウトボードのコンプレッサーの使い分けについて

『プラグインでは音を整えるというか、レベルを押さえる目的で使っています。音色を作る場合にはアウトボードを使うのが好きですね。真空管とかトランスの音が好きなんですが、そういうところにデジタルでは得られないアナログの味が出てくるんです。

今はデジタルになって録り音がクリアでハイファイになってきたので、マイクやアウトボードで音の質感を狙って作って録音していくようになってきました。』

Q: 購入されたきっかけ

『元々 コンプレッサーを買う予定は無かったのですが、スタジオでGermanium Compressorを試す機会があったので使ってみました。普段はどちらかというと、後からどうにでも処理ができるようにできるだけ素直な音で取り込ん で、落とす時に作り込んでいるのですが、Germanium Compressorは色々な音作りができる点でとても便利だと思い購入しました。』

Q: 使い方や各セクションの印象について

『今は1台しか持っていないのでモノラルで録る楽器にしか使えないですが、アコースティックギターでは録りでも必ず使っていて、最近ではボーカルやベース、ドラム等、今までUrei1176を使っていた素材によく使っています。 例えばUrei1176は色んな楽器に使われていて、あのサウンドや使いやすさが目的で使われてますが、いろんな音色に変えることはできないんです。 Germanium Compressorはナチュラルに使うこともできるし、思いっきりかけて激しいコンプサウンドにすることもできたり、曲や全体的な音の雰囲気に合せて質 感も含めて幅広く音色を変える音作りができるのがいいですね。オールマイティに使えます。』

『使う時はいつも最初にGAINとFEEDBACKで音の質感を決めてからコンプレッサーのセッティングをします。

COMP CURVEは、コンプレッサーの種類が変わるような感じですね。ナチュラルにかけたい場合は左側のポジションにして、派手に使いたいときは右側にして使い ます。左側の3つを使うことが多いですが、使う時はつまみのポジションは全く気にしないで、いつも耳で判断しています。』

『MIX機能は便利ですよね。Germanium Compressorを2台持っていればドラムの2MIX等でもきっと重宝しますね。』 『普段はセッティングのパターンを幾つか試しながら音作りをしています。色んなことができる分、最初は使い方は大変だろうと思っていたのですが、今では凄くラクに使えるし、使い方に決まりがない点は逆に面白いですよね。

あと一般的なコンプレッサーのように「レシオが4:1」とか数値の表記がGermanium Compressorには一切無いので、逆に数値的な部分は考えずに耳だけで判断できるし、使い方が決まっていない所もこれからも面白みを感じられる機材 だと思っています。』

『ありがとうございました!』

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