CHANDLER LIMITEDのスタジオマイクロホン2機種がサンレコ誌「 一生モノの歌録り用コンデンサー・マイク」に掲載。連動音源もあります!
08/22

サウンド&レコーディング・マガジン 2019年9月号で行われた大特集「新定番のハイグレード20機種から選ぶ 一生モノの歌録り用コンデンサー・マイク」において、CHANDLER LIMITED社があの英国アビーロードスタジオと共同開発したコンデンサーマイク REDD MICROPHONEとTG MICROPHONEの2機種がレビューされています。
現行コンデンサー・マイクの中から選ばれた、スタジオ録音で使えるハイエンド機種を20本そろえて、実際に女性シンガーと男性シンガーの歌をレコーディング、その各マイクロホンを徹底的に聴き比べるという貴重な資料となっています。
そして何よりその連動企画として、記事に連動した音源がsound cloudにアップされているので、実際にその音の違いをご自宅で聴き比べる事ができるのも素晴らしい。
このクラスのコンデンサーマイクともなると、どのマイクも優れている事には変わりなく、声質やジャンル、好みによって選ばれるマイクは異なってくると思いますので、このような貴重な資料が用意されることは購入を検討している方々にはとても参考になるのではないでしょうか。
REDD MICROPHONE
REDD MICROPHONEはAbbey Road StudiosとChandler Limitedが共同開発した最初のマイクロホンであり、今や全世界中の商業スタジオにおいて多くのヒットソングで使用されているコンデンサーマイクロホンです。ボーカルマイクとしては数えきれないほど多くのトップアーティストの録音で使用され、近年その導入スタジオは増え続けている定番マイクとなりつつあります。
アビーロードスタジオが所有しており、ビートルズをはじめとする多くの歴史的録音に使用されたマイクロホンに代わる、アビーロードのあたらしい時代を象徴するマイクロホン。それがREDD MICROPHONEです。多くの現代のハイエンドマイクがノイマンUタイプのコピー的サウンドに固執する中、彼らはその伝説や歴史をしっかりと継承した、美しくリッチなサウンドとトーンを実現しようとトライしました。
この美しいサウンドの真空管マイクロホンには、EMIオリジナル設計のビンテージREDD.47マイクプリアンプカードを内蔵しています。伝説的なサウンドを継承しつつも、微弱信号であるダイヤフラム直後の信号を一切引き回すことなく増幅できるこの設計によって、ピュアでリアルな信号をそのまま録音することができるようになりました。内蔵のREDD.47マイクプリアンプのゲインを最小に設定することで、従来通りに他のマイクプリアンプ経由でも使用ができ、その場合でもこのマイクロホンのサウンドは十分すぎるほどに美しいサウンドを持ちます。
たいへん長い時間を費やし、伝統あるアビーロードスタジオが更に輝くための最高峰のマイクロホンが完成させた事で、また新しい伝説の音楽が作られていきます。
誌面のレビューでは「個人的には今回の女性ボーカルには最もフィットしているように感じた」、「声質やボーカルスタイルを問わずオールジャンルに対応できるニュートラルさ」など、ノイズの少なさやドライブモードに設定した際の自然なひずみ方にも言及いただき、素晴らしい評価をいただいております。
レビューの詳細は誌面で是非ご確認いただき、ここではsound cloudにアップされている音源をシェアさせていただきます。
今回の試聴音源は特別に「ノーマルモードとドライブモードでのサウンドの違い」を、それぞれの男性/女性ボーカルで録音していただいたようで大変参考になる音源となっております。
P72〜73:CHANDLER LIMITED Redd Microphone(女性ボーカル)
P72〜73:CHANDLER LIMITED Redd Microphone(男性ボーカル)
P72〜73:CHANDLER LIMITED Redd Microphone(Driveモードをオン/女性ボーカル)
P72〜73:CHANDLER LIMITED Redd Microphone(Driveモードをオン/男性ボーカル)
TG MICROPHONE
TG Microphoneは、REDD MICROPHONEで瞬く間に世界のスタンダードとなるマイクロホンとなったCHANDLER LIMITEDの第二弾のマイクロホン・プロダクトです。もちろんアビーロードスタジオとの共同作品であり、ソリッドステート/ラージダイヤフラムのコンデンサー・マイクロホンというコンセプトで開発されました。
英国Abbey Road Studiosいおいて、後期ビートルズ・サウンドを支えた伝説のTGシリーズのエッセンスを継承しながらも、革新的でユニークなデザインを追加。サウンド/ファンクション/ユーザビリティの全てにおいて「究極」を追求しています。
スタジオでFET47、C414、U47などのトラディショナルなマイクロホンが好んで使用されるシチュエーションに対して、柔軟に対応できるフレキシブル性を持ち合わせたと語られる通り、バランス良くスタイルを問わず使用できる素晴らしいマイクロホンにチューニングされています。「EMIテープイコライザー」、「デュアルトーンシステム」、「-10dB PAD」、「ローカットスイッチ」などの機能を搭載、指向性はオムニ/カーディオイド切替えが可能、専用のPSUユニットがもたらす安定したダイナミックなサウンなど、「モダン・クラシック」と呼ぶにふさわしいコンデンサー・マイクロホンです。
誌面のレビューでは「中高域が充実したプレゼンス、しっかりとした太さもありバランスが良い」、CHANDLER LIMITED TGシリーズのアウトボードのサウンドに共通するサチュレーションなどもご評価いただき「どんなボーカルスタイルにも合うニュートラルでシルキーなサウンド」と評価されていました。
こちらも詳細は誌面でご確認いただき、sound cloudにアップされている音源をシェアさせていただきます。
TG MICROPHONEには「デュアルトーン・システム」と「EMIテープイコライザー」というサウンドキャラクターを変化させられる機能を装備しているのですが、今回のサウンドサンプルは「システムA」設定でレコーディングされたとのことです。
P70〜71:CHANDLER LIMITED TG Microphone(女性ボーカル)
P70〜71:CHANDLER LIMITED TG Microphone(男性ボーカル)
これらのCHANDLER LIMITEDマイクロホンのスタジオ導入をご検討されている方には、デモ機の貸し出しをご利用いただけますので、どうぞお声がけください。
★デモ機のお貸し出しについて
https://umbrella-company.jp/demonstration.html
その他、今回のサンレコさんのコンデンサー・マイク大特集では、以下のような盛りだくさんの役に立つ記事や、20機種もの素晴らしいボーカルマイクロホンがレビューされています。今後10年を見据えても必ず役に立つ保存版だと思いますので、ぜひ本誌をお買い求めになり特集を熟読しましょう!
◎現行コンデンサー・マイク20機種レビュー
◎自分に合ったマイクを持つ必要性
◎マイクのスペックにまつわる用語解説
◎厳選! マイク・アクセサリー・カタログ
◎コンデンサー・マイクのメインテナンス・メソッド
<登場マイク・ラインナップ>
◎AKG C12VR
◎BLUE MICROPHONES Bottle
◎BRAUNER Valvet X
◎BRAUNER VM1
◎BRAUNER VMX
◎CHANDLER LIMITED TG Microphone
◎CHANDLER LIMITED Redd Microphone
◎EARTHWORKS SV33
◎EHRLUND EHR-M
◎LAUTEN AUDIO LT-386 Eden
◎MANLEY Reference Silver
Comment
トラックバックはありません。
コメントはありません。