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高音質モニターコントローラー,GRACE design,m905,USB DAC,スタジオ,業務スタジオ,評価,レビュー

 

「GRACE design m905ユーザーレビュー/
レコーディングエンジニア Korn様」

Lunetec V3やm902、m904など、GRACE design製品を以前から愛用していただいているレコーディングエンジニアのKornさん。

東京郊外の自然に囲まれたKornさんのご自宅に設けられたスタジオにて、Kornさんの仲間でレコーディングエンジニアの栃木哲也さんを交えて、GRACE design製品についての印象やスタジオに導入されたm905についてお話をお伺いいたしました。

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★Kornさんは、以前からマイクプリやヘッドホンアンプなど個人でもGRACE designの製品をお使いいただいてまして、以前在籍されていたスタジオではモニターコントローラーにm904をお使いいただきましたが、まずその時のm904の導入理由についてお聞かせください。

Korn様:ヘッドホンアンプとして使っていたm902をモニターコントローラーとして使ってみたことがあって、その当時のスタジオの卓のモニターセクションと比べても音がクリアーで印象が良かったんです。ボリューム部分のガリや故障も起きたことが無いし、GRACE designは製品の信頼度高く、入出力も豊富なので、新しくスタジオを作る時にm904を導入しました。

m904もm902も、長く使っていましたが壊れないのが良いですね。強いていえば、音に関係ない所のLEDが経年で暗くなったことくらいです。

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★今回Kornさんのプライベートスタジオに導入していただきましたm905の印象はいかがでしょうか。。

Korn様:まず程よく高級感のある見た目が好きですね。音はもちろん使い慣れたGRACE designらしい良い印象です。音を汚すにも何をするにも、まずはそれをちゃんと確認できる音で聴けないと何もできないと思いますが、そういう点で見るとm905は他社の製品と比較しても一番クリアーに音を出してくれる印象です。

機能も十分ですし、何よりも使っていてストレスを感じないんです。ボタンの配置も押し間違うようなことが無いですし、ボタンの程よいストローク感もいいですね。画面表示が大きく色々な情報が表示されるので、とてもわかりやすいです!

あと、例えばトークバックボタンもスイッチ自体が色で切り替わりますし、明るさも十分あるので、見た目でも確認がしやすいんです。

栃木様:トークバックスイッチを押すと、リレーが切り替わる時の「カチッ」っていう本体側の音で確認できるじゃないですか。他社の製品では切り替わったのか分からない時もあって「今話していいのか?」って思う時もあるので、そういう部分でもGRACE designのモニターコントローラーは使ってみると安心感を感じますね。

Korn様:クライアントのテーブルにもトークバックスイッチを置いているんですが、クライアントがスイッチを押したときに切り替わる音がするので、トークバックを使ってることが音でも確認できるんです。

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★入力はどのように接続していますか?

Korn様:時々ここでマスタリングの作業もしていて、マスタリングソフトはMACのオプティカルアウトからm905に入力して、Avid Pro ToolsはUniversal Audio Apollo16のAES OUTから接続していますが、それぞれのアプリケーションを立ち上げたまま切り替えて聴けるので便利ですね。

栃木様:入力が別系統だから、例えばPro Toolsを96kHz/32bitで作業してマスタリングは44.1kHz/16bitで作業しても、入力ソースの切り替えだけでどちらも聴くことができますよね。

Korn様:そうですね。Mix中にiTuneを開いて参考の音源を聴くような場合でも、ボタンひとつで切り替えができますね。

栃木様:なるほど、それは便利ですね。

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★m905はm904ユーザーのフィードバックを反映させて、ユーティリティーもより強化されていますが、機能面についてはいかがでしょうか。

Korn様:まずアウトプットが多いので、やりたいことがすぐ実現できてしまいます。ヘッドホンアウトも2系統ありますし。今はスピーカーはラージとスモールに2系統使ってラジカセを使う場合はヘッドホンアウトから繋げて、クライアントの方がヘッドホンで聴いている場合でも、ラジカセから小さな音を流して確認できるようにしています。

SUB/DAC OUTはいずれはVUメーター用に使いたいですね。今はCue Boxに使っていて、このスタジオではデジタルで送るCue Box(Behringer)とアナログのCue Boxを使っています。デジタルのCue Boxだと16チャンネルを送れるので便利ですが、Cue Box側のDACのレイテンシーが少し気になるので、特にボーカルなどを録る時にはm905のSUB/DAC OUTからアナログCue Boxに送って使っています。

栃木様:自分はSUB/DAC OUTをサブウーハー用に使ってみたいです。3系統のスピーカー出力に各々のレベルで出力できるのは自分が使うとしたらなかなか便利だと思いました。更にもしフィルターとディレイも本体で設定できたら、サブウーハーを使う自分にはかなり使えると思いました。

あと、ラージコンソールが入っているスタジオの場合、モニタリングを少し特殊なセッティングに変えようと思っても簡単にはできなかったりするんです。

例えばボーカルダビングする場合に、コントロールルームでは2MIXを聴きたくて、でもブース側のCue Boxにはオケとボーカルは別のチャンネルに単独で返して、更にボーカルのリバーブ成分もまた別のチャンネルに返したい、っていうことをラージコンソールのモニターセクションを使う環境では構築するのが難しかったりするんですが、m905を使った環境だとそういうことも容易にできてしまいそうですね。


★最後にGRACE design製品の印象についてお聞かせください。

栃木様:m904をスタジオで使うことがありますが、マイクプリと同じようにGRACE designらしく色付けせずに綺麗な印象ですね。こういう機材って、本体のデザインから設計思想が伝わってくるんですが、GRACE designの製品は実際に使ってみてもその質実剛健さが伝わってきます。
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他社のモニターコントローラーでは、ボリュームのガリが酷かったり、ディマーが効かなかったり、左右のバランスがおかしいと感じる製品もあったんですけど、m904については作業中にそういう状況になったことは一度も無かったので、安心感が強いです。

GRACE designの製品は経年で動作や音がヘタッてきたってことも殆ど聞いたことが無いし、何年間も毎日音を通して使い続けているのに、そういう面のメンテ代が殆ど掛からないとしたら、ユーザーとしては凄くありがたいことですよね。モニターコントローラーが壊れやすかったりしたら、マイクプリのように替えがあるのとは違って大ごとになってしまうから、その点でも安心できるメーカーですね。

こういう機材って、音の好みとか使い勝手などの選び方もあると思いますが、ずっと壊れずに使えるっていう安心感は業務用としてとても重要なことだと思います。

Korn様:色々とGRACE design製品使ってきましたが、壊れずに使えるって点では信頼性が高いですね。

栃木様:業務機なので爆発的に売れるようなニーズの高い製品では無いですけど、一つ一つの製品のコンセプトやクォリティの良さからして、GRACE designは相当な時間やコストをかけて開発をしたり、製品を作っていると想像できるんです。10年近く地道に売り続けたm904にしても、ひとつの製品が何年も評価されながら売れ続けるのって凄いことだと思います。きっと会社としてもとても健全なんだろうと思いますね。

Korn様:確かに、すぐにモデルチェンジをすることも無く、壊れたり買い替えすることの無い製品を作り続けているのって凄いと思いますね。

★ありがとうございました。

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