DRVは、Bondi EffectsのJon Ashleyとの共同開発により完成した、ニュアンスの表現性に優れたプリアンプ/ディストーション・ペダルです。
3年間もの長期間にわたってプロトタイプ製作と回路調整が繰り返され、本当に特別な一台が完成しました。DRVペダルではMatthew Hoopes自身が歪ペダルに求めた全てが再現されています。ビンテージ感のあるサウンドとコンセプトを持ちながらも、3つのノブの微妙な相互関係により、バラエティに富んだ、多彩なサウンドのベクトルを発見できるよう設計されています。
*入荷ごとにカラーバリエーションは異なります。
エレクトリックギター特有のミッドレンジがクリアーで温かみのあるハーモニクスと融合した時、全ての楽器のトーンに明瞭さが与えられます。DRVのプリアンプからディストーションに変化する付近の、より低いゲイン位置でのトーンは格別です。DRVではプリアンプ的なクリーンサウンドから、僅かにディストーション成分が増していくユニークなダイナミックレンジと感度のデザインに誇りを持っています。もちろんハイゲイン設定時の太くクリーンなファズサウンドも魅力的です。
DRVは製造もワイヤリングもすべてアメリカのテネシー州ナッシュビルにて行っています。昔ながらのスタイルでPCBにスルーホール部品をアッセンブルしています。曲げ加工の美しいスチール筐体と美しいグラフィックデザインを持つ各ユニットは、マシュー本人がテストし、手作業でナンバリングが書かれています。
洗練された個性的なデザインを施したスチールのエンクロージャーと選び抜かれたコンポーネンツ、私の目標は経費を惜しまない事でした。ギター機材の世界では時にベストと言われている部品やデザインが答えになるとは限らないため、私は自分のフェイバリットを常に選択していきました。それにはSwitchcraft製のオープンフレームの11ジャックや、限りなく静音な内部リレーを採用したソフトタッチのバイパススイッチなども含まれます。
Bondi EffectsのJon Ashleyによるエンジニアリングとコラボレーションによるプロジェクトは3年間にもおよびました。完成したDRVペダルはデザインにかつてない独自性があり、これまでに聞いたことのない研ぎ澄まされたサウンドを持っています。特に低いゲイン設定でのブースト・セッティングのサウンドは特筆すべきサウンドです。クラシック・ペダルのモディファイではなく、ビンテージペダルそのもののように感じられるでしょう。
DRVペダルは歪み回路とプリアンプブースト回路の2回路で構成されており、内部電圧レギュレーターにより18Vに昇圧され動作しています。このペダルのアイデアは自分自身が考える最高のサウンドをクリエイトすることでした。そして様々なバリエーションのサウンドをキャプチャーするのに驚くほど使えるツールであることを発見していきました。私個人がDRVペダルで最も誇りに思っているサウンド設定は、よりローゲインでのセッティングであり、設計的にも最もユニークなセクションだと確信しています。もちろんDRVのゲイン構成はハイゲインで複雑なコードでもスウィートなサウンドの輪郭を捕えることが可能です。私はこのペダルが持っているパンチ感のあるミッドレンジをとても気に入っています。リボンマイクでレコーディングしたような温かさと分厚さを思い起こさせるサウンドです。
このペダルの開発が新しくユニークなものに変わったことが、1981 Inventionsを立ち上げるきっかけとなり、DRVを始めてオフィシャルにリリースにすることに決めました。
1981 Inventions DRVは初期RAT(1985 Whiteface)インスパイアのペダルですがサウンドは異なっています。前段に追加された優秀なプリアンプ回路と18Vの倍電圧駆動をはじめとするきめ細かい独自のチューニングにより、驚くほどのヘッドルームを備えています。クリーンなトーンの得られる美しいトーンシェイピングは、本機を最良のプリアンプ/ブースターとしても使用できることを意味しています。
またCUTノブはRATに比較してより使いやすくアレンジされており、サウンドを少しダークにさせたり、様々な温度感をもったトーンに仕上げるのに最適です。