ある点において、サウンドを説明することは、時間を説明することと同じだ。つまり、どちらも四次元的に不可解ってことだ!
もちろん、これは充分に理解できる。時間とサウンドは混ざり合っているし、周波数はある一定期間しか存在しない、とか。
僕たちはオールパスフィルターについて、そして君と僕についてたくさんの時間を費やして考えた。異なる時間関係で、どのように周波数が通過されるか。デジタルの領域において、どうやってフェイザーやリバーブが作られるか。
それはどれだけ記憶領域があるか、つまり四次元とどう関わるのか…みたいなね。
Old Blood Noise EndeavorsのBL-52 Phase Repeaterは、フェイザーのようであり、ディレイのようであり、リバーブのようでもあります。「時間(クロック)」によって定義されるエフェクトの限界を更に押し上げる分類不能のクリエイティブ・デバイスであり、そのサウンドは従来の枠組みを超越し、完全に独自のカテゴリーを作り上げています。
フェイズ回路にディレイを融合し、位相モジュレーションに影響するタイムストレッチを自在に制御。流体フェイザー、拡散するマルチタップディレイ、水彩画のように滲むリバーブ。そして全てを混合したような、中間のサウンド。空間のサイズや素材が常に変化するような、特殊な雰囲気を生みます。
どうプレイするかは貴方次第。固定観念を捨てて、自由にキャンバスへ筆を走らせて下さい。
BL-52の魔法は2つのコントロールから始まります。
CLOCKはペダル全体の処理速度を可変する不思議なパラメーター。シグナルの解像度を決定するサンプルレート、フェイズリピートのタイミング、そしてリピートの滲みや拡散へ影響するLFOスピードなど、複数の要素を同時に大きく変化させます。エフェクトの境界線を曖昧にすることで、まだ名前の無い、貴方の概念上でのみ広がるアトモスフィアが具現化されます。
FEEDBACKもキャラクターを大胆に反転させるパラメーター。その仕組には一般的なフィードバックと同様ですが、効能は今までのそれとは全く異なります。忠実かつクリーンなリピートから、次の瞬間には沈み込むようなマルチタップ、更には暗い下層でじっとりと蠢く奇怪なうねりへ到達するドラマチックな変化は、唯一無二です。
その他貴方のセットアップに馴染ませるためのMIXとVOLUMEコントロールも搭載。
BL-52はシンプルなコントロールからは想像できないほど、多彩なサウンドを提供します。その全てが貴方の先入観へ疑問を投げかけるような、何者にも属さない孤高の世界観を持っています。
パラメーターの設定によっては、波のようにエフェクトが寄せては返します。それぞれのリピートの解像度、滲み、拡散が常に変化し続ける様子には、単なるエフェクトを超えた「意志」さえ感じられます。
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