WesAudio ngBusComp 導入事例 | 作曲家 末廣 健一郎 様
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WesAudio ngBusComp 導入事例
作曲家
末廣 健一郎 様
【プロフィール】
末廣健一郎
作曲家★ 所属事務所ワンミュージック
https://one-music.jp/suehiro/index.htmlアニメ、ドラマ、映画等のサウンドトラックを数多く手掛ける。作風の幅は広くオーケストラ編成のダイナミックなサウンドから、恋愛ドラマの繊細なサウンドまで多岐に渡る。
★ 代表作
・婚姻届に判を捺しただけですが
・逃げるは恥だが役に立つ
・Re:ゼロから始める異世界生活
・炎炎ノ消防隊
・シャドーハウス
他多数,,,
ngBusCompは高効率化のニーズも満たしてくれる。
– これまでの作業では、アナログのハードウェアはお使いでしたか。
末廣健一郎(以下S):作曲編曲については、今までアナログのアウトボード類は使わずに、ソフト上で音を追い込む形を進めていますが、最近プライベートスタジオでの録音強化のためにOzdesign OZ-2200 とPueblo 2/2+、それとSymProceedのSP-MP500などマイクプリをいくつか導入しました。
– ngBusCompの導入を検討された理由をお聞かせください。
S:作曲のアイデアや思考を形にする為のプロセスは、限りなくシンプルが理想です。アウトボードを使用するメリットは理解しつつも、作編曲の各プロセスに優先順位を付けていくと、この辺りの機材はミックス時にエンジニアにお任せする感覚が強かったんです。
私の場合、劇伴仕事が多いため曲数や短時間でのタスク量を考えると高効率がとても重要な要素になります。もちろん楽曲ジャンルや作曲スタイル等、仕事、趣味も含め様々な作曲家がいることは承知の上ですが同じ様に考えている作曲家も決して少なくはないと思うんです。
ngBusCompはその辺りのニーズも満たしてくれる素晴らしい製品だと思いました。
慣れたDAW操作で、アナログならではのサウンドを実現できる。
– 導入にあたって、重要視していたポイントは何ですか。
S:アウトボード類の数を最小限に抑えたいので、「作業効率」「全般的に使えそうな音質」の2点をポイントに考えていました。
– 導入を決められた理由は何でしょうか。
S:フルアナログ動作での音質を生かしながら、ソフトウェアによりDAW上でプラグイン操作できる所ですね。このメリットはとても大きいです。作編曲に割く時間を重視していくと、アウトボードに触れている時間はどうしても短くなり、経験値の蓄積が少なくなります。並行作業になることも多いので、意識も分散しがちです。
ngBusCompなら慣れたDAW上での操作を可能にして、尚且つアナログならではのサウンドを手に入れる事ができます。作編曲との並行作業もとても効率が良いです。
– 導入後は、主にどのようにお使いですか?
S:ミックスバスやドラムミックス等に使用する使い方も魅力的ですが、作曲家視点だとレイヤーした別々のシンセ音源をngBusCompに通して馴染ませたり、THDドライブ回路やIRON出力を使って、歪みと粘りを負荷するトラックメイク的な使い方が面白いですね。
セッティングのA/B比較も効率が良くありがたいです。私の場合はCUBASE環境なので、外部FXでルーティングして使用トラックにインサートしていますが、普段DAWでプラグインを使用する時と変わらないので便利です。
マルチな対応力でハイエンドのコンプの1台目としてもお勧め。
– ステレオ/MS/デュアル、それぞれのコンプレッション等の印象はいかがでしょうか。
S:ステレオ、デュアルでスタンダードな使い方もしますが、MSモードはサイドだけ強調して広がりを演出できるのでこれも編曲時から使用できて良いですね。欲を言えばSIDE、MID、片方だけIRON出力に変更できたら嬉しかったですが、今のままでも面白い音作りが可能です。
– 各メーターの視認性の印象はいかがですか?
S:各メーターのLEDによる視認性も抜群ですね。この辺りも購入の決め手になりました。
– 2種類のサチュレーション回路(THDとIRON出力トランス)の印象や使い勝手はいかがですか?
S:両方とも音像がワイドになり立体感も出ますね。THDは幅広い帯域で効くのでトラック選ばずに万能に使えます。 IRON出力は中域のあたりでアグレッシブな音作りをしたい時に便利ですね。ぼくはシンセリードに使ったりして遊んでいます。
– 気に入っている機能はありますか。
S:プラグインコントロールを中心に全体的に気に入っていますが、MSモードとIRON出力の音作りは積極的に使用していますね。最近、趣味でモジュラーシンセを触るんですが、そこでミックスバスにかけるのも楽しいです。
– 検討している人にアドバイスするとしたら、何と言いますか。
S:操作性の良さと、音質のクオリティ、様々なシチュエーションへのマルチな対応力を考えると、これからアウトボードでハイエンドのコンプを考えているユーザーにこそ1台目としてお勧めの機種なのではないかと思います。
– ありがとうございました!
協力:宮地楽器RPM
★ WesAudio ngBusComp 製品ページ
https://umbrella-company.jp/wesaudio-ngBusComp.html
★ ngBusComp コンテンツページ
https://umbrella-company.jp/contents/?s=ngbuscomp
ngBusCompはデモ機をご用意しております。
ご興味のある方は、お近くの販売店、または弊社までお問い合わせください。
https://umbrella-company.jp/sales.html
https://umbrella-company.jp/demonstration.html
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