マイクプリアンプにギター用コンパクトエフェクターをインサートできる!Radial “Voco-Loco”
09/10

ボーカルにファズやギター用のエフェクターをかけてパフォーマンスしたい!
そんな人はあまりいないのかもしれませんが(僕の周りには結構いる・・)、Radialからそんな面白い製品が発表されたので紹介しておきます!
昔からむちゃくちゃな接続でステージ上でボーカルやサックスなどに持ち込みのギターペダルを接続しパフォーマンスをする方をたまに見かけましたが、接続の順番や常識がはちゃめちゃで出音が???な事がよくありました。確かにやりたい気持ちはわかるし、特にボーカルを歪ませたいなんて場合にはコンパクトエフェクターが一番手軽だし、歪み方もかっこいい。ボーカリストがコンパクトエフェクターをマイクラインにインサートできる道具を開発したいなぁと長年考えていたら、Radialから発売されました。Radialというメーカーは僕が結構考えていた製品を実際に製品化するの事が多く、僕の頭の中をのぞいていると僕は思っています(笑)。
Radial Voco-Locoは48Vファンタム電源にも対応しダイナミックマイクからコンデンサーマイクまで使用できるマイクプリアンプに、ギター用のコンパクトペダルをインサートできる機能を備えたフットスイッチタイプのフロア型製品です。ギターペダルの入出力特性にマッチするようAUX IN と OUTが最適化されています。
マイクプリアンプ・セクションにはシェルビング・タイプのEQセクションまで装備されていてマイクサウンドにイコライジングを行うことも可能です。マイクサウンドにはセンド&リターンでギター用のコンパクトエフェクターを接続することができ、入出力はHi-Zのギター信号に最適化されています。またエフェクトのリターン信号にはトーンコントロールが配されギター用エフェクターだと少しブライト過ぎる・・などといった場合でも適切にサウンドメイクすることが可能です。
さらに特別便利な機能がミックス・コントロールです。エフェクトのドライ信号とエフェクト信号のブレンド比を調整できるので、抜けのよいサウンドを簡単に作り出すことが可能。ボーカルにコンプレッサーをかける場合や、歪みペダルをインサートするような場合でも100パーセントWetしか選択肢がない場合に比較して、圧倒的にサウンドの完成度を高めることができます。
またフットスイッチは2個用意され、エフェクトループのon/offとVoco-Loco のサウンドMuteが切り替え可能なようです。また位相の反転もスイッチで可能です。フルバランスのXLRバランス出力から直接ライン信号をPAやミキシング卓に送ることができます。
12.7cm x 17.8cmのコンパクトサイズで15VDCパワーサプライ駆動。米国価格は$300とのこと。
ボーカルやサックスなどのライブパフォーマンス時に、ボーカル信号にギター用コンパクトエフェクターでリバーブやディレイ、歪みペダルやワウペダルなどをかけることができるようになり、想像力豊かなパフォーマンスが期待できますね!
日本では正規代理店の日本エレクトロハーモニクスさんで取り扱いがあるはずです!どうぞチェックしてみてくださいね。
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