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かなりぶっ飛んだコンセプトのDEATH BY AUDIOの新作ペダルTOTAL SONIC ANNIHILATION 2 (TSA2)が話題です。 その超越したトーンメイクに関しては http://umbrella-company.jp/deathbyaudio-total-sonic-annihilation-2.html こちらで詳しく解説されています。 社内で爆音ビデオを撮影したミニレビュページも好評です。 https://umbrella-company.jp/contents/tsa2-nandakore/
本日は少し視点を変えて、その独特なデザイン・アプローチのケースについて。
パッと見は白地にグレーのシルク印刷のようですが、よく観察するとケースの素材の金属に白のインクが乗っているのが分かる。つまりグレーはケースの金属の地の色であり、未処理の金属がむき出しな訳で、さらに細かく気にして見てみると、金属部分はところどころキズやシミがあってとっても趣深い。もちろんみんな違う。
ほかの機種でも地の色を活かしたデザインはよく見るが、トップ面だけなのでたいして面白くない。 このTSA2は側面も全部塗ってあって、それに抜きの印刷を合わせているからカッコいい。きれいすぎないこの感じ、TSA2に合ってるし、このデザインセンスは流石です!
単体の歪ペダルとしても優秀であるうえに、フィードバックループに組み込んだペダルをブラストさせることができて、更にフィードバック時の音量制御、ミックスするペダルとの位相にまで配慮しされており、圧倒的に「使いやすい」。今まで様々なフィードバック・ノイズ系のペダルも取り扱っていたが、たいていの場合は単純に音がフィードバックの中に埋もれていき、音量もマックスになって手が付けられなくなるものばかりだったように思います。 その点このTOTAL SONIC ANNIHILATION 2 (TSA2)は、バンドなどのアンサンブルの中でマックスに暴発させてもバランスを取りやすく、他のペダルとの位相の問題で音が凹んでしまうようなこともありません。 バイパス時は他のペダルに全く影響しないトゥルーバイパスの構造になっており、TSA2をバイパスにしても、SEND→RETURNのエフェクトループに接続したエフェクターは、シグナル・チェーンに残ります。これはペダルボード全体をDBAの悪魔のフィードバックループに取り込んでしまっても、通常の演奏時にはなんの影響も与えないことを意味しており、一旦TSA2を有効にすればペダルボードのすべてのエフェクト要素を震わせることができます。
そのサウンドはもちろん、実際に演奏で使用した場合の使い勝手、ペダルボードに組み込まれるシチュエーションへの配慮、他の機器とのコンビネーションや音質へのこだわり、そして今回取り上げたグラフィックを含む、見た目のカッコよさなど、DEATH BY AUDIOが本当に深いこだわりをもってペダルをデザインしている事が伝わってくる製品です。 ノイズペダル界の帝王「DEATH BY AUDIO」の"TOTAL SONIC ANNIHILATION 2 (TSA2)"。一度弾いてみれば、そのこだわりが一瞬で理解できるはずですので、是非全国の楽器店で体感してみてください。ギターペダルへの考え方がまるで変ってしまうほどの衝撃が待っていますよ!ぜひ!