クリエイティブな音楽機材の
メディアサイト
Umbrella Company Active Mic Cableは、アクティブバッファー回路をプラグに内蔵することで、マイクのダイナミックレンジを拡張し、高解像度で開放感のあるサウンドを引き出すことができるマイクケーブルです。
そんなActive Mic Cableをライブステージでご使用いただいているエンジニアのmAtsui_G-FIGHTERさんに、今回はサウンドの印象や利点、使用方法などについて伺いました。
mAtsui_G-FIGHTER
本名松井信樹。ミュージシャンからライブPA、レコーディングエンジニアへとキャリアを重ねている。NYで活動するグラミー賞エンジニア畑亮次氏に師事。
2023年8月に独立、STERICALI Studioを立ち上げDolby Atmos等空間オーディオのミキシングもスタート。レーベルも立ち上げ既に多くの作品を送り出している。現在もロック、POP、Jazzなどを中心に、多くのアーティストの作品やライブに関わっている。
STERICALI Studioホームページ:https://www.stericali.com/
WESTBE RECORDホームページ:https://www.westberecord.com/
エンジニアの後輩が導入したものを録音で試した際とても好印象で、「これはレコーディングだけじゃなくライブでも効果的に使えるぞ」と感じたからですね。
今はボーカルに使っています。
BETA58やHeil PR22、SENNHEISER e945、Telefunken M80などです。
ダイアフラムの動きがマスキングされずリニアに伝わるというか、周波数的にもダイナミクス的にもレスポンスが拡張される印象があります。
まずFOHでの音作りでは他の音とは違った存在感を与えることができるので滲みにくく、他の楽器に埋めても認知しやすいです。全体の迫力を引き出すことにも繋がるのでとても助かっています。以前はこれをマイクプリを持ち込むなどして実現していましたが、今は無くても大丈夫です。
そしてモニター。レスポンスが良いので返しを無理に上げずとも気持ちよくモニターできます。モニターの音作りでも滲みません。ハウリングも起こりにくいしボーカリストは歌いやすいしで、これまた助かっていますね。
アーティストも歌いやすいと喜んでいますよ。僕も自分の声でチューニングするときに違うなと思います。
ファンタムが通る接点が増えるのは事故の不安もありますので、ケーブル型というのは助かりますね。ただハンドマイクのアーティストの時はそれでも不安なので、マイク側には通常のマイクケーブルを使い、ステージボックス側にインサートして使っています。本来はマイク側に使った方が効果的なんでしょうけど、それでも十分効果を感じています。
本数が増えたらバスドラ、その次にベースでしょうか。ここ!というパートを選んで使った方が効果的にミキシングできる気がしています。
レコーディングではまずバスドラムのダイナミックマイクに使いますが、例えばAKG D112を使うときに諦めていたローエンドがタイトに鳴ってくれたりと、使い慣れたマイクアレンジでも発見があり楽しいです。
まず僕がオススメしたいのはライブやリハーサルスタジオでのモニターに悩みを抱えているボーカリストさん。声量を増やす努力と共に、こうした製品で自分の声が埋もれにくいモニターを作れるかもしれません。
あとライブサウンドエンジニアやレコーディングエンジニアは、とりあえず皆さんお試しになってはいかがかと思いますね(笑)。普段使っているマイクにこんなポテンシャルがあったのかと驚くと思いますよ。
Umbrella Company Active Mic Cable 製品ページ:https://umbrella-company.jp/products/active-mic-cable/
Active Mic Cableはデモ機をご用意しております。 ご興味のある方は、お近くの販売店、または弊社までお問い合わせください。
デモ機のお貸出詳細:https://umbrella-company.jp/demonstration/