高音質と機能性を超高次元で融合させたカナダのメーカーEmpress Effectsが送るハイエンド・トレモロ・ペダル。
アナログ回路をデジタル制御することで、素晴らしいアナログ音質と、拡張されたファンクションを融合しています。
レシオ設定により、テンポに対するアプローチを深めたタップテンポ入力対応のトレモロ・スピードや、トレモロのリズムパターンの設定が可能。さらにチューブ、スクエア、トライアングルの3種のウェーブフォーム切替で、柔軟な音作りを可能にしています。特に ’65 Fender Vibrolux (brown)をモデルにしたtubeモードは特に素晴らしい完成度の音質です。
最大8、プリセットを設定できる(任意の1~8までのプリセット数に設定可能)ため、曲の中でトレモロスピードやタイプを変えた複数のプリセットを切り替えることもできます。
また、CV/MIDI、エクスプレションペダルへの対応が可能なコントロールポートを装備。複数のノブの設定をエクスプレッションペダルで同時に動かすこともできるため、従来のトレモロでは不可能だった演奏表現や、ボリュームやスピードの変化などを演出することができるようになりました。
またウェーブフォームはtube、 square、triangleを装備、出力ゲイン調整や、トレモロスピードの変化を調整など、様々な設定が可能なアドバンスモードの搭載など、プロフェッショナルが求める全てを備えた究極のハイエンド・トレモロです。
ギターエフェクターのトレモロでは考えられないほどのオーディオ特性の良さを誇ります。
周波数特性は4Hz – 30kHz、歪率は0.4%以下、SN比107.7dBと、プロオーディオ並みのアンプ回路を搭載しました。 また、市場に出回っている多くのトレモロでは、エフェクトがエンゲージされるとボリュームが下がってしまうものが多く、ペダルチェインの中では問題でしたが、Tremolo2では出力に12dBのゲインコントロールを設け、最適な出力ボリュームを確保できます。
LFO(低周波オシレーター)がメインの音声信号に影響を与てしまうようなトレモロペダルが実際には多い中で、エンプレスのTremolo2では回路設計が完璧なため、どんなに静かな環境でもそのような事がありません! 音量をコントロールするトレモロペダルでは、最も重要になるポイントをしっかり押さえた「最高レベルの基本性能」を持っています。
Empress EffectsのTremolo2では、3タイプの波形タイプを選択できます。
最初のモードは「Triangle」で最も標準的な三角波のLFOから作られるトレモロサウンドを楽しめます。 2番目のモードは「Square」でより急激な音量変化によるブツ切れのトレモロサウンドをカバーします。 3番目のモードは非対称波形による有機的な揺れが特徴的な「Tube」モードで、1965年製のFender Vibrolux (ブラウンフェース)のサウンドを完全に再現しています。たいへん美しいトレモロサウンドで、このモードの為だけにTremolo2を使用するアーティストも多くいらっしゃいます。
レシオも 1:1、3:4、1:2、1:3、1:4から選択できるので、テンポ軸に対して複雑に揺れるトレモロ効果が簡単に作れます。 さらに設定したスピードやその他の設定はプリセットに保存して、いつでも呼び出しが可能です。
トレモロに8タイプのアクセントリズムを適応できます。
ロータリースイッチのRHYTHM-1は標準的な滑らかなトレモロですが、残りの7ポジションはより複雑なアクセントを持ったリズムでトレモロエフェクトします。5/4タイムの特殊なリズムも用意されています。
Tremolo2では最大8つのプリセットを保存/呼び出しすることができます。
プリセットはアドバンスモード(tap|presetとbypassを押しながらACアダプターを差し込む)で、最大8プリセットまで設定できます。 プリセットの保存には黒いSAVEボタンを使用します。プリセットの呼び出しは、modeスイッチをpresetポジションに合わせているときにtap|presetでプリセットを呼び出し(押すたびにLEDの色が最大8色に変化します)bypassボタンで決定(呼び出し)します。
初代のTremoloペダルには「2プリセットモード」と呼ばれるモードがあり、これは2つの異なるスピードのトレモロを滑らかにつなぐモードでしたが、Tremolo2でも全く同じことができます。「アドバンスモード」の設定によりRAMPスピードを2種類から切替でき、トレモロスピードを瞬時に切り替えるか、レスリースピーカー(ロータリースピーカー)のように2つのトレモロスピードを徐々に変化させるかを選ぶことができます。 以下のビデオでデモンストレーションをご覧いただけます。 またモードがknobに設定されている場合にTap|Presetを踏み続けると、徐々にトレモロスピードを遅くすることもできます。
Tremolo2では全てのノブを任意にエクスプレションペダルに割り当てて値をコントロール可能です。また複数のノブを同時に割り当てることも可能(Modeスイッチ以外は全て、waveformスイッチも変更可能です!)なため、複雑で幅のあるコントロールを行うこともできます。リズムやウェーブフォームを同時にエクスプレッションペダルで動かせばトレモロの可能性を大幅に拡げられます。
設定は簡単です。パラメーターごとにペダルを踏み込んだ状態(Toeポジション)とオープンな状態(Heelポジション)の値を覚えさせることができます。ノブを希望の最小値(Toeポジション)に設定し、次にsaveボタンを押しながら希望の最大値にセットするだけです。複数のコントロールを同時アサインしたい場合にはこの動作を繰り返します。 また0-5VのCV信号にも対応しているので、モジュラーシンセなどのCVソースからトレモロをコントロールできます。設定はエクスプレッションペダルの時と全く同じです。「アドバンスモード」で設定変更できます。
その他、外部タップスイッチ(プリセットモードで使用)やMIDIに設定する事もできます。 また裏技としてアクティブタイプの高音質なボリュームコントローラーとして使うことも可能です。
depthとrateをMINポジションにしておけばLFOによる音量変化はありません。 OUTPUTツマミの操作のみが有効になる状態です。 エクスプレッションペダルで「OUTPUTパラメーターだけ」を動かせば、出力レベルのみをコントロールする動作になりますので、アクティブタイプのボリュームペダルとして機能します。
一般的なボリュームペダルは可変抵抗器によるパッシブ方式です、接続する物によっては音色変化を伴います。 Tremolo2はアクティブ回路&フォトカプラの音量コントロールですので、回路インピーダンスが正しく管理され音色変化・音質劣化を防止できます。とても高音質なボリュームコントローラとして機能します。
アクティブ回路なので、例えば-∞ ~ +10dBといいたようにゲインを追加する(BOOST)ことも可能!
本機は設定をプリセットできるので設定したボリューム値を呼び出すことができ、 ボリュームのプリセットコントローラーとして使う事ができます。 0dBより大きく設定すればプリセットが可能な高音質ブースターとしても活用できてしまいます! トレモロエフェクトは特定の楽曲のみで使用する場合が多いエフェクトだと思いますので、通常はこのようなボリュームコントローラ(プリセットまたはエクスプレッションペダル)的に活用しつつ、プリセットを呼び出してトレモロとして使用するのも便利かと思います。
Input Impedance | 1Meg |
Output Impedance | 1K |
Frequency Response (-3dB) | 8Hz – 18.5kHz |
Input Headroom | +10.8dBu |
Output Headroom | +10.2dBu |
Distortion | 0.40% |
Signal to Noise | 102.7dB |
Power Input Voltage | 9 – 12 V DC (Negative tip) |
Power Input Connector | 2.1mm barrel connector (Negative tip) |
Power Consumption | ~300mA |
Enclosure Material | Die Cast Aluminum |
Input connector | 1/4″ Jack |
Output connector | 1/4″ Jack |
Height (Enclosure only) | 38.1mm |
Height (including controls) | 50.8mm |
Length | 88.9mm |
Width | 11.4mm |
weight | 453g |