最初にTHYME(タイム)が現れた時、そのコンセプトがあまりにも壮大で複雑だったため、一部のマニア間でのみカルト的な人気を誇り、その後ディスコンになりました。それでもこの難解でやっかいな「シーケンス可能なロボット操作のデジタルテープマシン」は世界中で求められ、レアアイテムとして取引されていました。
THYME+は、現代の電子楽器プレーヤーからの熱狂的な要望によって、ブラッシュアップされ復活した新世代のTHYMEです。
豊富すぎるパラメーターによって、タイムベースエフェクトを深く掘り下げ、さらに各パラメータを個別にモジュレートする”ROBOT”を搭載。最もワイルドな組み合わせを探求することができ、ディレイ、フェイザー、リバーブ、コーラス、ピッチシフター、マルチタップディレイ、テープディレイ、トレモロ、ビブラートなど、あなたが望むエフェクトの多くを実現可能です。
完成したサウンドはプリセットボタンに保存ができ、更にそのプリセットはシーケンスさせることができます!THYME+があなたのジャムを自動化して全然知らない場所に連れていってくれます。
ステレオ入出力、MIDI/CV/CLOCK入力、フットスイッチ対応で、外部機器とのセッションやライブパフォーマンスにフル対応します。
THYME+は、アナログのテープエコーの動作原理に基づく壮大な”デジタル”テープマシンです。テープ速度や複数のヘッド位置を自由に調整できるだけでなく、フィードバックやフィルターを絡めて、あなたの想像の上を行くディレイサウンドをクリエイトします。
エフェクトの各パラメータには”Robot”と呼ばれるモジュレーション機能を装備。エンベロープフォロワー、外部CVモード、ウェーブシェーピングなど、単なるLFOを超越したモジュレーションソースを提供できます。9つのパラメータをマニュアル調整、またはファインチューンされたランダマイザーを使って制御する事ができ、音の冒険は宇宙にまで広がっていきます!
THYME+は、あなたのオーディオソースにユニークなスパイスと質感を加え、それらをサウンドデザイナーの夢に変えることができます。MIDI、アナログクロック、CV入力を備えた大規模なセットアップにも対応し、フットスイッチ入力も備えています。
THYME+のコアは、フレキシブルなプロセッシング能力によってカスタムされたエフェクト設定を保存する8つのプリセットボタンです。これらのプリセットは、楽器のように手動で演奏したり、内蔵のシーケンサーでシーケンスしたりすることができます。プリセットボタンとしての機能だけでなく、テンポ同期したトランジションによる興味深いプレイは本機ならでは!
THYME+は、2017年にリリースされ、いまだにカルト的人気を誇るTHYMEの革新的なアップデートバージョンです。接続性や、オーディオコーデック、およびいくつもの調整と洗練を投入したファームウェアなどの進化を遂げました。この新バージョンのハードウェアは、コンパクトなメタル製のケース、大きなノブ、そしてより洗練されたフェイスプレートで強化されています。
THYME+は内蔵のクロックの他にも、ユーロラックなどからのアナログパルスクロック、MIDIとも同期可能です。
もちろんTHYME+特有のプリセットシーケンスもあなたのプレイに同期します!
Karplus-Strongシンセシスとv/oct入力によってオシレーターのように演奏する事も可能です。