Glider11は、ギターペダルのエクスプレッション・コントロールをフェーダーで制御できるモデルです。
また、シンセサイザーのCV信号にも対応し、用途に応じてパッシブ/アクティブで使用する事ができます。
SHOTボタンを押すとコンロール信号を下降させ、離すとフェーダー位置まで戻ります。
RUSHノブは下降するスピードを、RECOVERノブは上昇してフェーダー位置まで戻るまでのスピードを調整します。
また、RUSHノブを押すとハイゲート信号(5V)を出力できます。RECOVERノブを押すとスイッチ接点のオン/オフを操作できるため、外部機器のバイパス切替やタップテンポなどを本機からコントロールできます。自照式ノブの明るさがコントロール信号の状態を表示します。
ギターペダルのエクスプレッション・コントロールをデスクトップや手元で操作したい場合にたいへん最適です。
CV INと、2系統のCV OUTを備え、シンセサイザーのCVコントローラー、CVアッテネーター、CVフィルターとしても利用が可能です。SHOTボタンを使ったクリエイティブな演奏や、トリガー/ゲート出力、外部機器のスイッチ操作など、Glider11により様々な演奏の可能性が広がります。
TRS CV(ギターペダル)とCV(シンセサイザー)の変換器としても活用できます。
*本機とエクスプレッション端子を接続するためのTRSフォン~TRSフォンのテスト用ケーブル(約30cm)が付属します。
ギターペダルなどのエクスプレッション端子に接続して、ノブやエクスプレッション・ペダル同様のコントロールをフェーダーで行います。デスクトップ・パフォーマンスや、手元でパラメータを操作したい場合にたいへん最適です。
エクスプレッション・ペダルの代わりに使用したい場合には電源は不要ですが、電源(9V)を接続する事で”SHOTボタン”を有効にできます。
SHOT機能はボタンを押すことでパラメーターを下降させ、離すとフェーダー位置まで上昇させる特別なファンクションです。
下降するスピードをRUSHノブで、上昇するスピードをRECOVERノブで個別に調整できるため、理想のコントロール・カーブを描くことができます。
リアルタイムのパフォーマンスにおいて、通常では不可能なコントロールや、印象的なエクスプレッションを可能にします。
また、RECOVERノブを押すことでスイッチ接点のオン/オフを操作できます。本体サイドのSW OFF/ON端子経由で、外部機器のバイパス切替やタップテンポなどをコントロールできます。
100mmフェーダー(スライダー)は操作感も良く、微妙なタッチのエクスプレッション・コントロールを自由自在に行うことが可能です。
Glider11はCV入出力を備えた、多目的なCVコントローラーとしても使用できます。
CV(コントロール・ボルテージ)は、主にシンセサイザーのコントロール信号として使用されていますが、近年では一部のギターペダルでもCVが利用できる機種があります(例:Chase Bliss Audio、Empress Effects ZOIAなど)。
シンプルなCVアッテネータとして利用する場合は、パッシブ(電源不要)でご利用いただけます。CV INに入力された信号をアッテネートして、CV OUT 1/2(パラレル接続)から出力します。
電源(9V)を接続すると、Glider11のフェーダー位置に応じたCV信号を出力できるCVコントローラとして機能します。
また、SHOT機能を有効にし、ボタンを押すことでフェーダー位置からCVを下降させ、離すとフェーダー位置までCVを上昇させる事ができます。下降/上昇のスピードはRUSH/RECOVERノブで個別に調整が可能なため、クリエイティブなカーブでSHOT機能を利用できます。
さらにCV INに入力される信号に対して、RECOVERノブの設定がCVフィルターとして機能するため、例えばポルタメントのような用途に利用できます。
また、RUSHノブを押すことでハイゲート信号(5V)をCV 0/+5端子から出力、RECOVERノブを押すことでスイッチ接点のON/OFFを操作できるため、モジュラーシンセや外部エフェクトなどの包括的なコントローラとしても機能し、パフォーマンスの中心的なコントローラとして使用する事ができます。
さらに、TRS端子でCV信号を扱う機器(例:Chase Bliss Audio、Empress Effects ZOIAなど)で、Glider11を変換器として利用できます。
Empress Effects ZOIAなどのCV入出力が可能な機器ではTRSフォン~2×3.5mmミニのYケーブルが、Chase Bliss AudioなどのCV入力のみを持つ機器ではTRSフォン~3.5mmミニのケーブルが別途必要でしたが、Glider11を介して適切な信号を相互にフィードする事が可能になります(例えばモジュラーシンセからのCV信号をZOIAへ、ZOIAからのCV信号やトリガー、クロック信号などをモジュラーシンセなどの外部機器に送る事ができます)。
CV OUTはパネルトップとサイドに2系統用意されておりパラレル接続されています。
(*新機能2021年9月~)