1980年初期のスタジオ・デジタル・リバーブのファットで派手なサウンドに注目したデスクトップ・リバーブ。
BAMは1970年代後期~1980年初期のデジタル・リバーブ・ユニット(EMT250やLexicon 224など)の持つ、太くて派手なサウンドを再現した個性的なリバーブ・エフェクト・プロセッサーです!
現代のレコーディングにおいて、多くのサウンドエンジニアやプロデューサー、ミュージシャンたちが、当時の機材が持っていた温かみのある”音楽的な”ファットサウンドを再認識する中、OTO MACHINESは当時のテクノロジーを再発見し、デスクトップで使用できるミュージシャン・フレンドリーなプロフェッショナル機器として再構築しました。
CONCEPT
ユニークで温かく、音楽的なディレイ・プロセッサーに、モダンな多機能性を追加!
1980年代初頭の12bitディレイに宿っていた劣化やダークなダンピングを含む美しい音質を再現。モダーンな機能性を追加して使いやすいデスクトップ・ユニットに仕上げています。
さらに詳しく
DETAIL
初期のデジタル・リバーブの音楽的な音質を追求したデスクトップ・リバーブの傑作!
OTO MACHINESは1976年~1986年までに作られた全てのスタジオ用デジタル・リバーブを研究し、そのアーキテクチャーや資料を深く読み解き、デジタルリバーブの初期の設計を極めていきました。
まず明らかなのは、初期のデジタル・リバーブはとても音楽的に素晴らしいという事でした。それは一つにアルゴリズムによるものですが、また一方で現代に比較してハードウェア的な限界も多くあったと考えられます。オーディオ信号はサンプルクロックの限界により10kHz周辺でハイカットされることが多く、いくつかのユニットは12bitのゲイン・ステップ・コンバーターで、15bitの解像度を実現していたり、初めて16bitのコンバーターが採用されたりもしました。その後サンプルは16~20bitでCPUとメモリーによりデジタルプロセスされるようになっていきました。
アルゴリズムはシンプルでなくてはならなかったわけですが、音楽的で素敵なリバーブサウンドを作り出すには、それらの性能の限界が大きく影響していたので す。そしてそれらの少しザラツキやギラッとした質感をもった、太く、オーガニックで、魅力的な音質は、現代の音楽制作では逆に見直されています。当時のリ ズムマシンやシンセサイザーが再発見されているのと同じような理由で、このBAMが持つ魅力的でスペーシーなリバーブサウンドは現代の音楽制作やパフォー マンスに大きなインパクトを与えてくれます。
BAMに採用されたテクノロジーは初期のデジタルリバーブ・ユニットに採用されていた技術にほぼ同じです。16ビットのコンバーターに、20ビットの固定 ポイントのプロセッシング、アナログ・フィルタリング技術、入力トランスなどが、厳選された7つのリバーブ・アルゴリズムによってBAMの個性的なデジタ ルリバーブサウンドを作りだしています。
プラグインでは決して表現ができない BAMが持つハードウェアーならではの音質や質感を是非あなたの音楽制作環境やパフォーマンスにお役立てください。もちろんその性能はプロオーディオ・ ハードウェアとして、スタジオ・レコーディングでもご利用いただけます。多くのビンテージ・デジタル・リバーブが現代に通用するオーディオ品質を失ってし まっている中で、BAMはその音質を信頼感高くデスクトップ上に再現できます。
GALLERY
DEMO
SPECIFICATION
- 7アルゴリズム: ルーム、ホール、プレート、アンビエント、ノンリニアー、プリミティブ
- 入力ゲイン(+15dB)により意図的にアナログ倍音を加えられます
- 500msのプリ・ディレイ(ノブコントロール)、TAPコントロールでは1500ms
- 連続可変できるリバーブサイズ・パラメーター
- ロー・カット・フィルター: 20 Hz, 80 Hz, 150 Hz, 250 Hz, 450 Hz
- ハイ・カット・フィルター: 1,8 kHz, 4,5 kHz, 7 kHz, 9 kHz, 15 kHz
- コーラス機能(リバーブ信号にモジュレーションをかけられます)
- タップテンポ機能(プリディレイ、またはリバーブタイムに割り当て可能)
- フリーズ機能
- 36 ユーザー・プリセット
- MIDI インプット: CC/Pgm Change対応
- 3バイパスモード切替: Relay、Spillover、Aux
- 16のLEDによるシンプルで分かりやすいインターフェース
- 頑丈なスチール・エンクロージャー
- • 専用パワーサプライ(アダプター)付属
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