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Guitar ギター&エフェクター

東京発のペダルメーカーWest Tokyo Wavesの製造風景と新作「STRUCTURES」。

West Tokyo Wavesの美学。

コンクリート筐体と金属プレートで世界のペダルシーンに登場した『West Tokyo Waves』。

その最初の作品でもある「Noise Swash」は、ユーロラックモジュラーシンセサイザーのトップブランドとして活躍している4ms Companyが、その活動の初期に発売していたノイズペダルの名作のアップデート・バージョン。

ありえないほどの創造性と奇妙さを、誰も見たことのないようなコンクリートで固めた筐体に詰め込んだ。さらには美しい金属のプレートで製品名やコントロールについて表現するなど、ビルダーの美学やセンスが伝わってくるハンドメイドペダルだ。

そして続いて登場したのが、僕らが長年愛してきた、2000年代初頭から脈々と受け継がれるインディーペダルの系譜に連なるハイゲインファズ「Brutalist Fuzz」だった。

Devi Ever FX(Effector13)が当時発売していたハイゲインファズを想起させるような、わき目も降らずに圏外へと爆走していくノイジーな、塵と埃をまとった爆音。さらには深く唸るようなMuff系サウンドが持つ普遍性まで。幅広い音色を生み出せるハイゲインファズ・サウンドで弾く人を魅了している。

新作「Structures」。

そんなWest Tokyo Wavesから、早くも3作目となる注目のペダルが発売開始された。

その名も「Structures」。「構造」「構成」といった意味をもつこの製品タイトルの意味に俄然興味をがわいてくる。そしてなんといっても、その筐体へのこだわりにまた驚かされてしまった!化学反応によって錆を発生させたスチールを使用し、偶然によって生まれた腐食の痕跡が複数層のラッカー保護剤で化石のように閉じ込められている。驚くほど手間のかかる工程を経て製造されるこれらのペダルは、その素晴らしいサウンドと共に高く評価されるべきものだろう。

Structuresはとても特異な立ち位置に存在しているペダルだと評価している。それはオーバードライブのようであり、その範囲を超えていくと全くファズのようでもある。その境界線はとても曖昧で、演奏者の手元ボリュームのコントロールや、ピッキングのニュアンスによって、様々に表情を変えていく。そして最も重要なのは、このペダルがとてもオルタナティブな感性に向かってチューニングされていることだろう。このサウンドやトーンの質感に吸い寄せられ共鳴する音楽家を待ち構えている。Structuresは、プレーヤーの感性やニュアンス表現にとてもよく追従してくれるため、通じ合えればとても気持ちよく演奏することができる。独立したブーストでステージの天井を突き破ることまでもが可能になる幅広い表現性はこのペダルでしか体現できない個性だ。

硬質で冷ややかなコードから、低音に震えながらエモーショナルに疾走するトーンまで、ドライブとファズの広大な世界観を、あなたの指先のニュアンスで表現できる類まれなオーバードライブ/ファズ。先に発売されていたBrutalist Fuzzが「ハイゲイン・ファズを常識の範囲を超えるところまで突き詰めたらどうなるか?」という発想だった一方で、こちらは、「オーバードライブを常識の範囲を超えるところまで突き詰めたらどうなるか?」「ディストーションにではなく、通常のオーバードライブではあまり踏み込まない、質感的な領域へ持っていきたかった」とビルダーは語っている。

ボリュームを下げたときのクリーンアップ性能は「7つのディスクリート・トランジスタを使用した個性的なデザインによって実現している」とのこと。各ステージでゲインが比較的少しずつ増加していく構造がこの幅広い歪のバリエーションを生み出しているのだという。

「このペダルを煮詰めていたとき、音楽的な基準として明確に意識していたのは、Failureの『Magnified』や『Fantastic Planet』期、Hot Snakes、そしてHonningbarnaの最新アルバムでした」。英国でレコードストアを経営していたこともあるという(アルミネックギターをこよなく愛する)ビルダーの音楽センスの良さも、このペダルのサウンドチューニングに大きく貢献しているのだろう。

後日、彼はこのペダルのサウンドをチューニングするにあたって影響を受けたアルバムのコンプリートなリストをメールで送ってくれた。それは素晴らしいリストだったので、West Tokyo Wavesを知る機会にもなると思ったのでここにもシェアさせていただく。

  • Failure - Magnified
  • Failure - Fantastic Planet(特に「Another Space Song」)
  • Honningbarna - Soft Spot
  • Hot Snakes - Suicide Invoice
  • Drive Like Jehu - Yank Crime
  • The Blood Brothers - Burn Piano Island, Burn
  • Emma Ruth Rundle - On Dark Horses
  • True Widow - True Widow

「これらの作品を選んだ理由の多くは、演奏に込められた情熱や激しさでした。このペダルのダイナミックレンジを通して、生々しい感情を表現できるものを作りたいと思っていました。Structuresペダルでは、ボリュームコントロールを使ってゲインを上げていくことで徐々に激しさを高め、クライマックスに達したところでブーストを加える、という印象的な使い方ができます!」

ハンドメイドペダルの魅力。

最後に小さな個人工房であるWest Tokyo Wavesで、どのようにしてペダルが製造されているのか個人的に興味があったため、ビルダーにお願いしていくつかの写真を送ってもらったので紹介したい。

金属プレートをひとつひとつ切り出して、ヤスリがけして滑らかにしてから、側面に沿うカーブでまたひとつずつ曲げて仕上げていくなんて!気の遠くなるような作業をとても丁寧に行っているからこその満足感が得られると実感しました。それと同時に大量に生産できない事情も伝わってきました(笑)!

West Tokyo Wavesのギターペダルは、現在はGIZMO MANIACSの扱いで、全国流通は行われていません。定期的に東京・吉祥寺で弊社が運営する実店舗GIZMO MUSICの店頭に少量のみ入荷しております。ショップ店頭では実際にそのサウンドをお試しいただくことが可能です。またGIZMO MUSICのウェブストア用にも在庫を追加していますので、日本全国からオンラインでご注文いただくこともできます。ただし毎回入荷は少数のみですので先着販売となりますことご了承ください。もしオンラインで売り切れの場合には再入荷通知をご登録いただき、通知があったら速攻でお買い求めください!また豆知識として、吉祥寺GIZMO MUSICの在庫とオンラインストアの在庫は連動していませんので、オンラインストアに在庫がなくても、店頭には在庫ありの場合もございます!

West Tokyo Waves

◎ West Tokyo Waves Instagramアカウント
https://www.instagram.com/westtokyowaves/

◎ West Tokyo Waves GIZMO MUSICオンライン販売ページ
https://gizmo-music.com/?mode=cate&cbid=2841443&csid=13&sort=n

◎ 東京・吉祥寺 GIZMO MUSIC 店舗詳細
https://gizmo-music.com/

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