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10年ほど前に同様のコンセプトを持った「Blackie DI-SNAKE」という製品を他社にて開発し商品化していましたが、多くのミュージシャンやエンジニアの方々に長年にわたりご愛用いただいていました。 1年半ほど前に従来品を改良するための製品開発を「Make/Lab.」というユーザー参加型の様式でスタートさせ、ミュージシャン/レコーディングエンジニアの方々、プロオーディオの販売店様などから沢山の貴重なご意見やアイデアを頂戴いたしました。おかげさまでベストな形でサウンドを改良/チューニングできました事、この場をおかりして御礼申し上げます。 楽器側のプラグ内に電子回路を仕込んだDIケーブル。回路は48Vファンタム電源で動作、マイクプリアンプのXLRマイク入力に接続し、ファンタム48Vをオンにして使用する「見た目はケーブル、機能はDI」というコンセプトにより、楽器出力直後の信号(シールドケーブルを通過する前のシグナル)を受け取ることできます。 信号のハイインピーダンス区間を無くすことでシールドケーブルの静電容量によるハイ落ちが無い、クリアで生々しいシグナルをキャプチャーし、ノイズに強いローインピーダンス伝送で、劣化のないありのままの信号を保った、ハイスピードで鮮明なサウンドを得ることができます。 このコンセプトは弊社開発の「Signalform Organizer」の「Active Hi-Z Cable」にも応用されています。 また、DI-SNAKEは不要な色付けを一切排除した原音そのものであるため、組み合わせるマイクプリアンプのサウンド・キャラクターを活かすことができます。マイク入力への接続となるため、マイクプリアンプでゲイン設定することができ、マイクプリアンプのキャラクターを引き出しやすいレベル設定となっています。
新デザインのDI-SNAKEでは、
・フラットな周波数レスポンス(30kHzで0.5dB落ち) ・位相偏差も可聴帯域で±10°まで ・THDは0.02%以下 ・色付けがない→組み合わせるプリアンプの個性を活かせる ・入力レンジは最大+18dBuまでOK 強力なプリアンプを内蔵したハイエンド・ベースでも問題ないレベル ・マイク入力に接続するため、楽器レベルをマイクレベルにコンバート(-30dB アッテネート)。ゲイン大きめで使用する事でマイクプリアンプでの色つけを積極的に利用できるレベル設定を採用。 ・Active Buffer Cableの回路を応用。バランス伝送ができる回路構成により片方をシグナル、片方をグラウンドで使用。回路はバランスで信号形態はアンバランスの「擬似バランス」的な方式。Hot/Coldの回路インピーダンスはマッチングするので同相の飛び込みノイズへの打ち消し効果あり。マイクプリアンプがトランスバランス入力でも電子バランス入力でも、常に安定したシグナル・インジェクションを実現可能。 と、新たな領域でアップグレードされたサウンドを提供できるようになっています。 ベースやアコギはもちろん、エレクトリックギター、シンセサイザーなど、あらゆる楽器に新しいレベルのサウンド体験をもたらすことができます。・Power / 電源 |
P48ファンタム電源(マイクプリアンプのファンタム電源) |
・Input Impedance / 入力インイーダンス |
1MΩ
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・THD+N / 歪率 |
0.02%以下
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・Freqency Responce / 周波数レスポンス |
1Hz~30kHz(±0.5dB)
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・Maximum Input Level / 最大入力レベル
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+18dBu |
・Cable Length / ケーブル長 |
4m |