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Chandler LimitedとAbbey Road Studioの共同開発によって復刻されているEMI開発のビンテージ機器の数々。クラシック・ロックの名盤に刻まれたブリティッシュロックの音色が再現できるのは大きな魅力です。 最近では遂にビートルズなどが1968年までの作品で使用した真空管コンソールREDD.51のヘッドアンプの復刻版であるREDD.47 PreAmpも発売を開始。このアンプモジュールは「Telefunken V72S」のアップグレード版であるため、高価すぎて手が出ないV72モジュールの代わりに導入される事例も増えています。
ザ・ビートルズの全アルバムを聴いてみると、実質上のラスト・レコーディング作品である「アビィ・ロード」だけ、サウンドの質感が随分異なっている事がよくわかると思います(私は中学校1年の時にその事を友達と話したのをよく覚えています。そのくらい誰が聴いてもサウンドのトーンが違うのです)。 これはこのアルバムのレコーディングの前(1968年の12月)に、アビーロードのスタジオ2に初めてソリッド・ステート型のコンソールであるTGコンソールが設置された事実が大きいと思われます。サウンドの際立った輪郭や、美しい中低域、少し硬質なサウンドは、より1970年代の英国的なサウンドイメージに近いと思います。その後1970年代にかけて、TGコンソールはMk I~Mark IVまで改良を重ね、1983年にSSLコンソールが設置されるまでTGコンソールが現役で活躍しました。
「TGコンソール」を使用して録音された代表的な作品は以下の通りです 1969(4月20日 - 8月18日録音)Abbey Road – The Beatles 1970: All Things Must Pass – George Harrison 1970: Barrett – Syd Barrett (26 February – 21 July) 1970: Atom Heart Mother – Pink Floyd (February – August) 1970: John Lennon/Plastic Ono Band – John Lennon 1973: The Dark Side of the Moon – Pink Floyd 1976: Tales of Mystery and Imagination – The Alan Parsons Project 1978: Some Girls – The Rolling Stones 1990:The BEATLESの 『Anthology』シリーズのリマスタリング・ワーク その他、OASIS、MANIC STREET PREACHERS、TEXAS、TRAVISなどの作品
Chandler LimitedのTG2には、1Uラックマウントタイプの「TG2」と、API500モジュールに対応したVPライアンスの「TG2-500」がラインナップされており、用途に応じてお選びいただけます。
今回Chandler Limited社の所有するレコーディングスタジオで収録されたTG2-500のサウンプル音源やビデオが公式で発表されました。
それぞれの録音素材のフルトラックもSoundCloudに公開されましたので、合わせてチェックしてみてください!
Chandler Limitedの日本語公式ホームページはこちらです。 http://umbrella-company.jp/chandlerlimited.html