日本でもそうかとは思いますが、アメリカでは世界中を駆け回るツアーミュージシャンが多く、ツアーやイベントの規模に応じて、全ての演奏現場で自分の機材のフルセットを持ちこめない場合も多々あります。
Demeter Amplification社のTGA-1-180D(通称 The Mighty Minnie!)は、そんな要望から生まれた、最高品位の小型チューブギターアンプです。もともとはエリック・クラプトンやジョン・ハイアット、マーク・ノップラー、ボビー・チャールズなどとのセッションで知られるアメリカの天才ブルース・ギタリストサニー・ランドレスが、ツアー先で用意されたギターアンプを使用する場合のクオリティのばらつきに困り果てて、彼が信頼をおいている設計者であるジェームス・ディメーターに相談した事が開発のきっかけでした。
サウンドにこだわるサニー・ランドレスを満足させるために、「トーンの魔術師」ジェームス・ディメーターが腕をふるいました。サウンドやトーンの素晴らしさ、真空管の豊潤さは全く小型化の犠牲にはなりませんでした。
その後、サニー・ランドレスがこのギターアンプに相当な信頼をおいているのは言うまでもありません!
また最近ではカナダ出身のKevin Breit(ノラ・ジョーンズやセリーヌ・ディオンとの共演をはじめ、自身のバンドThe Sisters Euclidで有名)や、アメリカの伝説的な個性派ギタリスト Henry Kaiser (ヘンリー・カイザー)がTGA-1-180D/Mighty Minnieを使用しています。この2人は友人で、ジェームスを介したメールのやり取りを紹介してみます!