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お客様から、m801mk2 のルック&フィールがどれほど気に入ったかという声がよく寄せられます。 しかし、本当の魔法はその内部にあります。 各CHで完全独立した回路基板、金接点のロータリー式のゲインコントロール、金接点で密閉されたリレー信号切替え、信号経路に電解コンデンサーを一切配置せず、クリーンで静寂な完璧な電源回路を備えた m801mk2 は、ユーザーが最高のパフォーマンスのみを達成できるよう、細心の注意を払って設計されています。

全てのm801mk2は、米国コロラド州Lyonsにて、世界でもトップクラスの製造チームによって、手作業で丁寧に組み立てられ、テストされています。

今回、私が世界で一番好きなレコーディング機材のマガジン、Tape Op誌にm801mk2のレビューが掲載され、GRACE designのWebサイトにもそのレビューが追加されたのでご紹介させていただきます。

レビューにもあるように、多くの選択肢が広がり、価格帯に関わらず多くの良質なマイクプリアンプ製品が購入できる2020年代だからこそ、楽器や声のパフォーマンスそのものを、一切誇張することなく、ありのままに空気感まで再現できる GRACE designのマイクプリアンプは、改めて注目すべきレコーディング機材だと思います。その最初の開発から一切ブレることなく、同じコンセプトにおいてブラッシュアップされ続けているグレースデザインのマイクプリをぜひお試しください。

本物の価値は普遍的です。これからのあなたのキャリアを変わらずにずっと支え続けられるアナログ機材であり、GRACE designはあなたの孫の代までこの製品を引き継いでもらいたいと考えています!

 

GRACE design m801mk2 レビュー(Tape Opマガジンより)

1994年に初めて開発されたGRACE design(グレースデザイン)の8チャンネルのマイクプリアンプ “MODEL 801″は、その優れたクオリティ、価値、唯一無二の回路設計によって、その後のマイクロホンプリアンプのスタンダートも言える製品になりました。またこの製品の基準(細部にわたる高品位な設計)は、現在でもGRACE designが提供している全ての優れた製品に引き継がれています。

このEIA 2Uサイズの機材にはシンプルで使いやすいプリアンプが装備されており、各チャンネルごとにステップゲインのコントロールが用意されています。レベルインジケーターLED、ファントムパワー、位相反転スイッチ、-20dB PAD、リボンマイクモード(48Vファントムをカットし、より高いインピーダンス、10dBブーストを与えリボンマイクに最適化するRBNモード)も用意されています。

リアパネルには XLR入力とデュアルXLR出力があります。このユニットとオリジナルのModel 801やm801の違いは、オンボード電源、より低いノイズフロア、さらに広大なローエンドの周波数レスポンスなどがあります。

ここ数年で私は Grace design m501(API500シリーズのプリアンプ)を2台所有しています。m501もまた他のGRACE designの製品と同様の回路設計になっていますが、機能は異なっています。私はGRACEプリアンプのニュートラルなところが何時も気に入っています。そしてm801mk2も同じように使用が可能です。

私は、トラッキング時にマイクプリアンプが色を与えることを期待するようなエンジニアではありません。実際、私はレベルが細かすぎると思っていたものや、録音されるソースに独自のキャラクターを追加し過ぎているようなプリアンプをたくさん所有していました。それでも私のスタジオには少なくとも16もの異なるブランドの(異なるタイプの)マイクプリアンプが並んでいます。つまりエンジニアは各ソースの録音で使用するものを選択しなくてはなりません。

プリアンプとマイクのコンボが、特定の楽器において最高のマッチングを得た時のように素晴らしい偶然もあるのですが、他の日にはそれがとても面倒な場合もあります。すべてのプリアンプのトランジェントの反応や、特定のマイクレベル、その他の繊細な要素に対して、どのようにセッティングするかを考える必要があるからです。そんな時にGRACE design m801mk2のようなプリアンプはとても役に立つのです。

m801mk2には、8チャンネルの高品位なプリアンプがあり、どんなマイクロホンに対しても、素早く適正なレベルが得られるコントロールを備えています。シングルのLEDメータリングは、色の変化と明るさだけで直感的にそれらのレベルを認識することができ、本当に役立ちました。考え抜かれ実装されたファンクションです。

m801mk2では、多くのチャンネルを搭載しているため、プリアンプの1チャンネルあたりのコストは約500ドル程度にまで下がるため、実際にはかなりお買い得だとも言えます。

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私は、ロッキンなソングライターのプロジェクトである”Cotton”との、16トラックのアナログテープを使ったレコーディングでm801mk2のレビューユニットの使用を開始し、ストレステストのために、すべてのドラムマイクをテストしました。パッドが必要かどうかを判断したら、ゲインノブを使用してレベルをすばやく設定し、フェーズをチェックして、作業に取り掛かりました。キックとスネアに立てたダイナミックマイクからのトランジェントが完璧に伝わってきて、真空管マイクやスモールダイアフラムのオーバーヘッドマイクからのディテールについても従来に無いほどクリアーに明瞭に伝わってきました。ギターアンプ、パーカッション、ボーカルのオーバーダブでもm801mk2 を試してみましたが、本当にこの上ない結果が得られました。

私の次のセッションは、M. Ward の次のレコードのためにオーケストラのオーバーダブを重ねたストリングのトリオでした。ペアマイクを近づけて部屋にセッティングして、さまざまなレベルでのキャプチャを試みましたが、m801mk2 は再び完璧にパフォーマンスを捕らえました!ストリングス/弦楽器のレイヤード・トラックがミックスを混乱させることは決してありませんでした。それ以来、私はm801mk2プリアンプを、毎回のセッションで使用し続けており、本当にm801mk2に夢中になっています。実際、私は現在もこのレビューユニットを所有しています。このm801mk2マイクプリアンプではどんな音源に対してもサウンドに明瞭さとパンチを与えられるので、仕事が素早く完了するのです。

このプリアンプの設計における細部へのこだわりは素晴らしいです。信号経路に電解コンデンサーが一切なく、真の差動アンプ回路、およびトランスインピーダンス (カレントフィードバック) ゲイン段により、すべてのマイクロホンから全ての細部の描写を引き出すことができます。

私がJackpot Studioで、2台、または3台のGRACE design m801mk2ユニットを、所有する唯一のプリアンプとして使用すれば、私の残りのキャリアは相当ハッピーなものになるでしょう。そして私は毎回どのプリアンプを使うのかに頭を悩ます必要がなくなるのです!

 
  

おまけ:TAPE OPマガジンについて

1996年に”TAPE OP“というコピー用紙をホッチキスで止めたミニコミをNYCのイーストビレッジにあった “See,Hear”という店で見つけました。このミニコミを主宰していたのは、米国オレゴン州ポートランドのLarry Craneというサウンドエンジニアで、本記事でm801mk2をレビューしている人物です。彼はポートランド時代のElliott Smith(やHeatmiser)の初期作品に多くかかわっており、彼のスタジオであるJackpot Recording Studioは、もともとエリオットスミスと共同でスタートさせたスタジオです。前身の”Laundry Rules Recording”を含めると、ラリーはQuasiやPete Krebs、Sleater-Kinney など、ポートランドのインディーシーンの多くの録音に関わり、ポートランドのミュージックシーンに大きく貢献しました。彼の掲げた “Creative Music Recording “というキーワードは弊社のコンセプトにも大きな影響を与えてくれました。

★Jackpot! Recording Studioのヒストリー↓
http://jackpotrecording.com/history/

TAPE OPマガジンは現在も発行されており、より立派なマガジンに成長しましたが、そのインディーフィーリングは健在で、素晴らしい内容の記事やインタビュー、レビューなどが毎号盛りだくさんです。今はWEBマガジンの形式でも購読できるので、皆さんもぜひチェックしてみてください!

https://tapeop.com/issues/

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