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Stand スタンド

Enhanced Audio スピーカースタンド “Revelator 3 Pro” 導入事例

Enhanced Audio スピーカースタンド “Revelator 3 Pro” 導入事例

株式会社音響ハウス 技術部 レコーディングエンジニア 後藤 浜和 様 技術開発室 須田 淳也 様 http://www.onkio.co.jp

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★まず今回Revelator 3 Proを導入していただいた理由についてお聞かせください。

後藤様:MAスタジオを改装することになりまして、それまで使っていたスピーカースタンドは長く使っていて、見た目も古い上に音質面でも少し抜けの悪さを感じていましたので、新しいものに買い替えを検討することになりました。今回は高さ調整ができることを重視して探しまして、導入しました。

★今回は現物を確認することなく導入していただきましたが、実際に導入してみて感じられたことは?

後藤様:スタンドを組み立てる時に支柱部分が細く感じたので、強度的に問題が無いか少し心配でしたが、組み立て終わるとかなり重量もあって、4本の柱で強度的にもしっかり支えていて安定感がありましたね。

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★Enhanced Audioのマイクホルダー「M600」は、一般的なサスペンションホルダーとは異なる発想で、制振性の高いアルミ製のホルダー本体と6個のマウントスクリューとパッドによってマイクロホンを支えているのですが、マイクロホンを6点で押さえ込むことによってボディの共振を抑えています。ダイヤフラムがこの共振の影響を受けないことで、音の立ち上がりもくっきりして低域も引き締まり、より生々しい収音ができるようになりますが、Revelator 3 Proも、このM600と同じ構造を採用していて、また従来のスピーカースタンドは大きく分けて重量で支えるタイプと足の長さで支えるタイプとあると思いますが、Revelator 3 Proはアルミ製の各パーツの重量と3本の足の長さ、両方の安定性を取り入れて支えています。

後藤様:確かに、スピードも速く音の抜けが非常に良いし、この価格でこのクォリティだったら充分だと思いました。今まで使っていたパイプのスピーカースタンドは、共振の影響もあるからなのかガッツがあるように聴こえたのですが、Revelator 3 Proはそれより少し低音が締まって、少しスッキリした上品な感じに聴こえました。ここはMAスタジオなので、レコーディングスタジオのようにニアフィールドで大音量を出すことは無いのですが、MAで使用するには充分に良いと思います。 昔のスタジオでYAMAHA NS-10Mなどのニアフィールドスピーカーをコンソールのメーターブリッジの上に置いた聴き方は、低域の補強を卓の反射でしてしまって出音が良いバランスで聴こえてしまうんです。本当は直す必要のある音もバランス良く聴こえてしまうことで、結果的に音作りに対するモチベーションが下がってしまうんです。そういう点では、Revelator 3 Proは総合的なバランスもとても良いし、コストパフォーマンスが高いと感じています。 須田様:足がスパイクになっていて細いポールで振動を分散させて、しかも共振を抑えるようなアルミ素材の構造となると、必然的に出音がタイトで抜けが良くなって上品になるんですよね。でも、その構造も度が過ぎてしまうと、逆に味気なくつまらない音になってしまうんです。 素材を木やスチールのパイプに変えたり、少し構造自体を緩くすると、抜けが悪くなってハイファイさは無くなりますが、ガッツが出てきたりするんです。それは好みもあるし、業務用でもMAで求められるものやマスタリングやレコーディングで求められるものが異なると思いますが、このスピーカースタンドは何かを削がれ過ぎることもなく、良いバランスで作っていると思いますね。
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*スパイク受けは製品には含まれません。

★高さ調整ができる点についてはいかがでしょうか。

須田様:高さが変えられるのは良いと思いますね。聴きやすい高さだけでなく、床や天井との干渉しない高さも考えて、導入後もスタンドの高さを連続的に変えながら調整を詰められるのはメリットだと思います。はじめから高さが決まっていると、調整もある程度妥協しないとならないので。 後藤様:そもそも高さ調整ができなかったら、今回はRevelator 3 Proを導入していなかったと思います。スタジオを作って、ある程度機材を搬入した後でスピーカースタンドを選ぼうという状況でしたら、まだ高さ固定のものでも良いのかもしれないですが、レイアウトは決まっていてもスタジオが完成する前に選定が必要だったので、高さの調整ができるスピーカースタンドは導入の条件でした。

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★他のスタッフの方など、導入してからの印象はいかがでしょうか。

後藤様:このスピーカースタンドで実際に作業した他の8人のエンジニアの意見も聞いてみたところ、いつもは大抵使いにくいとか言う人が出てくるのですが、このスタンドについては、そういう意見を言う人が一人もいませんでした。導入した機材について全員に受け入れられたのは、多分初めてだったと思います。 その点でも、コストパフォーマンスは高いと言えると思います。ただし、この環境はレコーディングスタジオのような大音量での作業はしないので、その状況での判断はできないですが(笑)

★最後に、スピーカースタンドに求められるものとは何でしょうか?

後藤様:まず音楽鑑賞に求められるものと、制作用途で求められるものは異なると思うんですが、我々にとっては、長時間聴いていても疲れないスピーカーとスタンドの組み合わせが重要だと思います。 音が堅すぎてしまうと、どうしても耳が疲れてきて、最初に作った音が変わって聴こえてきてしまうので、ややその部分を抑えてくれた方が良いんです。スピーカーでもNS-10Mが流行った理由は、そういう点もあると思うんです。 須田様:ガッツのあるスピーカーには、制振性の高いスタンドの組み合わせとか、スピーカーとスタンドの組み合わせによって、より良いバランスで鳴らせるようになると思います。

★ありがとうございました。

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