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Tromsø(Tromso/トロムソ)は、VCO、コンパレーター、サンプル&ホールドの3つのユーティリティ・モジュールのコンビネーションを持つ、便利でクリエイティブなモジュールです。この3タイプのユーティリティ・モジュールは、それぞれを完全に独立して使用することもできます。
「VCOセクション」はFM入力からピッチコントールできる三角波の出力で、内部ルーティングで「コンパレーター・セクション」に接続されます。コンパレー・セクションの出力から得られるパルス幅は、THRESHOLDノブ、またはTHR端子に接続した信号から変化させることができます。コンパレーター・セクションの出力は標準で「S&Hセクション」のGATEに内部ルーティングされています。S&Hセクションでは、「サンプル&ホールド」と「トラック&ホールド」を切り替え可能です。
標準のルーティングでは、TROMSOをCVコントロールが可能なアナログのダウン・サンプラー(またはサンプルレート・リデューサー)としても使用することができ、Lo-Fiなビットクラッシュ・エフェクトのようなエイリアシング効果を得ることができます。サンプルレートはVCOノブで決定され、ThresholdノブがエフェクトのDry/Wetコントロールのように動作します。このデザインは1994年に作られたDistortotronというマシンにインスパイアされました。間違いなく最初のアナログにおけるダウンサンプラーまたはビットクラッシャー機器でした。Distortotronは、トロムソに拠点を置くノルウェーのミュージシャンMental Overdriveと、発明家グループPsybe(Svein BergeとHenrik Sundt)とのコラボレーションから生まれました。それはオールドスクールなサンプラーのエイリアシングやローファイ効果のために使用されました。
これらの内部ルーティングは全てセクションごとにカットインで入力することで、3つの機能は個別に使用することができるため、TROMSOはシステム内の様々なユーティリティーとして利用できます。。
TromsoモジュールのVCOは、FM入力のアッテネータが完全に開いているときに、1オクターブあたり1ボルトをトラッキングできるので、演奏されたピッチでダウンサンプリング・エフェクト・トラックを実現できます。
S&H回路には2つのモードがあり、スイッチ切り替えが可能です。