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THE EFFECTOR BOOK VOL.38で気合の入った「FUZZ FACE」特集が展開されています。
FUZZ FACE使いとして有名なエリック・ジョンソンの特別なインタビューをはじめ、FUZZ FACEの歴史、レアモデルの紹介、技術解説などなど、少し前に発売されたGuitar Magazineの「BIG MUFF」特集と合わせて、2017年に完全保存版となる2大ファズの総特集となりました。

弊社の取り扱い製品からは、現行のFUZZ FACEクローン系のクロスレビューにおいて、スペインはMANLAY SOUNDの「BabyFace(Ge)」をP37の試奏分析&レビューしていただいています。

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ミッドの濃い、安定したサウンドと動作を褒めていただいただけでなく、シンプル故に弾き手のサウンドがモロに音に現れる「本物の音」などと評価していただいています。

今回、この記事に合わせたわけではありませんが、本国にとても良い相性の良質なNKT275があるということで、BabyFace(Ge)の特注モデルNKT275バージョンを手にいれることができました。

通常はトランジスタに2つのAC125を採用する同社のFuzz Faceクローンですが、このモデルでは希少なNKT275を使用。初期型のファズフェイスのオーガニックなトーン・ストラクチャーを追求しています。

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過去にもMANLAY SOUNDのビルダーでもあり、オールド&ビンテージ・ファズの熱心な研究家でもあるローマンが製作した素晴らしいNKT275ファズサウンドを堪能したことが幾度もありましたが、今回入荷分もとても良い仕事がされていることに直ぐさま気づくことができました。

弾き始めはやはりゲルマニウム・トランジスタらしく、まだノッてこない感がありますが、検品ルームの室温を上げて(今は12月!午前中の検品ルームは寒いっ!)、5分も弾きこんだところで、サスティンの伸びや、倍音感のクリーミーさに大きな変化があります。さらにBaby Face(Ge)は内部にトリムポットがあるので、一番音がラウドでサウンドの重心がしっかりする場所に調整しました。

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バラツキの大きなファズフェイスのクローンが多いなか、1台ずつロックな愛情をこめて丁寧にハンドメイドするビルダーのローマンさんらしく、今回もしっかりとNKT275の良さを伝えてくれる最高のファズフェイスに仕上がっていました。もちろん販売用ですのでこちらから”限定バージョンBabyface(Ge)NT275″をどうぞ!

上の動画では、最初に弾いている方がノーマル使用のAC125バージョンです。カラッとした明るめのサウンドと、少し毛羽立ったファズのザラつき加減が心地よいトーンに仕上がっています。

次に弾いている右側の個体がNKT275のバージョンです。トーン全体の重心がぐっと低く、コードに音圧が感じられます。オーガニックと表現するに相応しい瑞々しいトーンが心地よいです。チューブアンプでステージ・ボリュームで弾くとこの違いはもっと明らかなものになってくると思います。

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この簡易動画も同じく最初がAC125、次がNKT275です。ギターはストラト。
どちらも良い音ですがNKT275の胸に迫るような中域の濃いハーモニクス構成は、AC125より腰が据わっていてビンテージ感に溢れたロック魂を感じますね。

パーツ点数の圧倒的な少なさ、シンプルな回路構成から、弾き手の感情をよりダイレクトに伝えることのできるFUZZ FACEでは、トランジスタの選別や相性を時間をかけて丁寧に「耳で」選りすぐっていく作業が重要ですが、この「耳で」が重要で、それはビルダーの感性や、ギタリストとしてどのようなサウンドアプローチで仕上げたいかというビジョンが如実に現れる部分でもあります。

ヤードバーズやミック・ロンソンなどのファズの音質に魅了され、自らもミュージシャンとして作品を発表し続けているローマンならではの、ファズ愛に満ち溢れたハンドメイド・ペダルは、完全な少量生産であり、全くの妥協を許さず、常にブレのないファズサウンドの魔法をケースに詰め込んで届けられます。

ぜひその丁寧な仕事の素晴らしさに触れてみていただけたら嬉しく思います!

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