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Chandler Limited REDD Microphone 導入事例 

Studio MSR レコーディングエンジニア 奥田 泰次 様

http://www.studiomsr.jp/

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★今回はChandler Limited REDD Microphoneを導入していただきまして、ありがとうございます。導入前にはデモ機をお試しいただきましたが、どのような印象を持ちましたか?

奥田様(以下:O):
デモ機では、男性と女性ボーカル、チェロ、ウッドベース、アコースティックギターで試してみました。DRIVEモードはOFFの状態で、最初聴いた瞬間はローが抑えられているように感じましたが、アナライザーで確認するとしっかり出ていましたし、U47Tubeのようなギラついた感じがなく、すっきりと柔らかい印象でした。ミックス時も音作りしやすい印象で良かったですね。

 


★特に印象の良かった楽器は?

O:
Cello Soloが、とても良い印象でした。音の立ち上がりも早く太さもあり、どのマイクに似ているとか、そういう印象は無くとても新鮮な印象でした。

唄に使ってみて感じたことですが、多くはミックス時にディエッサーを挟むことが多いですが、REDD Microphoneは高域にピークが感じられずスムーズに伸びているので、ディエッサーを使う必要も無く音作りができました。

高域のピークが少なくて、低域も良い塩梅で捕えているので、どの楽器にもとても使いやすそうだし、色々な楽器に試したくなるマイクだと思いました。

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★REDD Microphoneはマイク本体にREDD.47の真空管マイクプリアンプを内蔵しています。他のマイクには無いユニークなコンセプトのマイクですが、実際に試されて感じられたことは?

O:
マイクの本体内でラインレベルに増幅することによって得られるS/Nも良さが、大きなメリットとして感じられました。

実際の作業では、コントロールルームからモニターしながらゲインのコントロールができないので、現場によって、SSLやNEVEなどのコンソールのライン入力やEmpirical Labs LilfrEQやAMEK 9098などのライン入力で受けて、コンプレッサーへ送るレベルをコントロールしながら使いました。

REDD Microphoneはすっきりした音で個性が抑えられている分、その後に繋ぐマイクプリやコンプレッサー、EQなどで音色を調整することもできますね。

 


★導入後はどのような収録にお使いいただいてますか?

O:
SOIL & “PIMP” SESSIONS の「ユメマカセ」という曲の唄録りの際に、REDD Microphoneをファーストチョイスで使ってみました。柔らかい音で中域もしっかり存在していて非常に良い印象だったので、そのまま採用になりました。その時はREDD MicrophoneからSSL 9000Jのライン入力を通した後でコンプに繋ぎました。

別の劇伴の現場では、弦、金管、木管など大編成の収録をした際に、REDD Microphoneをバイオリンのソロパートに使いました。この時はSSL Eシリーズのライン入力に通して録りましたが、弦の倍音も綺麗に録れていましたね。

 


★いろいろな現場でお使いいただいて感じられた、REDD Microphoneの魅力は何でしょうか?

O:
やはりREDD Microphoneには本体内にマイクプリを内蔵していることで、その後に繋ぐHAとの組み合わせ、例えばSSLのEシリーズ、Gシリーズ、Jシリーズにするか、またはNEVEにするかによって、またそれぞれのゲインやDRIVEスイッチなどの設定によって音色もかなり広がってくるし、同じようにコンプとの組み合わせで音色の変化が得られるし、セッティングの組み合わせで作れる音色の幅がかなり広くなるんです。

今まではTelefunken U47TubeやNeumann U67、M269、U87、SONY C800Gなどそれぞれのキャラクターが決まっているので、現場で求める音に合わせてどのマイクにするのか選んでいましたが、REDD Microphoneが一本あるとセッティングによって幅広い音色が作れると思いますね。パッと聴きの印象だけでは判断できない、それがこのマイクの魅力だと思います。

 


★マイク本体内にマイクプリを内蔵していることで、これまで使われてきたコンデンサーマイクとはまた違った、よりクリエイティブな発想で音作りができるんですね。

O:
そうですね。暫く自分でいろいろ試したり、レコーディングの作業で実際に使いながら自分のセッティングのバリエーションを幾つか作り上げていけば、色んな現場で対応できると思いました。REDD Microphoneの元々の音色は他のコンデンサーマイクと比べてクリアで色を抑えている傾向なので、その後に繋ぐ機材の音色を生かすことができると思うんです。

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★最後に、今後REDD Microphoneで試してみたいことはございますか?

O:
できることなら複数使って、ピアノやストリングスにも使ってみたいですね。

 


★ありがとうございました。

 

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