Ciao!は4チャンネルの高品位なバランス接続可能なライン出力インターフェースに、ヘッドホン出力をプラスした、コンパクトなユーロラック・モジュールです。
レコーディングやライブで役に立つクリップ・インジケーターを搭載し、ヘッドホン出力は2つのステレオ・チャンネル(4チャンネルは2つのステレオ・チャンネル、AとBにグループされています)を素早く切り替えてモニタリング可能です。また、ジャム・セッション時にも、2つの独立したサウンドを作り上げ、それをスイッチでファイナルミックス用に切り替えて使用することも可能にします。
5HPの省スペースに、モジュラーシンセで便利に利用できるアウトプットの機能を全て搭載しています。
BASTL INSTRUMENTS CIAO!は、2系統のステレオソースをフレキシブルにミックスできる「ヘッドホンアンプ」と「ステレオ対応のバランス・ラインアウト」を持つアウトプット専用モジュールです。たった5HPの省スペースに音質、機能ともに優れたパフォーマンスが詰め込まれています。
高品位なバランス対応のライン出力(標準フォン)を装備し、PAシステムにノイズレスな信号を送ることができます。
また、フレキシブルな機能をもったヘッドホンアンプにより、2系統のソースを個別、またはミックスしてヘッドホンでモニター可能です。
チャンネルBのボリュームは上のノブで、チャンネルAは下のノブで調整できます。
メインのライン出力(バランス対応)は、チャンネルBの信号をスピーカーやPAシステムに送ることができます。
MIX A→Bのトグルスイッチが下側の設定では、常にチャンネルBだけを出力していますが、スイッチを上側にするとチャンネルAの信号をミックスして出力できます。
ヘッドホンは基本的にヘッドホンマークの印字されているミニステレオ・ジャックに接続します。このヘッドホン出力はA/Bチャンネルをトグルスイッチで切り替えてモニターできるため、現在ライン出力に送られているメインミックス(Bチャンネル)の音と、これからミックスインしたいチャンネルAのサウンドをヘッドホンで個別にモニタリングできます。つまり、チャンネルAのサウンドを調整&確認してから、Mix A→Bスイッチを上側に切り替えてメインミックスに混ぜることができます。リアルタイムのパフォーマンスに最適で便利な機能です。
ちなみにこのヘッドホンアウトはレベルをノブで適正に調整すれば、ステレオのライン出力としても利用することができます。
チャンネルA、B共に入力はステレオ対応なので、L/R両チャンネルの入力が用意されていますが、モノラルで使用したい場合には、Lチャンネル側だけに入力すれば、自動的にRチャンネルにも音声がルーティングされるので、とても使い勝手が良いです。ステレオ・スピーカーへの接続はL/Rそのままで、ステレオで使いたい場合は各A/BチャンネルのL/R入力をパッチング、モノラルの場合はL側だけにパッチングすれば常に両側のスピーカーから音が聴こえるので、ミキサーを使用するより使い勝手が良いです。
また、チャンネルBのLチャンネルだけに信号を入力すれば、自動的にAチャンネルにもルーティングされるので、CIAO!の全部の出力系統から分配出力が可能でたいへん便利です。
A ST OUTと表記されたミニジャックは、チャンネルA専用のステレオ出力です。
A ST OUTも、メインのヘッドホン出力(ステレオ・ミニジャック)も、ノブで適切なレベルに設定すれば、共にステレオのライン出力として利用が可能です。
各出力の使い分けは以下を参考にしてください。