1178のコンプレッション、サウンド、ユーザビリティを拡張させた"WesAudio ng78"

ng78は「1178」コンプレッサーをベースに多くのアップデートを加えた、次世代のステレオFETコンプレッサーです。

1178の質感にTHDやトランスによる倍音で存在感を加え、2:1レシオの追加や最長20msのアタックタイム、サイドチェイン機能など、コンプレッションの設定も拡張し、より繊細なトランジェントコントロールを実現。デジタルリコールやプラグインによるオートメーションに対応し、現代的な運用性を実現しています。

ng78の主な特長

■ 1178のコンプレッションのバリエーションを広げる機能

・+24dBuのヘッドルームを備え、余裕持った柔軟なコンプレッションが可能です。
・5種類のレシオ設定（2:1、4:1、8:1、12:1、20:1）： オールボタンモードも搭載、またマイルドな掛かり具合の2:1の設定も追加。
・オリジナルよりもナチュラルなトランジェントコントロールを実現する、スロー寄りのアタックタイムを新たに採用
（1178はスロー設定で約1ms、ng78は約20ms）。
・MIXノブによるパラレルコンプレッションに対応。
・柔軟なディテクターリンク設定：　デュアルモノ、ステレオコンプレッション（トゥルーステレオ動作）を選択可能。
・ダイナミック・リンク・テクノロジー： サイドチェイン・シグナル内のコンポーネント誤差を補正し、どのパラメータ設定でも正確なステレオバランスを維持します。
・二つの独立したセクションで構成される、洗練されたサイドチェインEQを搭載しています。
　HPF： 60Hz / 90Hz / 150Hz （ローエンドの情報を保ちながらコンプレッション）
　Hi-Shelf： 2kHz / 5kHz / 10kHz （中高域を強調して精密なディテクションを実現）

■ 質感のコントロール機能

・出力段にCarnhill製トランスフォーマーを搭載。アナログ特有の厚みとキャラクターを付加。
・THDモード： FET回路の特性を利用した豊かな倍音の付加を Low／Mid／High　の3段階から選択可能。
・サチュレーションモード： コンプレッション回路をバイパスし、入力／出力を連動して調整。サチュレーションボックスやクリッパーとしても使用可能。INPUT(DRIVE)ノブを回すことで、美しいサチュレーションが可変で加えることができます。

■ 操作性・メーターリング

・ビンテージスタイルのアナログによるゲインリダクションメーターを各チャンネルに装備。より高い視認性とユーザビリティをもたらします。
・高精度な入出力LEDメーターにより、正確なレベルモニタリングが行えます。
・独立した二つの設定を比較できるハードウェアA/Bボタン：スタンドアローンでも、二つの異なる設定をボタン一つで簡単に切り替えることができます。

■ デジタルリコール & プラグインコントロール

・デジタルリコール対応・フルアナログ ステレオFETコンプレッサー、トータルリコール & プラグインコントロールに対応し、主要なDAWとのシームレスな統合を実現。
・USB接続による簡単なセットアップに加え、イーサネット経由でネットワーク上のPCからも制御ができます。